鍵盤の場所で音の場所を教えるのではなく、楽譜を音にする事から教えてね。
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鹿児島県鹿児島市ぴぴピアノ教室【子どものピアノ教室】いのうえちづよです。
今日のブログは、自分の反省も込めて書いてみます。
まずは、楽譜を音にすることから教えてね。
生徒さんが、弾けないところがある時、何につまづいているのか、見極める必要があります。
- 譜読みができないと思っていたら、鍵盤の場所がわかっていなかった
- ドレミの順番がわかっていなかった
- リズムがわかっていなかった
他にも、たくさんの原因・理由があります。
その生徒さんだけの理由です。
これを見極めないとレッスンを先に進める事ができません。
頓珍漢な事を教えても【できる】に、結びつかないからです。
今日は、とてもよく練習してきている生徒さんのことです。
毎回、本当によく弾いてくれています。
この生徒さんは、どうやって練習しているのかな? Chizuyo
訊いてみることにしました。
すると、毎回新しい曲が出るたびに、お母さんが一通り弾いてくれるのだそうです。
それを覚えて弾いているとのことでした。
なるほど、記憶力がいいのね。
でも、楽譜は読めているのかな?
この生徒さんは、よその教室から移って来られた生徒さんです。
前の教室から、この練習方法をとっているそうです。
早く弾けるようになってもらいたいと、お母さんの愛情から、このような練習方法になったのでしょう。
この生徒さん、譜読みは何となくできているようでした。
リズムもわかる。
それは、間違いないようです。
ただ、よくよく訊いてみると、そのわかっている事を音にする事ができないようなのです。
楽譜の音を楽器で演奏する。
これは、習い始めた時に、
音を読み
↓
鍵盤で音を探し
↓
ふさわしい指を動かして
↓
演奏する
という一連の流れが、癖付かなかったのでは無いかと思われます。
私でもそうですが、自分がピアノを習い始めた最初の頃の事は、殆ど忘れてしまっています。
この一番大切な基礎の頃のことを忘れているので、いきなり曲の練習をしたことしか記憶にありません。
ピアノが弾ける親御さんにもこういう方は多いと思います。
耳から聞かせて覚えさせて弾かせてしまうという方法が正しいと思われていらっしゃいます。
この方が早くお子さんが鍵盤を鳴らせますから。
でも、一番まずい練習方法です。
本当に困る練習方法です。
もし、【将来ご自分が練習させよう】と思っていらっしゃる親御さんがいらしたら、最初のこの部分だけでも、私の教室に通わせてください。
一番最初に教えて身につけさせたい事を、責任を持ってレッスンします。
ここの部分ができていたら、弾いて聴かせる練習方法も役に立つかもしれません。
まとめ
ピアノでの、作業は多いです。
- 楽譜を読む
- 鍵盤で場所を見る
- 動かしたい指を動かす
この事を一度にできるようにしないといけません。
ここを端折ってしまっては、とてもピアノを一人の力で弾けるようにしていく事ができません。
まずは、我慢してお子さんの練習の様子を見守ってください。
そこを乗り越えたら、どんどん一人で練習できるようになります。
言われて、させられて・・の練習は楽しく無いですものね。