ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。

ド・ソ・ミ・ソの和音って、左手がバタバタしちゃって音が大きくなるんです
この、ド・ソ・ミ・ソの和音をアルベルティ・バスって言うんです。
アルベルティバスとは、分散和音の事です。
Wikipediaより引用
伴奏の処方の一つで、古典派音楽で多用された。
イタリア後期のバロック音楽の作曲家のドメニコ・アルベルティが愛用したため、この名が付いたが、アルベルティが開発した処方という訳では無い。
今日はこの分散和音の弾き方のコツです。
アルベルティ・バスの説明と活かした演奏方法
分散和音、皆さんがよくご存知の曲はこれでしょうか。
Mozart ピアノソナタハ長調1楽章の冒頭部分より抜粋。

Mozart ハ長調 K545 1楽章より抜粋
そして、ちゅうりっぷなどの童謡の伴奏にも使える優れものです。
ここでは、ハ長調のⅠの和音ですね。
和音、ド・ミ・ソを、分散(=分けて)して弾きます。
分散和音を生かした練習の手順
この分散和音。
主役の右手を引き立てる為の脇役なのに、大きく演奏しがちなんですね。

そうなの?

なぜなら、右手の主役メロディより、左手の方に意識が要っちゃうからなんですね。
からです。
右利きの方は特にそうかもですね。
・練習の手順
- 5・1・3・1の指の動きを、机の上で、左の指に覚え込ませる。
- いざ演奏に入ったら、右手のメロディに意識を向けて、よく聴くようにする。

右手のメロディを意識する・・。
意識するために、よく聴くと、この事だけで、左手の音が目立たなくなります。
弾けない弾けないと思っていると意識は、どんどん左手へ。

ふむふむ・・。
結果、左手の分散和音の音を耳がしっかりと捉えようとします。

なに・・!?
そうなると、左手も大きく演奏する事に協力しますから、
左手=マカセロ!
益々大きな音へ。

オーマイガッ!
これが、悪しき【左手が大きくなる~】の図です。
大切なのは、メロディ部分。

メロディ部分を意識して、よく聴きましょう。
左手の分散和音、演奏のコツ
この事は、もうご存知ですね。
音1つ1つの演奏で、手が波に乗ったように動かないようにする必要がありましたね。

えっと・・
- 手首の高さに気をつける事
- 指の付け根から打鍵する事
- 押さえつけるように弾かない事
かな

そう、そう!
まとめ
アルベルティ・バスの奏法は、すごく良く出てきます。
クラシックにも、J-popにも出てきます。童謡もですね。
なので、この弾き方が出来るようになると、一石二鳥で、どんな演奏にも行かせますから、右手と左手のバランスを考えてみて下さいね。