焦らなくて大丈夫。テンポを上げたいときの4つのヒント

練習方法

こんにちは。いのうえちづよです。

まささん
まささん

テンポってなかなか上げるのが難しいです。何か方法がありますか?

今日はテンポを上げるための4つの方法について書きます。

演奏のテンポを上げる為の4つの方法

曲のテンポを上げるには、

  • 速さに慣れる
  • 暗譜をする
  • メトロノームを使う
  • 模範となる人の演奏に合わせて弾く

という4つの方法があるんです。

目標とする速さに慣れる事

ピアノのテンポを上げる時は、目標とする速さに慣れる事が必要なんです。

 

ちょっと考えてみてください。

もし、あなたが動き出している電車に飛び乗ろうとする時、その電車と同じ速さで走って速さを合わせてから飛び乗ろうとしますよね?
じゃないと、電車に追いつかないし、追いついたとしても引きずられます。

もちろん、電車には、飛び乗っちゃだめですよ。^^;

これを例にテンポについて考えてみましょう。
例えば、80表記の速さを120にあげる場合は、その120の速さが頭に入っていないと演奏が引きずられるようになります。

打鍵も間に合わないので、曲自体の演奏が出来ません。

そこで、とって欲しい方法は、手拍子をしたり、歌ったりして、80で弾いていたものを120で弾く感覚を掴むという方法です。

 

これが速さに慣れるという事です。

速さに慣れてから、この場合の120で弾いてみましょう。

 

 

暗譜をする

曲の演奏は、初見奏で弾く場合は、最初っからその速さで弾くのは、やはり無理があります。

何故かというと楽譜も見ないといけないからです。

楽譜を見つつ、手も見つつ、という事になりますよね。なので、少し遅めに演奏する事になりますよね。

 

それに、手元を見ながら、楽譜を見ながらの2つのことを同時にしながらでは、テンポを上げるのは難しいです。顔が、前を向いたり下を向いたりという余計な動きが加わるので、ここでも遅くなるからです。

なので、テンポを上げる時は、ある程度の曲の仕上がり暗譜が欠かせません。

暗譜をしてしまえば、楽譜から離れる事が出来るので、速さを上げやすいという利点があります。覚えられそうなら、この方法がおすすめです。

メトロノームを使う

皆さん、普段からメトロノームをお使いの方が多いので、メトロノームを使う事は、一番やりやすい方法かもしれません。

この場合は、少しづつ、ゆっくりと、単純に上げていきます。
5メモリぐらいづつかな。もちろん、1つづでもいいですよ。

この方法だと、最後は、目標の速度になってくると思います。地道に、コツコツ頑張ってみてね。

 

メトロノームを使う場合の注意点を書いています↓

 

模範とする人の演奏に合わせて弾く

この方法は、自分の目標とする速さの人の録音演奏のテンポに合わせて弾くというものです。

その、息遣いや感覚のつかみ方が、手に取るようにわかるからです。

  • ・しっかりと音が鳴らなくても大丈夫
  • ・速さに合わせて指を動かす感覚を掴む
  • ・合わせて弾きながら、早いテンポの感覚をつかむ
ねこ太郎
ねこ太郎

プロの演奏に合わせて弾けと・・?

いのうえちづよ
いのうえちづよ
速さの感覚を掴む為だから、音がしっかりと鳴る必要はないの。

おススメの方法

実は、私は、上記の方法を使っていません。(^^;)
メトロノームもとっても苦手なのです。

そこで、手を叩いたり、歌ったりして、上げたい速度の確認が出来たら、その速さでいきなり弾きはじめます。

注意点は、拍感に気を付ける事です。(拍感⇨例えば3拍伸ばす所は、しっかりと伸ばす)

いのうえちづよ
いのうえちづよ

ものすごく早い曲をイメージせず、普段弾いている曲の速さを少し上げるというイメージでお願いしますね

まとめ

ここにあげた方法が絶対に正解でもないですが、ここに上げた方法を試してみて、自分に合う方法が見つかると良いですよね。その時は、気持ちもしっかりと音楽に乗せましょう。

テンポが思うように上がらないときは、練習の順番を少し変えるだけでグッと楽になります。今回の4つの方法は、無理なく進められるものばかり。メルマガでは“大人からのピアノ”に寄り添ったコツも配信していますので、ぜひ参考にしてくださいね♪