ピアノのレッスンでの基礎練習は指番号カード
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ぴぴピアノ教室、いのうえちづよです。
ピアノでは、指の練習のための教本を使う事があります。
野球やサッカー、バレーなどの選手が、走ったり、素振りをしたり、試合をする前に取り組む基礎の練習に当たりますね。
今日は、ぴぴピアノ教室での基礎練習のご紹介です。
曲の一部分を取り出して練習
ピアノの本てなんであんなに沢山あるんでしょ。
おかあさん
それは、曲の楽譜以外にテクニック用の楽譜というのもあるからなんです。
私も使いましたが、ハノンから始まって、ツェルニー〇〇番とか。
もう今はあまり使われていないものもあるのですが、なぜか大学の指定楽譜が、そのあまり使われていない楽譜だったりします。
そこで、多様化している教材を使いまくっていたら、本当に追いつけないので、曲の中に出て来る基礎部分を取り出して練習する事があるんですね~
基礎練習をして曲に移っていくという考え方ではなくて、曲の練習をしながら、基礎の練習もやってしまおう!という感じでしょうか。
ちょっと順番が逆なんですけどね。
Chizuyo
例えば、【指くぐり】というテクニックがあります。これも基礎ですよ。
これは普通に曲の楽譜ですが、この赤丸で囲った部分に出てきています。
次の例は、【音階】と呼ばれる【音の集まり】の部分です。
これは、【ニ長調】という調の音階【スケール】と呼ばれる部分です。
下の楽譜は、教室で使っている音階練習用の楽譜ですが、
この部分が【バッハ】の【メヌエットト長調】の中に出てきているんです。
ココ↓
同じ場所の音から始まっているのがお判りでしょうか。レの音です。
他にも、いろいろんな楽譜の中に、基礎練習の部分が出てきているんですね。
このように、基礎教材を使わない時は、曲の中で基礎が使われている部分を取り出して練習する事が出来ますね。
教材を使わない場合は指番号カードを使う
教材を使わない場合、生徒さんがまだ習いたてで、譜読みが進んでいない場合、使っているのはこれです。
指番号で使う1~5までの番号カードです。
番号カードを適当に並べて、その番号通り、片手ずつ時間を計って数回繰り返すという事で、習い始めの基礎練習になります。
例えば、24531の順番だったら、
2=人差し指 4=薬指 5=小指 3=中指 1=親指になりますから、ドレミファソの鍵盤で演奏したとすると、【レファソミド】という音の並びになって、これを数回繰り返す練習が出来るという事になりますね。
他に、51423の順番だったら、
5=小指 1=親指 4=薬指 2=人差し指 3=中指になりますから、同じようにドレミファソの鍵盤で演奏したとすると、【ソドファレミ】という音の並びになって、これを数回繰り返す練習になりますね。
もちろん、達成感のためにノートに記録もしています。
基礎練習をやったほうが、やはり上達は早いです。
なぜなら、指がいろんな動きに慣れてくるからです。
私の子どもの頃習っていたピアノのレッスンでは、基礎の練習から曲の練習まで、4冊ぐらい抱えて練習していました。ですが、その本を使わない場合、基礎の本を別に選ばなくても、基礎の練習はできるんですね。
この方法、やっぱりゲーム感覚で、生徒さんも喜びますよ~。
まとめ
教室では、基礎練習の方法として、教本を使うより、曲の中から取り出した部分を使ったり、指番号を書いたカードで基礎練習をしています。
なぜなら、基礎の練習はやはり大切だからなんです。
もちろん教本を使ってもいいのですが、曲の練習で精いっぱいな生徒さん達に、少しでも諦めさせず、ピアノの練習に取り組んでもらいたいからです。
そのために、このような方法を考えています。