ピアノ譜を始めて読む初心者のあなたにお伝えしたい4つのコツ

練習方法

こんにちは、いのうえちづよです。

譜読みが苦手だなあと思っている初心者の方に、演奏に役立つ4つのコツをお伝えしたいと思います。

これが、正解というわけではありませんが、ご自分に合う方法があれば幸いです。

譜読みが苦手な初心者さんへ

生徒さんから、ピアノの楽譜の音符を読むのは難しいと聞きます。

少しでも難易度を下げる為に4つの方法をお伝えします。

ピアノ譜を読む4つの方法

方法としては、

  • 音をひとずつ読む方法(両手で読んでいきます)
  • 片手ずつ読む場合
  • まとまって読む【まとまり読み】
  • パターンで読む

以上の4つの方法があるとお伝えしています。

 

音をひとずつ読む方法

縦に並んだ音を1つずつ読んでいくと言う方法です。↓

 

この方法は、初見奏にも役立つ方法です。
音を読みながら、順番に指で鍵盤を弾いていきます。

両手同時に一つずつ読む方法

音を一つずつ鳴らす場合で、両手同時に演奏する場合は、赤線のように、ト音記号とヘ音記号の楽譜を縦に並んでいる音を、同時に鳴らします。

・1の線

前の楽譜からタイが伸びているので右手の音はならしませんが、左手は弾きます。

 

・2の線

両手とも弾きます。

 

・3の線

両手ともタイから伸びている音符なので、両手とも弾きません。伸ばしたまま、1拍分待ちます。(0.5+0.5)

 

このように、楽譜を見ながら、ゆっくりと縦にそろった音を1つずつ鳴らしていくと曲が弾けていきます。

早く弾いたり、勢いで弾いても絶対に上手く行きません!
最初は、ゆっくりと確認しながらです。頑張れー!

片手ずつ読む方法

次は、両手同時では無くて、片手ずつ譜読みをする場合です。

この場合の練習の順番は、

  • ト音記号の部分だけ見て右手で練習。(左右逆からでもOK!)
  • ヘ音記号の部分だけを見て、左手で練習
  • 両手で練習

 

となります。

右手の場合↓

1の線
タイが、前の小節から伸びているので、最初の音は弾かず、2つ目の音を弾く
2の線
八分音符を2つ弾く
3の線
八分音符を2つ弾く
4の線
八分音符を2つ弾く

 

左手の場合↓

1の線
打鍵して、次の2の線まで伸ばす

2の線

2拍目を数えてから打鍵する

3の線

前の音からタイで伸ばしているので、ここは弾かない

4の線

4分音符で打鍵

通常はこのように左右別々が多いのではないかと思いますが、ゆっくりと進めて頂きたいと思っています。

これが出来るようになって、譜読みがある程度できるようになってきたら、次のまとまり読みに挑戦してみてくださいね。

まとまって読む方法【まとまり読み】

まとまり読みとは、1拍分、又は1小節などと、まとまって音を読む事を言います。

今弾いている所の音を把握したら、その部分を弾きながら、次の3つ4つ先の音をまとめて読んで、すぐにその音を演奏しながら進んでいきます。

片手でも、両手でもどちらでもいいです。この方法だと音楽が止まらずに演奏できます。

このまとまり読みが出来てくると音楽が流れるように演奏出来て、かつ、不必要な空白部分が出来ないです。

この弾き方も、初見の練習になる方法です。

パターンで読むという方法

つぎは、パターン読みです。
ピアノの楽譜では、ある部分の「音の上がり下がり」を「型」で現したものです。

このカードを見てください。↓

 

 

このカード、ハノンというテクニック本の中の曲を表したものです。
1番目の音と2番目の音を見てください。↓

 

ここだけ音の幅が広いです。
他の場所は、音の幅が狭いです。隣同士の音です↓

 

 

鍵盤で表すとこんな感じになります。↓

1番目の音と2番目の音の間が、開いていますよね。

これ、実はハノンという教本の中の1番目の曲のパターンをあらわしているのです。

パターンがわかったら、あとは同じパターンで1個ずつ音を上げていけばいいので、いちいち全部の音を読む必要はないのです。

これが、パターン読みというものです。

この曲の場合は、すべての小節をこのパターンで読んで演奏できます。譜読みは最初の小節の最初の音だけ。

このように譜読みは、必ずしも一つ一つの音を読まなくてもいい場合もあるので、大いにこのような方法も試してみてくださいね。

 

まとめ

習い始めの場合で、本当に譜読みがまだあまり出来ない場合は、片手読みからゆっくり初めてみましょう。

少し慣れてきたら、ここに書いたような方法で、進めると実際にかなり楽になってくると思います。
両手で、ゆっくりの方法は、初見奏にも通ずるので、ぜひ、試してみてください。

今日もお読みくださってありがとうございました。