楽器の選び方【ピアノ独学講座】

今回は、楽器購入の際、気に留めておかれると良い事を書きます。
鍵盤数の事
鍵盤の数は、ピアノを弾かれる方が、どんな曲で練習して、将来的にどんな曲を弾いていきたいかで変わってくるんですね。
よく議論される事は、グランドピアノやアップライトピアノのような生ピアノにするか、電子ピアノにするか、ということですが、実際は、その前に注意する事があります。
①88鍵
アップライトピアノやグランドピアノ、電子ピアノの一般的な鍵盤数です。
88個の鍵盤は、低い音から高い音までを表しています。
一番上の音がこれで
一番低い音がこれになります。
②75・61鍵~
この鍵盤数の場合は一概には言えないのですが、一般に童謡だったり左手を童謡などで演奏する場合等に適していると思います。曲で使われている音の幅数が少ない場合です。
弾きたい曲に必要な鍵盤の数は幾つかを確かめる
何鍵必要かというより【どの曲を弾きたいか】という基準で選んで行かれるのが良いのではないかと思います。
例えば、
【エリーゼのために】の曲を演奏する場合、一番高い音は、右手のこの音です。
そして、左手の一番低い音がこれです。
この音の幅がどれくらいかというとその音を含めて68鍵あります。
鍵盤で言うとこのくらいです。
教室においてある75鍵のキーボードでは演奏できました。
もう一つの61鍵のキーボードでは鍵盤が足りなくて残念ながら演奏が出来ません。
鍵盤の数が問題になるというのは、この事なんですね。
仕様は?
【アップライトピアノやグランドピアノの場合】
①電気がいりません。
コードはついていないです。
なので停電でも音が出ます。
消音機能が付いているものは別ですがこれは後付けのものなので、ここでは省きますね。
②年1回の調律が必要です。
ピアノの構造は、ピアノ線が貼ってあって、それをハンマーで叩いて音を出します。
このピアノ線、一般に1年ぐらいたつと緩んでくるんです。
ギターの弦と一緒ですね~。
ピアノは、調律師の先生にお任せします。
③音量の調節はできません。
自分で弱く弾いたり、強く弾いたりして、強弱をつけます。
【電気を使った鍵盤楽器】
①電気が必要
その他の楽器、電子ピアノもキーボードと銘打って売られている鍵盤楽器も、電気が必要です。
停電の時は、音が鳴りません。
電気で動くものは、普通に電化製品になりますね。
②音量の調節が出来ます。
楽器自体に音量のつまみが付いています。
自分でどんなに大きく鍵盤をたたいても、つまみで音量を弱くしていたら小さい音しか出ません。
③楽器のランクやメーカーによっていろいろな仕様が付いています。
音色が変えられたり、メトロノームが付いていたり、リズムボックスが付いていたり。
1日のうち、いつ練習するかも考慮
一日のうちにいつ練習するかという事は、楽器を選ぶ条件から外せないのではないでしょうか?
グランドピアノやアップライトピアノは、音量の調節が出来ません。
【消音機能を付ける事はできます。15万ぐらいはすると思います。】
ご近所の方へのご配慮を考えるとお勧めしたいです。
また、大人の方は、夜時間での練習が多いと思われます。
そうなると音量調節が出来るものがいいですよね。
前にも書きましたが、この楽器にも、後付けで、消音機能を付ける事が出来ます。
これを付けると、音の大きさが小さくできます。
ですが、楽器代の他に、消音設備にお金をかける必要が出てきます。
その点、電子ピアノは、もともとヘッドフォンが付いているので、音量を気にせずに練習する事が出来ます。
夜練習する事しかできない方にとって、電子ピアノという選択は、必要不可欠ですよね。
まとめ
楽器購入の際に、基準となる事は、
①音量の事
②鍵盤の数の事
楽器によって鍵盤を弾いた時の感じがすごく変わります。
上の2つの事は、最初に考えて頂きたい事ではありますが、最終的に、実際に鍵盤を弾いた時の感じもお考えになられるといいと思います。
楽しい、ピアノライフをお過ごしくださいませ。
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