プロフィール
- 井上千津代
- ピアノ教室歴24年・教員歴6年
- 学生時代に「間違った弾き方」で苦労した経験や教室経営での成功体験から、子供さんから大人の方までの生徒さんと先生方を応援しています。
皆さま
はじめまして
ぴぴピアノ教室を主催しております、いのうえちづよです。
自己紹介をさせてください。
■ピアノの楽しさが活力になった子供時代
私の両親は特に音楽が得意だった訳ではありませんが、音楽好きな母がピアノを買ってくれて、近所のピアノ教室で3歳からピアノを習わせてもらいました。
子供の頃は、とにかくピアノが好きで、学校から帰った後も余り外に遊びに行くこともなくピアノばかり弾いているような子供でした。
バイエルを使ったレッスンも嫌いではありませんでしたが、それよりもアニメソングや歌謡曲をまねて弾くのが大好きで、その楽しさこそが私がピアノをここまで続けて来られた原動力になっていると思っています。
そのこともあって、私の主催する子供向けピアノ教室は、「音楽の楽しさに目覚めてもらう」をモットーにやっています。
■スランプを感じた中学~高校時代
中学校の時は音楽の先生のお声がけで、合唱部のオペレッタの伴奏をしたり、クラス合唱での伴奏等に参加しました。
高校時代になると一種のスランプに陥ってしまいました。
なかなか弾けないので、テクニックの本を躍起になって練習してみたり、できないからと練習せずに過ごしてみたり・・。
なかなか弾けないので、母親にもうピアノは辞めたいとまで言いました。
今、思い返すと、高校の頃は「ピアノで楽しく生きる」という最も大事な軸であり目標に自信がもてなくて、周囲の一般論や、この先の進路や人生に思い悩んでおり、それがそのままピアノに出ていたのだと思います。
だからこそ、中高生を指導するときには、ピアノだけでなく、時には生徒さんの悩みにも耳を傾けるように心がけています。
■「音楽の教師になる」という目標に邁進した学生時代
短大に入学して間もなく、教員免許を取れる事を知りました。
「子どもの頃から夢だった、音楽の先生になれる!」
そう思って、必死で勉強しました。
教育実習では母校の中学に行き、あらためて若い子たちに音楽を教える喜びを感じました。
■教員時代
音楽の教員は6年続けました。
最初の3年間は鹿児島市の吉野中学校。
次の3年間は奄美群島沖永良部島の和泊中学校に赴任しました。
念願かなって音楽教師になったわけですが、当時の音楽の授業は、成績の為の音楽が殆どで、ピアノや音楽を学んでいない子はついていけない音楽だと残念に感じていました。
義務教育の音楽は、どんなレベルの子どもでも楽しめる必要がある、という思いが強まっていた中。『【和音】(コード)を使って1つの音を演奏するだけでも合奏に参加して楽しむ事が出来る』という事に気づき、ここからコードを使った演奏というものに目を向ける事になりました。
しかしながら、公立の中学校ではオリジナルなカリキュラムなどやらせてもらえるはずもなく、「いつかこのコード奏をカリキュラム化して、だれでも簡単にピアノが弾けるレッスンを開発しよう」と思いを温めていました。
■自分の演奏の間違いに気づいた「第一期ピアノ教室」
中学校を退職後、結婚、出産を経て、子供が小学生になった頃、近所の方にピアノを教えて欲しいと頼まれ、それを機に自宅でピアノ教室を開業しました。
しかし、練習不足の影響か年齢の影響か、手がガチガチで、うまく指が動かないな・・と感じていました。
慣れてくれば指もまた動いてくれるだろうと思っていましたが、動くどころか手に強い痛みを感じるようになりました。
その時、高校の頃に感じていた疑問を思い出しました。
実は高校位の頃から、ずっと疑問に思っていたことがありました。
それは弾き方に対する疑問でした。
同学年の友達の演奏が軽やかに感じるのに対して、自分の演奏の仕方はどうも力が入りすぎている。
また、ピアノを弾いていて手が痛くなることがよくある旨を友達に話しても、友達からは別に手が痛くなることなど、ほとんどないと言われていました。
『なんで、私は手が痛いんだろう・・・』
この疑問に今一度向き合い、その解決策を見つけることはピアノ教室にも役立つと考え、いろいろと調べてみました。
いろいろな本を読んだ、他の先生方のお話を聞いたりして、出てきたキーワードは
「脱力」でした。
ピアノの弾き方には、正しいフォームがある・・・
ピアノは、簡単に言うと、ハンマーでピアノ線を叩いて音を出すと言う構造になっていますが、これを強く響かせようと力を入れて押し込んでも、決して良い音色がでるわけでもなく、それどころか、「押し込みながら弾く」「打鍵する」と言う癖がつくとかなり指に負担がかかってしまい、それが、腱鞘炎や腕が痛くなったり肩が痛くなったりの原因になるということがわかりました。
そして、そのような症状を出さないためには「姿勢は正しつつ、体幹や丹田の土台はしっかりとさせながらも、肩や腕は脱力を心がけながら演奏する」という事が大切であることが、お恥ずかしながらピアノ教室の先生になってから気づきました。
今でも、痛みを抱えた生徒さんがたまに来られますが、その時は自分の過去の経験やこの時の気付きをもとに、ご指導させていただいております。
■心機一転「第二期ピアノ教室」
息子二人が成人し、東京に就職したことを機に、長年うまくいっていなかった夫と離婚しました。
私の方から離婚を切り出したこともあり、慰謝料も何ももらうことなく、家を飛び出してしまったわけですが、とにかく「自分の力で生きていくんだ!」「ピアノがあれば生きていけるんだ!」「オリジナルなピアノ教室を作るんだ!」という思いで、一人で一軒家を借りてピアノ教室をやり始めました。
「ちゃんと食べていけるのだろうか・・」
若干の不安はありましたが、「ピアノと一緒ならなんとかなる!」と信じて、自分の音楽に対する考えやピアノに対する思い、また、ピアノを通じた交流や思い出をSNSで毎日発信していきました。
■「ピアノで生きる」を加速させた「発信力とオンライン」
ブログで自分のピアノレッスンについての理念や内容を発信するようになってから色んな方から問合せをいただくようになり、地元のFMラジオで、コード奏を生かしたラジオ番組【指1本からの弾き歌い】で半年間、先生役を担当させて頂きました。
また、生徒も60人に増え、お陰様で一人で教室で教えられる限界にまで達しました。
収入も安定し、女性として自立できたと感じたとき「ピアノは生きる力をあたえてくれる」と確信しました。
そして、その生きる力を、広く伝えようと、「ピアノで生きる」をテーマに次世代のピアノ講師や副業でピアノの先生ができるようにオンラインレッスンの準備を始めました。
■現在そしてこれから
現在まで、2,000人以上の生徒様とご縁を頂き、個々に合わせたレッスンを行って来ています。
また、この経験を生かし、ピアノ教室経営のコンサルティングサービスも始めました。
さらに、教員採用試験や・教員での経験を生かして、譜読みを苦手とする、学校や幼稚園の先生方・保育士の方へのコードを使った特別レッスン、合わせて授業の心構えを伝えるレッスン、更に弾き歌いなどのやり方・授業の展開などについても実施中です。
生きる力を与えるピアノ。
生きる喜びを感じるピアノ。
これまでの経験をいかして、あなた様の素敵なピアノライフをお手伝いさせていただきます。
2022,12,06 井上千津代
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実績と経歴
ぴぴピアノ教室 井上千津代
1965年9月12日 鹿児島県生まれ
鹿児島短期大学音楽科 ピアノコース卒業
中学校教諭二種普通免許 《音楽》 取得
鹿児島県教員採用試験音楽 合格
中学校教諭6年を経て2000年 「ぴぴピアノ教室」開業
対面レッスンに加えて、オンラインレッスン、及びコンサルティングサービス等も加え、『ピアノの総合的アドバイスサービス業』として現在に至る。
■教職員時代:
吹奏楽部の顧問としてマーチング指導などに尽力しました。
■姶良市にて対面レッスン専門のピアノ教室OPEN:
「生きる力を育てる」をモットーに3歳から80歳の方まで、幅広い年代の生徒さんにご指導させていただきました。
■ラジオで講師:
【指一本からの弾き歌い】と題して、コードを使ったラジオ番組で、半年間のラジオ出演をさせていただきました。
■鹿児島市にて対面ピアノ教室OPEN:
地域の小中学生を対象に指導しています。
■オンラインレッスンの開始:
2019年オンラインによるピアノレッスンサービスを開始。東京・神奈川・大阪・福岡など全国に生徒さんが広がることになりました。
■保育士・学校の先生向けレッスン開始:
譜読みを苦手とする保育士、学校の先生向けに、コードを使った特別レッスンをオンライン又は対面で実施中です。
■ピアノ教室経営に対するコンサルティングサービス開始:
SNSでの集客方法から退会率を低下させるマネジメントスキル。また、HPの作り方からマーケティングまで、専門のコンサルティングスタッフもチームに加えサービスを提供中です。
■執筆:
ムジカノーヴァ
■著書:
「ピアノ初心者が 最初に学ぶピアノ演奏のための知識 【独学10日間】
「ピアノには弾き方のコツが有る!こうやって弾けばいいんだ!がわかる本: 大人のピアノ初心者さんの為の ピアノの弾き方メルマガ 過去記事集」
「なるほど!納得!独学で学ぶピアノのベーシック入門」
「みぎ手はど〜れひだり手はど〜れ: おかあさんといっしょにピアノを弾こう」
「これはなんの音かな: おかあさんといっしょにピアノを弾こう」
「線はなん本?: おかあさんといっしょにピアノを弾こう」
「どんなリズムかな: おかあさんといっしょにピアノを弾こう」