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上手に弾くとは、作曲家の意図を楽譜から読み取って再現する事。

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ぴぴオンラインピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】講師 /中学校の音楽の先生→ピアノ講師/ピアノ指導歴20年/姶良市にて常時60人近くの生徒さんとレッスン/令和2年より鹿児島市でオンラインレッスンを展開/趣味は手作り教材作り/主にコード奏の事と演奏のコツ、教室経営に役立つ事を書いています。
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ぴぴオンラインピアノ教室【大人のピアノ教室】いのうえちづよです。

ピアノの演奏で、生徒さんたちは、間違わないように弾く事を気にされる方が多いですが、1番大切な事は、【音楽が表現出来ているか】という事。

これができると、はじめて上手になったと言えると思います。

上手に弾くとは、作曲家の意図を楽譜から読み取って再現する事。

演奏上では、【p】が付いていたら弱く、【f】が付いていたら強くというのが基本です。

まずは、この楽譜に書いてある事をしっかりと読み取る事が大切。そして、これを演奏に生かして弾けるようになったら、上手に弾けたと言ってもいいと思います。

楽譜を使って演奏する時、必要な2つの事は、

・楽譜に書いてある事を読み解く

・楽譜に書いていない事を読み取る

順番に、解説してみますね。

楽譜に書いてある事を読み解く

楽譜には、いろいろな音楽の記号が付いています。

Beethovenの楽譜

Beethovenの楽譜

 

調号は、シャープか?フラットか?

曲の速さはどれぐらいか?

何の記号が付いているから、何調か?

ritとは?

クレッシェンドとは?

pとmpの違い

何回も繰り返される部分はどこか?

山場の部分はどこか?

等々。

この事に忠実に演奏するという事が大切です。

 

何故かというと、その曲を作ったのは、あなたじゃないからです。

自分で作った曲なら、好きなように演奏してもいいかもしれない。

でも、他人が作った曲を演奏させてもらうのだから、作った人が、どんなふうに弾いてもらいたいか書かれていることを、しっかりと読み取る事です。

作曲家が、作ったように演奏するのが、まずは礼儀です。

 

その上で、pの大きさはこれぐらいだからfの大きさはこれぐらいにしよう、と決めるのはいいと思います。

これは、その人の感性です。

この曲の、Pの大きさはこれぐらいにしようと、自分で決めてみましょう。

 

 

楽譜に書いていない事を読み取る

 

次は、楽譜に書いていない事を読み取る です。

これって、他人の曲なのに、勝手に演奏する事にならないの?

と思う人もいるかもしれないですね~。

 

これは、音自体の持つ意味を、読み解くと言ってもいいかもしれません。

例えば、同じフレーズのメロデイが2回続いている曲があったとします。

そして、音楽の記号は何もついていませんでした。

 

こんな場合、同じように弾くのではなく、ちょっと工夫してみましょう。

曲を作った人が、【2回繰り返した】って事は、【その部分を強調】したかったということです。

 

こういう場合は、どんなふうに演奏に生かせばいいと思います?
しつこいですが、わざわざ作曲家が、同じメロディを2回繰り返したんですよね。

 

こういう場合は、まずは、1回目と2回目の【曲の強さ】を変えて弾いてみましょう。
曲の強さを変える事で、この部分が強調されます。

 

なんとなく、2回繰り返すんではなくて、意識しながら演奏するんですね。

こういう場合は、【p=弱く弾く】と【f=強く弾く】は何とか出来ても、【だんだん】とかの表現はピアノでいきなり弾く、というのは難しいですよね。

 

そこで、まずは【強く】か【弱く】で弾き表してみましょう

1回目は、【強く】
2回目は、【弱く】

これだけでも、曲の感じがすっごく変わりますよ。

 

逆でもいいです。

こういう場合は、作曲家の考えを、自分なりに想像しながら、表現してみます。

 

よくわからない時は、動画に撮ってみて、すぐに聴く事もおすすめです。

間違わないように弾く事もとっても大事ですけど、【どんな風に弾きたいか】も考える事も大切です。

 

気にする事が変わってくると、ここの場合では、pとfを考えるようになると、不思議と間違わずに弾けたりします。

 

上手に弾くとは

私も学生の頃は、うまく弾けなかったですね~。
今も、どうなのってこともありますが。

どういう事に気を付けたら、【上手!】となるのかがわからなかったです。

 

なので、【間違わない様に弾く】を一応の基準としていたんです。

でも、間違わないように弾く事は、上手に弾く事とは違ったんです。

 

上手く弾くとは、【音楽にする】という事で、【音楽にする】とは、気の向くままに弾く事とはちょっと違って、【作曲家の意図する事を楽譜から読み取って、代わりに表現してあげる】という事だったんです。

 

【これが本当の上手に弾く】事で、その為の【音色の研究】や【手の使い方】を勉強しないといけなかったんですね。

楽譜に書いてある事を読み解くというと、すごく難しいように聞こえると思いますが、やっていくうちに意外と面白くなります。

 

pと書いてあったら確かに【弱く】なんですけど、どれくらい弱くするかというのは、その演奏者に任された【弱さ】なんです。

そして、楽譜に書いていない事っていうのもありますから、そこは、推理するんです。

 

フムフム…この表現が2回続いたって事は、ここはなんかあるな。この2回をどう生かせばいいんだろう。

ネコ太郎

そうそう、そんな感じ〜

Chizuyo

 

この【生かす部分】とか、例えば【pの弱さ加減】は、【好きに表現していい】部分ですから、大いに自分流に弾いてみてね。

 

まとめ

楽譜に書いてある事を読み解く事を、専門用語で【アナリーゼ】って言うんです。

 

 

何でピアノの場所で、楽譜を見ないの?

おかあさん

これ、アナリーゼって言うんだ。楽譜の勉強だよ!ピアノの前でなくてもいいんだよ。

さくらさん

 

音楽独特なものなので、ちょっとイイ感じがしませんか?

楽譜は、鍵盤の前だけで読むものではなくて、通勤途中でも、読書のように机の上でも眺めながら【アナリーゼ】をしてみてくださいね。

 

ピアノの前で、弾きながら見るのと違って、じっくりと見るのとでは、中身の発見がたくさんありますよ~。

 

今日もお読み下さってありがとうございました。

 

 

 

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