譜読みが終わったら“見る場所”を変えよう|仕上げ段階で気をつけたい目線のタイミング

hand_clap 練習方法
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こんにちは、 いのうえちづよです。

さくらさん
さくらさん

楽譜の読み方って、タイミングが有るんですか?
私、段々と遅くなっていくんです。

今日はこういうお悩みにお答えしてみますね。

曲の仕上げの段階にはいったら、楽譜の読み方のタイミングに注意しましょう。

ピアノを弾く時、音を出す瞬間に、音を出すための動きに入っていると、音が鳴った時って、既に、1拍目が過ぎちゃっていたりします。

さくらさん
さくらさん

どういうことですか?

例えば、「こんにちは!」と挨拶するときも、いきなり口が動くわけではなくて、少し身体が前に傾いたり、目が合ったりしてから声が出ますよね。
ピアノも同じで、「鳴らす前の準備」がタイミングの鍵になるんです。

例えば、手拍子をする時、手を開いて準備する時間があります。これって、つまりは、その動きをするためには、その前から動き出さないといけないということですよね。

ピアノを弾く時も全く一緒で、打鍵するためには、その前から動き出さないといけないです。
そうじゃないとそこに少しのズレが生じるんですね。

はなちゃん
はなちゃん

ずれ・・?

いのうえちづよ
いのうえちづよ

そうそう、ズレです。

このズレが、「チリも積もって・・・」で、少しづつ音楽がズレていって、遅くなるんです。こういう演奏って、聴いていても、なんか重い感じがするってなりますよね。

しゅうさん
しゅうさん

どうすりゃいいですかね?

 

いのうえちづよ
いのうえちづよ

おすすめの方法があります。

仕上げの段階では、音を数個まとめて読むようにすると音楽が流れるように演奏できます。

「数個まとめて読む」とはどのくらい?

「数個まとめて読む」と言っても最初はイメージが湧きにくいですよね。

例えば、「ドレミ」「ファソラ」など3つ1組の小さなかたまりでOKです。慣れてくると、1小節やフレーズ単位(4〜8音)でも見られるようになりますよ。

なので、ゆっくりテンポで良いので、少しだけまとまって読みましょう。

まとまって読むと、指もまとめて動くので、結果、たどたどしい感じではなくて、流れるように演奏できます

聴いている方も、いいわあ・・となりますよ。

常に“ちょっと先を見ておく”ことが、流れのある演奏につながります。

まとまった音を読み取る → 演奏しながら・・ → 次の音のまとまりに目を移動させる

という動きが流れのある演奏に繋がるんです。

まとまりで読むにはフレーズを意識するといいです。
フレーズについての記事はこちら↓

はなちゃん
はなちゃん

むずかしい〜・

譜読みはもう既に終わっているから、音としては頭に入っているので、後は、まとまりを意識し確認しましょう。

いのうえちづよ
いのうえちづよ

ピアノ譜の読み方としては、一般的なので、出来るようになるといいですよ。

コツとしては、フライング気味に動くといいよ、という感じでしょうか。やりすぎちゃうと、慌てたように聴こえるので、そこは注意が必要です。

🎹こうしたちょっとした“コツ”が、演奏をぐんと変えてくれます♪
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まとめ

楽譜の“どこを見るか”って、仕上げ段階ではとても大切です。
譜読みが終わっているからこそ、「数音ずつまとまりで読む」「先を見ながら弾く」この2つを意識するだけで、演奏がスムーズに流れていきます。

ちょっとした“目の動かし方”で音楽の印象がぐんと変わりますよ。
「そろそろ仕上げだな」と思ったら、ぜひ意識してみてくださいね♪