指の動きを学べる教本【ハノン】を、工夫して使いこなす事を提案します。

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ぴぴ オンラインピアノ教室、いのうえちづよです。
独学の方の練習方法を伺う時に、【ハノン】がよく聞かれます。
こんなの↓
昔は、一般に、子どものピアノ教室の練習曲の中に、ハノンが定番として入っていました。
なので、ピアノの練習にはハノンが必要だという考えがあって、大人の方がピアノを習う場合でも、ハノンを練習教本として与える教室が多い、もしくは、子どもが使っていたからと言うことで、一般の練習教本として、選ばれているのだと思います。
ハノンを使う事には、反対はしません。
モーツァルトやショパンなどの曲を満遍なく弾くには、ハノンで学ぶ事がとても有効だと思うからです。
ただ、このハノンで、疲弊される大人の方がとても多いのも事実。
そこで、このハノンでは、【何を学べるのか】ということをお話ししますね。
何が学べるのかを理解して、ハノンに振り回されるのではなく、自分で使いこなしてみてください。
間違わずに弾くのではなく、音形が弾けるようにする
ピアノ曲では、基本的に【いろいろなパターンの音の形】の積み上げで曲ができています
具体的には、音階だったり、付点の音形や和音などですね。
曲の中には、音階の形がそのまま出てきたりするからです。
また、その曲を演奏するために必要な指の形で言うと【指くぐり】だったり、【指ごえ】だったり。
これなどは、本当に初歩の基礎の部分ですが、これを使ってピアノを弾くと、指で鍵盤上をどこまでも走って行けるとても有効な【指の形】になります。
なので、このように、曲の中に繰り返し出てくる音形を、前以て勉強しておく。
すると、
練習しようと思っている曲が、弾きやすくなる
というのが、テクニック本を使う意義です。
さて、ここで取り上げるハノン、
やたら、早く弾ける事にこだわる方がいらっしゃいますが、まず、早く弾けるようにする目的はなんでしょう。
ピアノをスラスラ弾けるようにするため・・・?
さくらさん
そうですね。
ピアノをスラスラ弾けるようにするため=指がその動きをさっとできるようにする為
スラスラ弾けるようになるとは、指が【音形】を覚えて動くようになると言う事ですね。
なので、
スラスラ弾くための速度が早く出来るようになった場合、最後まで間違わずに弾く事にこだわる必要はない
と思います。
これにこだわり過ぎると、目的が違ってしまって、間違わずに最後まで弾く事にすり替わってしまいますね。
これで、【ピアノが嫌いになる方】、正確には、【ピアノの練習が嫌になる方】をたくさん見てきました。
曲の目的を見極める
次に、曲の中身を見てみます。
まずは、ハノンの1番。
この曲は、5.4の指の間を広げるための練習曲です。
指を、音を1個飛ばしで広げるためには、普段し慣れない動きなので練習して感覚を掴む必要があります。
曲の中には、1個に限らず2個3個飛ばして演奏の曲もありますが、大体1つ飛ばしの感覚を掴むと他の曲を弾いた時にも生かせるようになります。
指の動きが感覚的にわかってくるからです。
2番の曲はどうでしょうか。
2番の曲は、右手の指遣いが【1.2.5.4.3.4.3.2】です。
2番目に出てくる2の指と5の指の間に指2本しかないところに、3つの鍵盤が挟まっています。
ここを弾くためには、少し指と指の間を広げる必要がありますね。
この曲を勢いで、両手で演奏する必要はありません。
まずは、ゆっくり片手でこの動きを習得しましょう。
どうでしょう?
このように、ハノンの曲には、それぞれの曲で目的があるんです。
確かに全曲満遍なく、網羅して、演奏出来るようにするとどんな難易度の曲でもドンと来い!となりますが、
必要に応じて、曲を取り出して練習するのも効果が期待できます。
ハノンを使う事に反対はしませんが、振り回されるより、こういう使い方をして、振り回す側に回ってみる使い方が苦しまない方法だと思います。
まとめ
ハノンは、指の練習と言うより寧ろ【指の動き】を学べると言えます。
速い速度で弾けるようになった時は、その動きが習得できたと言えるのではないでしょうか。
この教本については、
間違わない事を目的としない事。
全部、弾かずに、必要ん曲を取り出して練習してみる事。
使い方に一工夫があるときっと素晴らしい教本になると思います。
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