コードで簡単な伴奏を考える時、学校現場で働く先生方へお伝えしたい事。

ぴぴオンラインピアノ教室【大人の初心者ピアノ教室】いのうえちづよです。
お教室では、割と走り込みで、【何とかして下さい!】という学校の先生が、おいでになるんです。
『伴奏をしないといけなくなったから、直ぐに弾けるようにして下さい!』
という方です。
いくら、私が、なんちゃって演奏を推奨しているとは言っても、流石にこれは、無理です。
弾けるか弾けないかは、ご本人の練習しかないのですよ~。
ただ、お教室でも、まず、コードの記号による1音奏に取り組んでいますので、取りあえず、この練習法をお伝えします。
コードで簡単な伴奏を考える時、学校現場で働く先生方へお伝えしたい事。
学校や幼稚園では、行事に合わせて伴奏をしますよね。
学校内だけの発表の場なら、楽譜を少し簡単目に編曲することが出来ます。
ですが、郊外での行事の場合、それが出来ません。
楽譜を作り変える事が出来ないんです。
なぜなら、それが審査の対象になっている事もあるし、子ども達がその音を聴きながら、歌を歌っていたりするからです。
それ以外の場合なら、楽譜の音を弾かなくても、書かれているコード記号を使って、簡単めにアレンジできます。
コードの中の音を、1つだけ使って演奏する方法です。
コードの1音奏
Cコードの中の音は、ド・ミ・ソで、Dコードの場合がレ・ファ・ラです。
基本形の根音は、Cコードは、ド、Dコードでは、レとなるんです。
根音については、こちらで詳しく書いていますので、宜しかったらどうぞ。↓
これが出来て来ると、【ああら、ふしぎ】1音奏では物足りない、ってなって、皆さん、コードのお勉強をされるようです。
私のピアノ教室は、クラシックの教室なので、ジャズコードとか、ポピュラー理論とかは、扱っていません。
扱う曲は、楽譜があれば何でも扱っています。
Chizuyo
クラシックは、基本、教本をそのまま演奏なので、アレンジはありません。
ここでのアレンジは、自分なりに弾くというアレンジですね~。アレンジされた、市販の楽譜は、ありますよ。
Chizuyo
それでも、コード(=和音)の基本形や展開形、音の進行法(=クラシックにもあります)などを扱うと、またまた、ああらふしぎ、皆さん、ご自分でアレンジされて弾き出されます。
嬉しい事ですね~
Chizuyo
アレンジと言えども、基礎の部分を使ったものばかり。
付点のリズムも基礎練習では延々と演奏しますからね~。
基礎がたっくさん集まって、曲ってできているんですね。
だから、もちろんアレンジもそうなんですよね。
音楽って、自分で出来るようにならないと本当に楽しくないと思うので、ここまで来ると、後は、楽しむだけだと思うのです。
教本どおりに弾くも良し、右手だけで演奏するもよし、簡単伴奏が付けられれば、【なお良し】ですね~。
楽譜通りにたくさん弾いておられる方は、弾き方の引き出しがたくさん出来ているので、アレンジの際は、それをひっぱり出してきて演奏すればいいのです。
例えば、短前打音と呼ばれるこれ!
これを、『ちゅうりっぷ』の楽譜に付けちゃうと、ジャズッぽくなるという優れもの。
子どもさん達が歌う純情可憐な童謡がちょっと気だるい大人の雰囲気に~!
っとなるわけです。
この前打音、クラシックでも、たっくさん出て来ますよね。
この楽譜は、ベートーベンのトルコ行進曲から切り出しましたよ。
こういう風なアレンジができると、嬉しいですよね。
これも立派なアレンジですよ。
なので、コードを使ったアレンジも、最初は、コードの根音を使った、1音奏から、だんだんと『進化』していければいいですね。
だから早めに、和音の演奏だけでも取り組んでおくといいと思います。
まとめ
先生方のお悩みは、様々なので、和音を使った1音奏が通用しない場もあります。
そんな時は、しっかりと楽譜の音を練習しないといけないと思います。
なので、出来れば、もう少し早く対応されるといいのかなあ・・と思います。
ぎりぎりだと、やっぱり大変だと思うのです。
ぴぴピアノ教室、駆け込み寺でもいいんですけど、やはり苦労されるのは、ご本人なのです。
今日もお読み下さってありがとうございました。