譜読みは“急がず、ゆっくり”が正解。最初の読み間違いは直すのが大変です

練習方法

こんにちは。  いのうえちづよです。

さくらさん
さくらさん

弾きたい曲だと早く早くと気持ちがせいてしまって、譜読みに時間をかけられないし、知っている曲だと思うとつい急いでしまって音の読み間違いが多いんです。

今日はこういう方へ向けてお願いしたいことについて書いています。

 

譜読みは“時間をかけていい”最初の大仕事

譜読みは弾きたい曲だったり、たくさん取り組みたい曲があったりすると気持ちがせいてしまって早く早くということが出てきますよね。

ですが、譜読みの時に読み間違うとそれを訂正するのは本当に大変なんです。読み間違った音を弾くために指使いも間違ってしまうし、音の長さも変わってくるかもしれません。

知っている曲でも油断は禁物!うろ覚えのまま進めると…

また、ありがちな間違いとしては、知っている曲だとうろ覚えの部分適当に音を読んでしまうから、間違いも多くなりがちなんです。

 

ねこ太郎
ねこ太郎

そうかもしれないにゃ・・。

間違いが定着すると、修正には時間と労力が必要です

さらに、間違ったままの練習でその間違いが定着しちゃうことも多い。こうなったら、涙なしでは語れません。

さくらさん
さくらさん

うん、そうかも。

「早く弾きたい」気持ちとどう付き合う?

楽譜を読み取るのは、曲の仕上がりまでの時間の半分ぐらいは使って欲しいと思っています。

さくらさん
さくらさん

そんなにかけてもいいんだ・・。

いのうえちづよ
いのうえちづよ
いいのよ〜。

音を急いで読むと、指使い・リズムにもズレが…

同じ音の並びが続いている場合、例えば分散和音・アルペジオなどの場合、たった1個の音の違いを見逃してしまったり、更には、つい最後のひとつの音だけを見逃してしまったりしてしまう。

いのうえちづよ
いのうえちづよ

私もよくあります。実はせっかちなんですよ。

譜読みは、仕上がりまでの“半分の時間”を使ってOK!

そういうのって、実は自分で気が付かないことが多いんです。
だから、譜読みは、誰になんとも言われようと時間をかけたほうがいいんです。

ゆっくり丁寧に音をさらってください。

譜読みが出来ないことをとても気にされる方がいらっしゃるけど、曲全体のスタート地点ですから、とても重要です。

譜読みの「あるある間違い」への対処法

同じフレーズの繰り返しにこそ罠がある

同じような曲の部分が続く時、なんとなく譜読みをしちゃうと、どこが間違っているのかわからなくなっちゃいますよねー。

たった1音の見逃しが、流れを壊すことも

曲の最後についたのに、拍数が合わない・・なんてことも。

まとめ|譜読みこそ“音楽の土台”

時間をかけた分、仕上がりが美しくなると信じて

教室でも音の取り間違いをされる方はいらっしゃいました。もちろん人間ですから当たり前です。

特に大人の方は、レッスンとレッスンの間に時間が空くことが多くて、その間一生懸命練習されているのはいいのですが、間違ったまま続けると大変なことになる。

なので、譜読みには時間をかけたほうが良いとお願いしたいんです。
ゆっくり丁寧にしてくださいね。

譜読みのコツや“つまずきやすいポイント”は、メルマガでも定期的にご紹介しています。練習のヒントやちょっとした発見がきっとあるはず。気になった方は、そちらものぞいてみてくださいね。