こんにちは、いのうえちづよです。
今日は、ご質問の多い初見の方法について、書いています。
指の練習をしながら初見の練習もできる方法があります。継続のヒントは毎日少しずつです
初見の練習は、
- 短い曲を覚えない程度に繰り返す
- 使う楽譜は、音の範囲が短いもの
という方法が、一番オススメできます。
大人の方は、自分が弾きたい曲や、最初から1ページぐらいの長い曲を取り組まれる場合が多いですよね。
長い曲の場合は、一旦譜読みが終わったら新しい曲に移るまで譜読みはしないですよね。だから短い曲が必要なんです。
短い曲を覚えない程度に繰り返す
「覚えない程度にとは?」と思われたと思いますが、覚えてしまった時にはすでに譜読みが終わっているからなんです。
初見の練習のためのおすすめは、4小節から8小節ぐらいの短い曲を弾くという方法です
- 間違ってもいいので、必ず曲の最後まで通る
- この全曲通しを、何回かに分けて何回も繰り返します。
そのかわり「音の間違い」「リズムの間違い」が無いように必死で弾きます。
4小節から8小節ぐらいの短い曲を使用する
1日に1回だけ初見の為の曲の練習をするのなら、時間をかける必要はありません。簡単で、弾くのに時間をかけない曲。さらに集中しやすい短い曲がいいです。
音の範囲が短いもの
使う曲の楽譜は、音の範囲が短いものがおすすめです。
例えば、一点ハから二点ハまでの音8個分ぐらいがいいです。
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練習のタイミング
練習のタイミングは、長期に取り組んでいる練習曲の合間でいいです。
1日に5分でも10分でもやれば、かなりの数の曲を弾く事になると思います。

初見曲の練習は、本当は、時間より曲数で練習する事をおすすめしたいです。目標が設定しやすいし、時間で練習すると場合によると1曲だけで終わってしまうからなんです。
そして、やっぱり取り組む時間よりも、継続する事です。
今回の場合は、1曲を覚えてしまうくらい練習しては、ダメで、集中しながらリズム・音をしっかり見ながら演奏します。
これを繰り返して来れば、初見力が付いてきます。
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子どもの練習過程を大人の方が繰り返すのは、理にかなっています
子どもの教本を使っていることが嫌という方もいらっしゃいますが、基礎力をつけるには、その方が理にかなっています。
曲の練習をしつつ、基礎力を身につけるという一石二鳥の練習過程になるからですね。
ただ、子どもさん達と違って、大人の方は、早く早くを求められる場合が多いので、今回のように、曲の練習をしつつ、初見本を準備するといいよという事をお伝えさせて頂きました。
まとめ
初見力は、音楽を楽しむ為の基礎力です。
おすすめの、練習方法を書きました。
今朝もお読み下さってありがとうございました。