電子楽器の音量には細心の注意を払って下さい。取り返しのつかない事にも。
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鹿児島県鹿児島市ぴぴピアノ教室【子どものピアノ教室】いのうえちづよです。
電子ピアノ購入の目的のひとつに、夜間やご近所への音問題がありますよね。
生のピアノは、楽器自体では音量の調節はできません。だから、電子ピアノやキーボードなどをご購入になるのが一つの手です。
今日は電子ピアノの音量の調節についてです。
目次
電子楽器の音量には細心の注意を払って下さい。取り返しのつかない事にも。
電子ピアノって、つまみで音の大きさを変える事ができます。
演奏者ではなく、楽器自体で音量を変えられるので、いつものように鍵盤をたたいていても、音量メモリを絞っていると小さな音で鳴ります。ですから、強く鍵盤をたたいたとしても、もともとの音量を絞って小さくしていると、P(=弱く)の指定がない時でも小さい音で演奏されます。
夜間の練習はやむを得ないですし、もともとの目的が『小さな音で演奏するため』だった場合、仕方のない事です。
でもこれって、困ったことになる事があるんです。
音の強弱は、打鍵の強弱でつける
ピアノというのは、自分で鍵盤を叩いて音を出しますが、音の強弱は、打鍵の強さ(=勢い)で調節しているので、自分が出している音をよく聴くという癖をつけないと音楽的に演奏できません。
音楽的にというのは、音を小さくしたり、大きくしたり、様々な音楽用語に合わせて演奏する事ですね。
とてもたくさんの表現用語があります。
ヘッドフォン無しで、楽器自体の音を弱い音量にしたまま、練習を長く続けていると演奏者自身に音が聴きづらいので鍵盤を押し込むように弾き始める事があるんですね。
子どもの指は柔らかいです。
人によって、強く押し込むと、第1関節からぐんにゃりと曲がった指の形になってしまいます。強く押し込む癖が付くと、指が曲がってしまったままになる場合があります。
鍵盤は押し込むようには弾きません。
どんなに押し込んでも、音量は変わらないのです。
打鍵の強さ、勢いでのみ音量を変えられるんです。
ですので、音量を調節できる楽器でも、なるべくなら、メモリ60~80ぐらいにして、もし、音が気になるようであればヘッドフォンを使ってみてくださいね。
ヘッドフォンの音量が気になる場合は、耳の負担にならない様に保護者様の方で、ヘッドフォンの音量のご確認をお願いいたします。
教室の生徒さんは、音量がわからない場合、私の方へお知らせくださいませ。
押し込むように弾くと何が悪いの
押し込むように弾くようになると力の向きが鍵盤に向かって下の方へ向きます
いちいち押さえつける余計な力が加わります。
このように余計な力が加わるようになると早い曲を演奏する事が出来ないんです。
机の上でいいので、指を押さえつけながら動かしてみてください。そしてそのまま早く動かしてみてください。
動かしにくいし、余計な力が入っている分、他の音を弾く時に押さえつけたその指を持ち上げるのもさらに力が必要になると思います。
鍵盤を弾く瞬間には、確かに力が入ります。ですが入れっぱなしでは、曲の演奏はできません。
ですから、余計な力が入らない様に最初から気を付ける必要があります。
電子楽器の場合は、練習時の音量に気を付けて欲しい
電子楽器の場合は、大きな音量(=もともとの音の大きさ)に設定して【指で音量を調節できるように練習する】という事が必要なのです。
まとめ
電子ピアノは、生のピアノをもとに作られたものです。
いくら、生のピアノと違うと言っても普通の簡易の鍵盤楽器とは違います。
だから、その良さを生かしながら練習する必要がありますが、良さを生かすためには、鍵盤の弾き方が良くないと宝の持ち腐れですよね。
なので、変な癖がつく前に、元の当たり前の弾き方が出来るように気を付けるポイントについて書いてみました。