ぴぴピアノ教室【子どものピアノ教室】、いのうえちづよです。
おかあさんといっしょシリーズ、久しぶりです。
よろしくお願い致します。(^^)
針山で、指の形を直す。感覚だけでもつかめればOK!
指の形って、重要です。
特に子どもさんの場合は、大人と違って更に直らない。
伝える言葉のイメージがわかないからでしょうか。
今日使うのは、針山です。こんなの↓
お裁縫をする時に使う、アレです。
こんな形をした、お母さん手作りの針山でもいいですよ。
ボールでもいいのですが、ぐらぐらするので安定するほうがいいと思います。
これの上に、手を置きます。
すると、少しだけ手が上がりますよね。
特に、親指です。
打鍵するとき、第1関節全部で今まで弾いていた生徒さんは、
「あれ?弾きにくい・・・」となります。

これで、弾くの、難しそう・・・。
まず、ここからですね。
打鍵するのは、基本的に、親指の横のちょっぴりの部分です。
この部分で打鍵するには、親指で打鍵する時斜めになっていないといけないんです。
「基本的に」です。
音色が欲しい時は、意図的に親指を全部使う時もありますが、子どもの生徒さんはあまり使わないテクニックなので、まずは先っぽだけ使って欲しいと思います。
なぜ、先の方だけで弾かないといけないの?
なぜ、先っぽだけで弾かないといけないのかというと・・・
親指全体を使っていると、親指で打鍵した後、他の指で打鍵する時に、一旦手首を上げて他の指を打鍵するようになります。
じゃないと届かないから、ですね。
この手の上下運動があると、指から指への移動が、遅くなります。
この動きのせいで、リズムが変なふうになったりします。
私も長年、指の形で苦しんできました。
レッスンで、テクニック本を弾くと、手首の上下運動が出るんです。
毎回注意されてました。
手首の下に指を置かれたり。
これ、手首の位置が低かったんですよね。
たった、それだけ。
レッスンでは、これを本人に自覚してもらえるように、

手首が下ってるよ〜
指のお山を意識してね〜
形が悪くなってるよ〜
など、声掛けをしています。
ショパンやベートーベンを弾けることは素晴らしい。
素晴らしいのですが、逆を正せば、手の形が悪いと弾くことが出来ません。
基礎なので、短い曲を弾くのも一緒です。
そして、生徒さんが思うのは、
「私下手なんだ・・・」
ってこと。
下手じゃないのにね。
だから、絶対に直して欲しいので、私も声掛けがんばります。
針山・・100円ショップにも売っています。
お母さんの手作りでも、もちろん、いいです(^^)
針山を選ぶ時の注意点
あまりに小さいと、がっぷり手で包み込んでしまうので、親指全体が、下についちゃいますね。
これだと、目的に合わないので、少し大きめを探して下さい。
ここは、重要ポイントです。
必ず、大きめをお願い致しますね。
まとめ
今日は、ちょっとした曲を弾くにも、ベートーヴェン弾くにも、大切な指の形について、書きました。
ぜひぜひ、お子さんと遊び感覚で、取り組んでみてくださいね。
今日もお読みくださってありがとうございました。