こんにちは。いのうえちづよです。

ブラインドタッチってありますよね?どれぐらい練習したら、見ないで弾けるようになりますか?
ピアノの演奏では、ブラインドタッチってとても便利ですよね。

でもね、見ないで弾くことではないんです。
今日は、このブラインドタッチについての考え方・練習方法について書きました。
ブラインドタッチは「鍵盤の感覚をつかむこと」
ピアノでのブラインドタッチとは、目隠しをして弾く事ではなくて、しっかりと手元を見なくても、鍵盤の感覚が掴める事です。
ブラインドタッチは、本当に便利です。
出来るようになると、ピアノの演奏がとても楽になることの一つのテクニックと言ってもいいと思います。

どれぐらい練習したら・・
ではなくて、短い初期の曲を練習している時から、取り掛かってみて下さい。
なるべく鍵盤を見ないで、曲の演奏をしてみることが、まずは、1歩です。
- 確認のために、さっと鍵盤を見ること
- 鍵盤をざっと見ること
- 演奏をしながら、範囲の確認をすること
これは、プロピアニストでもしていますね。
ずっと正面を「じっと見ながら」演奏している方はいないですから。

ずっと、見ない人もいるよね


そ?目の見えない方はいらっしゃるからね。
なぜ大人初心者に役立つの?
ブラインドタッチができると譜読みが少し苦手な場合でも、楽譜を見ながら演奏に繋げることができますよね。
するとピアノを弾く事に集中できるからです。
鍵盤の感覚を育てる3つのポイント
① 鍵盤の“幅”を手で覚える
1個1個の鍵盤にはある程度の幅がありますよね。
この幅のおかげで、隣同士の音を押さえる場合でも、指同士がくっつく事はありません。

指が太い人は、ここがくっついちゃうよね・・。

ブラインドタッチでは、鍵盤の幅を考えて指が必要な鍵盤の幅に一瞬で広げられる事が大切です。
これが、まず第1のブラインドタッチの感覚です。

鍵盤の幅を感覚で掴む
指が短いなどのご心配をされる方もいますが、まずは感覚的に広げられる事を目標としてください。
② 鍵盤の“順番”を頭に入れる
次は、鍵盤の順番が頭に入っていることです。
楽譜を見ながら、

今、ラの音を弾いていて、次はミの位置へ移動ね・・
という場合、考えなくても、その場所へ、さっと手が動くようにする必要があります。
そのためには、例えば
- ミの隣は、ファ
- ドの音の5つ上は、ソ
などのような事が、直ぐにわかるといいです。
③ 押さえたい音へ“一瞬で手を広げる”練習
最後に、
弾きたい音に、一瞬で指が広げられる事
とは、和音だったら、その音を押さえた時の指の幅へ、一瞬で指が広げられるようにすることです。
例えば、ド・ミ・ラの音だった場合、
- 鍵盤で、音の場所を探しつつ・・
- どの指で押さえるか考えて、
- そして、押さえる
という動きが、一瞬に出来るようにするということです。

なかなか手強いにゃ
今日からできる練習ステップ
短い曲で“見すぎず弾く”癖づけ
8小節ぐらいの曲から、少しまとまって弾けるようにする練習をしましょう。この間は、なるべく手元を見ないように心がけましょう。
“確認のために見る”はOK!
ブラインドタッチは、「全く手元を見てはいけない」ということではないので、ちょこちょこと確認のために手元を見るのはアリですからね。
まとめ|鍵盤を探さず弾けると演奏がラクになる
ブラインドタッチは、便利です。
初見の練習や、譜読みの練習と一緒にしていくと、なお効果的ですね。長い曲に移った時が、かなり弾きやすくなると思います。
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