1曲に何年もかかっている方は、練習スケジュールを組みましょう。方法について解説。

鹿児島県鹿児島市ぴぴピアノ教室、いのうえちづよです。
卒業演奏で弾いた曲があるんですが、かれこれ34年弾き続けています。(^^;)
ショパンのソナタです〜。
まだ、全然仕上がりません。
なので、同じ曲を何年も弾くという事に全く抵抗はありませんが、生徒さんによっては、ものすごく気にされます。
そういう方には、仕上げるスケジュールを立てるという事をお勧めします。
スケジュールの立て方
ぴぴピアノ教室の大人の教室は、定期レッスンが、月3回組めます。
この場合、年間36回。
教室に通われていらっしゃる方は、ご自分のレッスン回数に当てはめて考えてみてください。
このレッスン回数で、6ページの曲に取り組んだとして、
1ページを6回のレッスンで仕上げるといいという事になりますよね。
最後は、合わせて通しレッスンもしたいので、だいたい5.6回で仕上げるとしましょう。
ふんふん、なるほど。これだと大体の見通しが付きますね。
さくらさん
でしょでしょ。
Chizuyo
もっと細かく行きましょうか。
1ページが3段の曲で、1段の小節が4小節だった場合、1段を2回のレッスンで仕上げるといいという事です。
実際は、曲によって、2部形式などの形式で出来ている時は、同じようなフレーズが繰り返されますよね。
↓こちらは、子どものピアノ教室のブログですが、形式について書いています。
という事は、1回目のAという部分の音取りができたら、2回目に出てくる同じようなフレーズのAという部分は、音取り(譜読み)は必要ないです。
ざっと音の確認だけで、終了!という事になります。
例えば、ベートーヴェンのエリーゼのために。
教室では、この楽譜は、リピートが使ってある楽譜を使うので、だいたい5ページです。
すると、1ページ目の部分を音取りできたら、後、同じ部分が途中と最後に出てくるので、
この時は、音の確認だけします。
次に、クライマックスの部分が、2回出てくるので、この部分では、丁寧に音取り(譜読み)しますよ。
じっくり時間をかけます。
月3回レッスンだった場合、
生徒さんの取り組み方にもよりますが、物凄く時間をかけたとして、
1つの盛り上がりの部分で、3ヶ月です。
3ヶ月長いと思われますか?
うまくいって、1ヶ月弱です。
大人の生徒さんの場合、仕事もあるし、家族の事も有ったりするので、練習にかける時間が取りにくいということもあるので、そこを考慮します。
その曲が弾けるようになりたいのは、生徒さんご本人。
本人が努力をして当たり前だととらえます。
練習していて困ったら、lineでもメールでも何でも送ってくださって大丈夫になっています。
たとえ5分でも鍵盤に触ってください。
生徒さんのお話を伺っていると、気持ちが焦って、結局は、嫌になってしまう。
いつぐらいに仕上がるのか自分じゃわからないけど、見通しの立て方がわからない。
と焦りの気持ちが出て来るんですね。
期間がしっかりと決まっている場合の対処法
曲を仕上げる時は、1ヶ月しか無い!では無くて、1ヶ月をどう使ってどのように練習していくかが、必要です。
闇雲に練習してもだめですね〜。
辛く苦しくなるだけですもん。
なので、やはり、そこまでの期間を考慮して、逆算して練習しましょう。
まとめ
今日書いたのは、長くその曲を弾いて仕上げるのが嫌、とおしゃる方を対象に書いてみました。
レッスンで出された課題をコツコツこなしていけば、曲は仕上がりますが、その事にどうしても取り組めない場合は、こういう方法で、スケジュールを組んでみてくださいね。
仕上がった時の嬉しさは格別!
応援していますから、頑張ってみてくださいね~。
今日も、お読みくださってありがとうございました。
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