【メトロノーム】使い方を解説します!便利だけどこの事には注意してね。
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ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
メトロノームって、速さを確認するには便利ですよね。でも、イマイチ使い方がよくわからないんです。振り子のどこに合わせて弾いたらいいのかがわからないんです。
まさこさん
お気持ち、とてもよくわかります。
メトロノームは、目で合わせるんじゃなくて耳で合わせる方が良いのですが、コツが必要ですよね。
教室では、メトロノームに合わせるのは、やむを得ず速度を理解してもらいたい時だけにしています。
その場合でも、1・2回使ったらやめています。
今日は、苦痛にならないメトロノームの使い方について書いてみますね。
目次
【メトロノーム】使い方を解説します!便利だけどこの事には注意してね。
メトロノームを使う時に、苦痛にならないようにするために、気をつけて欲しい点は、
・曲の速さを上げたり下げたりするための速さを確認するため
・一定の速さのまま演奏する目安に、するため
などの目的で使って下さい。
順番に説明します。
曲の速さを上げたり下げたりするための「速さ」を確認するため
曲には、その曲に適した速度というものがあります。
一般に、楽譜の頭などに書いてあります。
Moderate(モデラート)とかAndante(アンダンテ)とか。
記号で書いてある場合もありますね。
このような記号の場合、
- 四分音符を1分間に88個弾く事ができる速さで
という意味です。
そういう場合、自分では、速さがすぐにわからないので、メトロームで、どのくらいにの速さにすれば良いのか「速さの確認をする」為に使う方法です。
これが、早さを確認するためです。
一定の速さのまま演奏する「目安」にするため
一定の速さのまま演奏する目安にするためとは、
- 同じ速度で繰り返す練習のために使う
- 弾ける部分と苦手な部分の速さを統一する為に使う
こういう場合のことです。
例えばハノンなどのテクニックの練習する時のように、同じ早さで繰り返すパターン練習のためです。
こういう場合は、しっかりと速さを決めて、繰り返す事で、指がよく回るようになります。
このような場合で、自分で速さを保つことが出来ない場合は、メトロノームを使いましょう。
それ以外では、使っちゃだめですか?
さくらさん
もちろん、使っちゃだめってことはありませんが、曲の仕上げの段階では、あまりメトロノームの使用はおすすめできないです。
次で説明しますね。
曲の仕上げの段階では、メトロノームは使わないほうが良い
曲の仕上げの段階では、メトロノームは使わないほうが良いです。
なぜなら、音楽には、もともとゆらぎなるものが合って、
感情に合わせて、少し早くなったり、曲の最後や途中でも、少しテンポを落として演奏する場合がある
からです。
楽譜にも、rit やaccelerando等の記号が書いてあったりする場合では、メトロノームがあるとその演奏ができないからです。
だんだん遅くする
次第に早く
メトロノームに合わせて、ずっと弾くと、せっかく音楽として表現ができるはずの、曲のゆらぎが、生かされなくなりますよね。
これは、メトロノームを使う意味がないです。
なので、仕上げの段階では、おすすめしていないです。
こちらにもメトロノームの使い方に関する記事を書いています。↓
メトロノームを使っても速さが変えられない場合
もし、メトロノームを使っていても、なかなか速さを変えられない場合、メトロノームの使い方を少し変えてみましょう。
メトロノームに合わせて手拍子をしてみる
子どもの生徒さんにもつかっている、この方法はとってもいい方法です。
大人の方も、速度を上げたい時は、速い速度で手を叩く、遅くしたい時は、少し遅くした速さで手を叩く、などをしてみて下さい。
- 速さを頭で理解。
- 更に体で理解
という事ができます。
少し手間ですが、こうすると、メトロノームを使った、速度の上げ下げが、しやすくなると思います。これは、メトロノームを使う前に、【速さの間隔・拍の間隔】をつかむという目的が達成できます。
次は種類別に、機械のご紹介です。
種類別に、メトロノームのご紹介
振り子式のメトロノーム
振り子式のメトロノームは、ねじ式になっています。
使っていると巻いたねじが終わってしまって動かなくなるので、都度しこしこと巻いて使います。
電気はいらないので経済的です。
このメトロノームを使う時の注意点は、振り子が付いているので、目で合わせたくなりますね。
ところが、この目で合わせるという方法、意外と難しいんです。
振り子が左右に動きますが、どこで音が鳴っているかお判りでしょうか?
このオレンジの丸の部分、振り子の折り返し地点で音が鳴っているんですね。
これがしっかりとわかっていないと【振り子のどの部分で合わせるんですか?】という事になってしまうんです。
レッスンでもこのご質問をよく受けます。
なので、このメトロノームの使い方は、
【音で合わせる】
事をおすすめします。
音で合わせる
さくらさん
これは、音楽の基本でも有る、よく聴くということに結びつきますね。
電子式のメトロノーム
次は、電気を使ったメトロノーム。
電気のメトロノームは、当たり前ですが、電池で動きます。
今は、充電式のものもあるようです。振り子はついておらず、音だけが出ます。
メーターのような振り子が液晶でついているものもあります。
他にもいろいろな機能が付いたものがあります。
【調律用の音が鳴る】
ピアノの場合は、調律師の方が、調弦してくださるので、必要無いですが、金管楽器の楽器のトーン合わせや、ギターの調弦に使える便利な機能ですね。
【速さを変えるところがメモリ式】
速さは、数字に合わせるものが多いですが、つまみ式のものや目盛りに合わせるものがあったりします。
【画面に数字が出る液晶のもの】
合わせた速度の数字が、液晶画面に、書き出されるものです。
このタイプのメトロノームは、持ち運びがしやすいです。
鞄に【ぽい!】と入れて持っていけます。
このメトロノームも、耳で合わせるのが基本です。
こちらは教室で使っているメトロノームですが、型は、昔のものです。
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まとめ
メトロノームは確かに便利な機械です。その曲にふさわしい早さが、すぐにわかりますよね。
ところが、使い方を間違うと、すごく苦痛な練習方法を強いる機械になってしまいます。
せっかく頑張っているのにこれでは残念。
ご自分の演奏の目的に合わせて、メトロノームを使ってみてくださいね。
今日もお読みくださってありがとうございました。