こんにちは、いのうえちづよです。

リズムの練習の仕方って、何かありますか?
今日はリズム練習について書きます。
リズム練習に言葉を使ってみよう
音楽には、決まったリズムのテンプレートが、繰り返し使われる事が多いです。
その中で、とてもよく使われるものが、付点のリズムです。
付点のリズムの練習方法は、言葉に当てはめて練習するのがおすすめです。
「スキップのリズム」は“あめふり”や”ミッキーマウスマーチ”などにも
スキップのリズムとは、こんなリズムのことです↓
「あめふり」や「ミッキーマウスマーチ」などにも使われています。
16分音符と付点8分音符の理屈はこんな感じ
最初の音符は、付点8分音符と言いまして、0,75拍分の長さがあります↓
次の音符は、16分音符と言いまして、0,25拍分の長さがあります↓

このままじゃ、長さがわからない・・。
じゃあ、これでどうでしょう。
0,75拍と言うのは、1拍をりんご1個に例えた時、りんご4分の3個分で↓
次に0.25拍と言うのは、りんご4分の1個分です↓
という事は、付点8分音符は、16分音符の3倍の長さがあるって事ですね。
これを長さで掴むのは難しいですよね。
理屈よりも感覚が近道
次は、実際に体で掴む方法です。
さて、いきなりですが、スキップできますか?
若しくは、【あめあめふれふれ♪】の曲ご存知です?
使われているのが、このリズムなんです。
体を使ってリズムを覚えるってどういうこと?
まずは、スキップを体でやってみてください。
難しいようでしたら、手で叩いてもいいですよ。↓
いきなりそのリズムを、鍵盤上で正しい音で、正しい指遣いで演奏するのもいいですが、まずは体でリズムだけを掴んでみるのがおすすめです。
似たリズムを比べると理解が深まる
このスキップのリズムって、楽しそうですよね。
童謡などによく出て来るんです。
今回、教室レッスンでは、生徒さんはこのリズムが使われた、実は2曲の楽譜を持ってこられたのです。
1曲目のリズムはこれで↓
2曲目はこれです。↓
この2つのリズム、見た目がちょっと違うのですが、簡単に説明すると倍になっているリズムです。
2つの音がそれぞれ、2倍になっています。行ってしまえば、早く叩くかゆっくり叩くか、の違いなんですね。
そこまでご説明しましたら、なるほど~とおしゃって、お家では1曲しか練習されてこなかったんですけど、2曲目もすんなり弾けるようになりましたよ。
このように、理屈ではわからないときは、実際にやってみて感覚を掴む方が早道です。
よく使うリズムは「言葉」で覚えてしまおう
16部音符のリズムだったら↓
リズムに言葉をはめて↓
リズムのパターンってそんなに多くはないです。
先ほどのリズムにプラスで4分音符を足すとこうなって↓
これは、ぞうさんのリズムなんです。
「ぞうさんのリズム」「スキップのリズム」などネーミングがコツ
しっかりと理屈を理解して演奏でももちろんいいのですが、もしよくわからない場合は、こういうリズムが出てきたら、
ぞうさんのリズム
と書いておくだけで、だいぶ楽に演奏出来ると思います。
まとめ|拍より先に「感覚」でつかむリズム練習
まずは真似してOK。感覚でつかんでから理屈もあとからついてくる
リズムは、拍数を学んで、理屈を勉強する方法も一つです。
ですが、時間が取れない時、なかなか理解しながら進めるという事が出来ない時は、言葉に当てはめてみるというのも一つの方法としてお勧めです。感覚で理解するという方法ですね。
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