グランドピアノの特徴を解説。特徴を知った上で、自分の出せる音を探してみよう!

ピアノの事

ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。

グランドピアノって、本当はとても弾きやすい楽器です。

今日はグランドピアノの特徴を、鍵盤に特化してお伝えしようと思います。

 

グランドピアノの特徴を解説。特徴を知った上で、自分の出せる音を探してみよう!

今日は、グランドピアノの鍵盤の特徴を解説します。

グランドピアノの特徴は、こんな所にあります。

グランドピアノの鍵盤の特徴

  • グランドピアノ(以下グランド)は、打鍵可能数が多い
  • 鍵盤がきっちりもとに戻らなくても、打鍵することが出来る

グランドピアノは、打鍵可能数が多い

グランドピアノは、打鍵可能数が多いです。

はなちゃん
はなちゃん

打鍵可能数・・?

いのうえちづよ
いのうえちづよ

1分間に何回打鍵できるかという回数だよ。

はなちゃん
はなちゃん
決まっているの?
いのうえちづよ
いのうえちづよ

鍵盤を指で叩くと、1回下がって、元に戻ってくるでしょう?

この戻り方が早い楽器は、たくさん打鍵できるし、戻りが遅い楽器は、打鍵する回数が減るよね。

グランドピアノ(以下グランド)には、打鍵可能回数(1つの音を連続で叩く回数)が、1秒間に14回、と言われており、アップライトピアノ(以下アップライト)が1秒間に6~7回と言われています。

このアップライトピアノにも、機能をつけるとこの打鍵数が、14回に近づくというのがあります。↓
グランドタッチのグランフィールピアノについて《取材記》

 

この回数が少ないとどうなる?

この回数が少ないとどうなるかというと、

例えば、Aさんがたくさん打鍵する回数テクニックが高い=早い速度で弾ける

⬇️

でも、もし楽器にその機能が無かったとしたら

⬇️

早い速度で弾いたつもりでも、早くができない

となります。

なので、「コンクールを目指すような人はやはりグランドピアノで練習したほうがいいよ」となるんですね。

鍵盤がきっちりもとに戻らなくても、打鍵することが出来る

もう一つの顕著な違いは、グランドピアノって、鍵盤がきちんと元の位置に戻らなくても、音を出せるんです。
普段アップライトで練習していて、グランドで練習した時に面食らうのは、このせいでもあるのではないかと思っています。

指がしっかり打鍵するようになってしまっているので、音がバタバタするんです。

いのうえちづよ
いのうえちづよ

つまり、指がしっかりと上がらなくても、鍵盤が半分上がった状態でも、音を鳴らせる事が出来るってことですね。

これが、グランドピアノの大きな特徴です。

この事って、実は、ものすごく大きな事で、素敵に弾くためには、大きな要因になります。

音色も違う

グランドピアノは、他に音色の特徴があります。
音色は、百人いれば、百通りの音色が出せます。

グランドピアノは、楽器自体に内蔵された音が鳴るわけでは無いので、色んな人のいろんな音がなるわけですね。

楽器の特質が関係するテクニック

例えば、普段、電子ピアノで練習している方が、レッスンでグランドピアノを弾いたとしましょう。

いつもは、弾きにくいあの部分やこの部分が、急に弾きやすくなったら・・。
逆に、弾きにくくなったら。

やよいさん
やよいさん

普段、淡々と付き合っている人が急に優しくて、何でも許してくれっちゃったりしたら・・・!
そりゃ、アナタ!戸惑います。

って感じでしょうか。

だから、レッスンでは、普段の力が出せなくて、弾きにくいってなるのかもしれないですね。

それぞれの特徴を生かした演奏をしよう!

「電子ピアノだめ?」
と言う事は、けっしてありません。

教室レッスンでは、生徒さんのお使いの楽器は、様々です。
流石に、グランドピアノはいらっしゃらないですが、鍵盤の数が88鍵無いキーボードの方もいますし、電子ピアノ・アップライトピアノですね。

それぞれに、良いとこがあります。

教室レッスンは、グランドピアノなので、グランドピアノで出来ることお伝えします
せっかく、レッスンにお通いなので、グランドで出来ることをお伝えしないと意味がないですから。

お家では、それを繰り返して習得することは出来ませんが、演奏方法はしっかりとお伝えするので、後は生徒さん次第になると思いますね。
「出来る範囲で練習する」で、充分だと思っています。

今は、レンタルなどもありますから、別のところで、練習する事も出来ますしね。

まとめ

楽器の違いを嘆くよりも、まずは、ご自分の音を良く聴いて、楽器ごとに自分の好きな音色が出せるようにするというのはいかがでしょうか?

その事がより良い表現に繋がっていくのかなと思います。それが、楽しみの一つですし、より目標に近づけて行けるのかなと思います。
やっぱり、楽しく弾く方がいい。それが、一番上達に結びつきます。

楽器ごとの音色を、模索してみて下さいね。