音のまとまりを表すフレーズを意識するとさらに上行く演奏になります。
ぴぴピアノ教室、いのうえちづよです。
音楽って、どうして区切られているの?なんか窮屈じゃない?この線が、気になってうまく演奏できないのよね〜。
はなちゃん
今日は、こういうご質問に答えてみますね。
目次
音のまとまりを表すフレーズを意識するとさらに上行く演奏になります。
教室の生徒さんの中に、この縦線が、気になって演奏が出来ないという方がいらして、この縦線を修正ペンで塗って隠して、練習してもらった事がありました。
この縦線の役目は、音楽の拍子を区切っているんですよね。
仕上げの段階に入ったら、縦線ではなくて、フレーズを意識しましょう。
更に上行く演奏に繋げることが出来ます。
縦線を利用した練習は、譜読みまでにとどめよう
昨日、教室twitterでhttps://twitter.com/tounpipi
こういう事をつぶやいたんです。
小節の中で、4分の3拍子の場合は、縦線と縦線の中は、3拍分の長さが入っています。
4分の4拍子の場合は、4拍分入っているんですね。
この事は、演奏する時に、カウントしやすい便利な事です。
でも、この線を意識しすぎると、上につぶやいたようなことになってしまうので、少し、厄介ですよね。
レッスンでも、縦線で音楽が終わってしまう方がいらっしゃいます。
縦線は、音楽を区切っているわけでは有りません
この線は、音楽自体を区切っているわけではないので、この線を意識すると、音が流れるように演奏できないという場合があります。
例えば、この赤の矢印が指しているカッコ。
もしこの縦線が、音楽自体を区切っているとしたら、縦線をまたいだ、こういう記号の書かれ方はないはずですよね。
演奏する場合は、この縦線を意識せず、音符に渡してある記号を意識して演奏しなきゃ、です。
この線で音が切れるという事は、演奏者のフレーズの区切りに問題があるのではないかと思うのです。
フレーズの区切り
演奏する時、先程も書きましたが、この縦線で、音楽が終わるわけでは有りません。
曲の仕上げの段階に入ったら、部分練習の範囲を縦線にせずフレーズごとにしてみましょう。
フレーズってなんね?
ネコ太郎
音のまとまりだよ。以下で詳しく説明するね。
Chizuyo
例えば、曲の演奏の目標を縦線にするという事は、文章でいうと、文字数で区切るという事です。
みかんの花が咲いている
これを、4つの文字数で区切るとしたら、
みかんの はながさ いている
となります。
なんか、言葉が変・・・
はなちゃん
なんかへんですよね。
言葉のまとまりを大切にするということは、
みかんの はなが さいている
となります。
音楽では、このような言葉のまとまりがいわゆるフレーズと言ってもいいと思います。
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音楽にも、まとまりが有る
音楽にも、まとまりがあります。
楽譜に、丁寧に、フレーズが書いてある場合は、楽ですね。
最初の画像のように、縦線で区切らず、フレーズで練習するようにします。
もし、書いていない場合は、前後の音をよく見て下さい。
こういう場合は、前の1拍分から、音楽が始まっている場合が多いです。
なので、この部分が、フレーズになります。
この楽譜は、フレーズの表記があったので、わかりやすい楽譜でしたね。
習っていらっしゃる場合は、わかりにくい場合は、フレーズの確認されると、弾きやすいです。
余談ですが、こういう部分がうまく弾けない時は、一息で弾くと良いので日始める時に息を吸って弾き始めるとうまく行きますよ。
まとめ
音楽には、国語みたいに、文字のまとまりならぬフレーズのまとまりというのがあります。
そこに注意すると、音楽が、流れるように演奏できるんです。
譜読みが終わって、指遣いも出来るようになったら、次は一歩上行く演奏に挑戦しましょう。
そこを注意すると、音楽が素晴らしく流れるように演奏できるようになりますよ。