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【メトロノーム】使い方を解説します!便利だけどこの事には注意してね。

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メトロノーム
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ぴぴオンラインピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】講師 /中学校の音楽の先生→ピアノ講師/ピアノ指導歴20年/姶良市にて常時60人近くの生徒さんとレッスン/令和2年より鹿児島市でオンラインレッスンを展開/趣味は手作り教材作り/主にコード奏の事と演奏のコツ、教室経営に役立つ事を書いています。
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ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。

メトロノームって、速さを確認するには便利ですよね。でも、イマイチ使い方がよくわからないんです。振り子のどこに合わせて弾いたらいいのかがわからないんです。

まさこさん

お気持ち、とてもよくわかります。

メトロノームは、目で合わせるんじゃなくて耳で合わせる方が良いのですが、コツが必要ですよね。
教室では、メトロノームに合わせるのは、やむを得ず速度を理解してもらいたい時だけにしています。

その場合でも、1・2回使ったらやめています。

今日は、苦痛にならないメトロノームの使い方について書いてみますね。

【メトロノーム】使い方を解説します!便利だけどこの事には注意してね。

 メトロノームを使う時に、苦痛にならないようにするために、気をつけて欲しい点は、

・曲の速さを上げたり下げたりするための速さを確認するため

・一定の速さのまま演奏する目安に、するため

などの目的で使って下さい。

順番に説明します。

曲の速さを上げたり下げたりするための「速さ」を確認するため

曲には、その曲に適した速度というものがあります。
一般に、楽譜の頭などに書いてあります。

Moderate(モデラート)とかAndante(アンダンテ)とか。

記号で書いてある場合もありますね。

速度記号
このような記号の場合、

  • 四分音符を1分間に88個弾く事ができる速さで

という意味です。

そういう場合、自分では、速さがすぐにわからないので、メトロームで、どのくらいにの速さにすれば良いのか「速さの確認をする」為に使う方法です。

これが、早さを確認するためです。

 

一定の速さのまま演奏する「目安」にするため

一定の速さのまま演奏する目安にするためとは、

  • 同じ速度で繰り返す練習のために使う
  • 弾ける部分と苦手な部分の速さを統一する為に使う

こういう場合のことです。

例えばハノンなどのテクニックの練習する時のように、同じ早さで繰り返すパターン練習のためです。

こういう場合は、しっかりと速さを決めて、繰り返す事で、指がよく回るようになります。
このような場合で、自分で速さを保つことが出来ない場合は、メトロノームを使いましょう。

それ以外では、使っちゃだめですか?

さくらさん

もちろん、使っちゃだめってことはありませんが、曲の仕上げの段階では、あまりメトロノームの使用はおすすめできないです。

次で説明しますね。

 

曲の仕上げの段階では、メトロノームは使わないほうが良い

曲の仕上げの段階では、メトロノームは使わないほうが良いです。

なぜなら、音楽には、もともとゆらぎなるものが合って、

感情に合わせて、少し早くなったり、曲の最後や途中でも、少しテンポを落として演奏する場合がある

からです。

楽譜にも、rit やaccelerando等の記号が書いてあったりする場合では、メトロノームがあるとその演奏ができないからです。

rit

だんだん遅くする

accelerando

次第に早く

メトロノームに合わせて、ずっと弾くと、せっかく音楽として表現ができるはずの、曲のゆらぎが、生かされなくなりますよね。
これは、メトロノームを使う意味がないです。

なので、仕上げの段階では、おすすめしていないです。

こちらにもメトロノームの使い方に関する記事を書いています。↓

 

 

メトロノームを使っても速さが変えられない場合

もし、メトロノームを使っていても、なかなか速さを変えられない場合、メトロノームの使い方を少し変えてみましょう。

★速さを上げたり下げたりしたい時に使う場合

メトロノームに合わせて手拍子をしてみる

 

子どもの生徒さんにもつかっている、この方法はとってもいい方法です。

大人の方も、速度を上げたい時は、速い速度で手を叩く、遅くしたい時は、少し遅くした速さで手を叩く、などをしてみて下さい。

  • 速さを頭で理解。
  • 更に体で理解

という事ができます。

少し手間ですが、こうすると、メトロノームを使った、速度の上げ下げが、しやすくなると思います。これは、メトロノームを使う前に、【速さの間隔・拍の間隔】をつかむという目的が達成できます。

 

次は種類別に、機械のご紹介です。

 

種類別に、メトロノームのご紹介

振り子式のメトロノーム

振り子式のメトロノームは、ねじ式になっています。

使っていると巻いたねじが終わってしまって動かなくなるので、都度しこしこと巻いて使います。

電気はいらないので経済的です。

 

このメトロノームを使う時の注意点は、振り子が付いているので、目で合わせたくなりますね。

ところが、この目で合わせるという方法、意外と難しいんです。

振り子が左右に動きますが、どこで音が鳴っているかお判りでしょうか?

メトロノーム

メトロノーム

このオレンジの丸の部分、振り子の折り返し地点で音が鳴っているんですね。

これがしっかりとわかっていないと【振り子のどの部分で合わせるんですか?】という事になってしまうんです。

レッスンでもこのご質問をよく受けます。

なので、このメトロノームの使い方は、

【音で合わせる】

事をおすすめします。

音で合わせる

さくらさん

これは、音楽の基本でも有る、よく聴くということに結びつきますね。

 

電子式のメトロノーム

次は、電気を使ったメトロノーム。

電気のメトロノームは、当たり前ですが、電池で動きます。

今は、充電式のものもあるようです。振り子はついておらず、音だけが出ます。
メーターのような振り子が液晶でついているものもあります。

他にもいろいろな機能が付いたものがあります。

 

【調律用の音が鳴る】

ピアノの場合は、調律師の方が、調弦してくださるので、必要無いですが、金管楽器の楽器のトーン合わせや、ギターの調弦に使える便利な機能ですね。

【速さを変えるところがメモリ式】

速さは、数字に合わせるものが多いですが、つまみ式のものや目盛りに合わせるものがあったりします。

【画面に数字が出る液晶のもの】

合わせた速度の数字が、液晶画面に、書き出されるものです。

このタイプのメトロノームは、持ち運びがしやすいです。

鞄に【ぽい!】と入れて持っていけます。

このメトロノームも、耳で合わせるのが基本です。

 

こちらは教室で使っているメトロノームですが、型は、昔のものです。

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https://amzn.to/38uzz2T 

 

まとめ

メトロノームは確かに便利な機械です。その曲にふさわしい早さが、すぐにわかりますよね。

ところが、使い方を間違うと、すごく苦痛な練習方法を強いる機械になってしまいます。
せっかく頑張っているのにこれでは残念。

ご自分の演奏の目的に合わせて、メトロノームを使ってみてくださいね。

今日もお読みくださってありがとうございました。

 

 

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ぴぴオンラインピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】講師 /中学校の音楽の先生→ピアノ講師/ピアノ指導歴20年/姶良市にて常時60人近くの生徒さんとレッスン/令和2年より鹿児島市でオンラインレッスンを展開/趣味は手作り教材作り/主にコード奏の事と演奏のコツ、教室経営に役立つ事を書いています。
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