片手練習・両手練習はどういう時に使い分ける?
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ぴぴオンラインピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】講師 /中学校の音楽の先生→ピアノ講師/ピアノ指導歴20年/姶良市にて常時60人近くの生徒さんとレッスン/令和2年より鹿児島市でオンラインレッスンを展開/趣味は手作り教材作り/主にコード奏の事と演奏のコツ、教室経営に役立つ事を書いています。
ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
曲の練習って、片手練習と両手練習とどちらがいいのでしょうか?
さくらさん
今日は、このお話です。
片手練習・両手練習はどういう時に使い分ける?
これは、まず、どちらが正しいかというより、片手での練習方法・両手での練習方法がどういう時にふさわしいかという事を説明させてください。
片手での練習方法は両手奏がつまずく時
片手での練習時は、両手で弾いた時にあまりに躓く事が多い場合です。
片手でも躓く時、両手で合わせるなんて間違いです。
片手でも弾けないものを両手では弾けるはずがないからです。
両手でつまずく場合は、必ず片手に戻って正確に弾けるように練習する。
片手弾きが、すらすら弾けるようになったら、両手に戻りましょう。
普段から両手で練習されている方、こういう方も両手があまりにも躓く方は、一度片手練習に戻ってみてください。
普段から、最初から両手で弾く練習をしている人は、両手の音を同時に読む力が、段々ついてきていると思われます。
そういう方は、そのまま両手奏でいきなり最初から進めてもいいと思っています。
ただし、やっぱりあまりにもうまくいかない時は、片手で確認してみてください。
両手奏をする時
音楽というのは、楽譜に書かれている音をすべて鳴らした時に1つの曲になるように出来ています。
右手だけ、左手だけの時は、1曲にはなっていません。
両手奏の意義は、それぞれの手が鳴らした音を合体させた音楽を感じながら、練習するという最終練習に入った時です。
どちらの練習方法がいいかというと
実は、どちらからがいいかというと、私は、両手で最初からのほうがいいと思っています。
思ってはいますが、最初の習い始めの頃は、まずは、指が動かないですよね。
そういう時は、片手での練習からで十分です。
曲にかかわらずです。
なので、私からのおすすめの方法は、
習い始めの頃は、指が動かず、譜読みも慣れていないので、そういう時は、片手での練習をしっかりとしてください。
ある程度、指が動くようになってきて、さらに譜読みにも苦労しなくなったら、最初から音楽を味わいながら練習して欲しいので、両手での練習をお勧めします。
ですが、決して必ずこの順番でという事はなくて、ご自分に合った練習方法も探してみてくださいね。
まとめ
楽譜を初めて見た時、両手でいきなり弾ける人もいれば、片手ずつ弾く(練習する)人もいますよね~。
これは、もちろん、練習方法の一つですから、いっつもこれじゃないとダメという事では無くて、この曲では、この方法で、今度は、この方法でというのがあってもいいと思っています。
両手で弾いてみて、あまりにもミスが多い時は、やっぱり片手練習をお勧めしたいです。
長く片手練習をして来て、それしか出来ませんという方もいらっしゃいますが、長くとって来た練習方法だから、その練習方法に慣れてしまったのであって、少しずつ、両手練習に変える事は出来ると思います。
もし、変えたいのであれば、少しづつ取り組んでみてくださいね。
絶対的な練習方法はないと思っているので、いろいろと試してみてくださいね。
今日もお読みくださってありがとうございました。