音楽の演奏に必要な音階(スケール)の持つ特徴を、お洋服の色で解説してみました。

ぴぴオンラインピアノ教室、いのうえちづよです。
音楽には、その曲を作っている音のまとまりがあります。
用語で言うと音階(スケール)と言います。
ハ長調の曲は、ド(ハ)から始まっている7個の音のまとまりで出来ているというわけです。
ドからドまで入れると8個になりますね。
曲は、このようにそれぞれ異なる調で出来ています。
そして、この音階は、それぞれの調で独特な雰囲気が、あります。
今日は、このお話です。
音階(スケール)の感じを、お洋服のお色で解説
レッスンでは、最初、少し簡単めな楽譜にしたい時、
例えば
ニ長調を、ハ長調に移調、移す
という事があります。
移調については、こちらの記事をご覧ください。↓
ニ長調は、ファ・ドの音に、シャープの調号が付く調です。
ハ長調は、調号無しの調ですね。
このように移調すると、曲の感じが、ガラッと変わることがあります。
同じ曲でも調が変わると感じが変わる
例えば、このワンピースに例えると、同じデザインのものなんですけど、でも、色が違いますよね。
色が変わると、着ていく場所や時間が変わるだろうし、何よりお洋服の感じが変わりますよね。
音楽もそうです。
Aという曲は、ニ長調だったとします。
それを、ハ長調に変えると、感じが変わります。
全く同じ曲なのに、調が変わっただけで、雰囲気が変わるんです。
音の持つ、響きというか、ニュアンスが変わるんですね。
最初は、譜読みがし易いという事で、ハ長調に移調したりします。
ですが、本来の調は作曲した方が、
『この曲にはこの調が合う』
と思って作っているんです。
なので、簡単と言われているハ長調だけ演奏せずに、その曲の元々の調も、演奏してみて欲しいなと思っています。
私のギターを弾く友達は、素人なのですが、ハ長調の曲よりト長調の曲の雰囲気が好きって言いますね。
気持ちに合うから・・・と言います。
私は、ギターはわからないんですけど、楽譜については一緒ですから、なるほどそういうものなのね〜
と思うんですね。
また、生徒さんの中には、ハ長調への移調は、あまり好きではなくて、原調でもなくて、変ロ長調が好きって方がいます。
元々の調より難しくなってしまったりして、心配する事もありますが、同じ調を弾き続けていると結局は、調に抵抗がなくなるので、難易度は、下がるみたいですね〜。
まとめ
ハ長調でよく言われる事は、少し野暮ったい感じとか言われたりします。
ト長調は、洗練した感じ、若しくは、明るい感じなどと言うようです。
感じ方は、人それぞれなので、もちろん違う意見もあって当たり前。
いろいろな調の響きを感じ取って、音に行かせていけるといいなあと思います。
実際に、調で、凄く曲の感じが変わりますよ~。
今日もお読みくださってありがとうございました。