【ピアノ演奏フォーム】曲の速さを上げるために気を付ける事。
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ぴぴオンラインピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】講師 /中学校の音楽の先生→ピアノ講師/ピアノ指導歴20年/姶良市にて常時60人近くの生徒さんとレッスン/令和2年より鹿児島市でオンラインレッスンを展開/趣味は手作り教材作り/主にコード奏の事と演奏のコツ、教室経営に役立つ事を書いています。
ぴぴ オンラインピアノ教室【大人の初心者ピアノ教室】、いのうえちづよです。
曲の速さを上げるためには、練習回数も必要ですが、間違ったフォームで練習してもなかなか上達しないので、せっかく練習するなら結果が出る方法についてお伝えしたいと思います。
曲の速さを上げるために気を付ける事。
足を指に見立てて書いてみますね。
ブランコに乗って足を下ろした状態で、足をぶらぶらするのは楽ですね~。

ピアノを弾く時も、指の付け根を、手のひらの方へ、曲げた状態で、動かすのは簡単です。
元々の指の作りは、そうなっていますから。

ところが、スポーツをする時などのように、前屈をする時の位置は、足が水平ですから、
この状態から足を上に上げるのは、かなり大変だと思います。
先程の図のような位置に、足があったとしたら、かなり、腹筋がいりそうですね~。
体操選手なら出来そうでしょうか。
更に足が上に上がった状態では、どうでしょう?
足の場合は、もともとそちらの方に、曲がるので、痛みはないでしょうが、それでも、今度は、腹筋がかなり鍛えられそう。

手の場合は、指は手の甲の方へ曲がらないので、指がそういうふうに動くとなると、かなり不自然な動きですよね。
これで、ピアノを弾くためには、【指の付け根から】だけではなくて【手、全体】を使わないといけないので、余分な動きが加わってきます。
力も入ってしまうので、早く動かすのが難しいと思います。
という事は、手全体の高さが、指先を付け根から、動かしやすい位置で動かすには、手全体の高さに気をつける必要があります。
手全体の高さの正しい位置
手全体の高さをみてみます。
お尻の位置が、手で言うと手のひらです。
この図の様に、手首が、安定して固定された高さだと、手先を動かすのは楽です。
①

水平もなんとかなりそうですよね。
②

ところが所が、
手首の位置が低いと指を上げるのがたいへ~ん。
③

③の図のような場所に手のひらを構えた場合、指の付け根から指を上げ下げしないといけなくなり、普段の動きではしない動きになるので、動かすのに力が入ります。
この結果、早く動かす事自体が難しいです。
最悪、痛みが出る事もあります。こんな手の方ですね。

これはテクニックとは関係ないので、演奏フォームを見直す必要があるんですね。
手首の位置を気を付けるとはこういう事なんです。
正しい演奏フォーム
まず、手のひらの高さを確認してみてください。
手のひらは、鍵盤と水平。
そして、指が付け根から自然に下に垂れた状態に、構えます。
この構え方だと鍵盤を弾くのも楽です。
また、曲の速さを上げる時も指が動かしやすいと思います。
ピアノの曲を弾く場合は、もちろん繰り返すという練習方法も大切ですが、正しい方法で繰り返さないとせっかくの努力が無駄になってしまいます。
そして、練習してもしても、上達できない〜という事になりかねません。
もし、指が思ったように動かないとお悩みの場合は、演奏フォームも見直してみてくださいね。
まとめ
ピアノの演奏には、ピアノを弾くための、手や手首や体の正しいフォームというものが必要になります。
コレが出来ていると、曲の速度をあげようかなと言う時も、すんなりあげられる場合が多い。
なので、もし、曲の速さがあげられない時は、まずは、繰り返す前に、手の方や演奏フォームを、見直してみてくださいね。
今日もお読み下さってありがとうございました。