ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
[voicer icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2017/09/2019.4.24-2.jpg” name=”さくらさん”]オクターブ記号ってなんで付いているんですか?加線を加える方が読みやすいような気がします。[/voicer]レッスンでのご質問に、今日はお答えしてみます。
実際の音の加線は最高何本?
ピアノは、基本88鍵あります。
電子ピアノと銘打ってあるものもこの鍵盤数あります。
これを楽譜に書き表す場合、オクターブ記号を使わずに地道に書き写すとしたら、
こんな感じです。
目がチラチラしますね。
楽譜は、基本の大譜表が10線。
それから、上または、下の音を書き表す為には『加線』を加えます。
言葉の通り、加える線ですね。
線は何本書けばいい?
鍵盤の音の高さを表す時に加える加線は、9本です。
ト音記号が書かれている線の更に上の部分ですね。

ト音記号五線紙の上の加線
ヘ音記号の書かれている五線紙より下の加線は、6本

ヘ音記号の五線譜より下の加線
ヘ音記号とト音記号の間は、一点ハの音に使われる1本のみです。
右手で弾くか、左手で弾くかで、ト音記号の五線譜か、ヘ音記号の五線譜よりになります。
このように線を加えて、音符を書くと見にくいし、読み間違えたりしますよね。
そこで、オクターブ記号の登場です!
オクターブ記号を使う
実は、オクターブ記号に慣れちゃって^^;
線を加える時に、改めて数え直しちゃいました。
これを数える、若しくは、瞬時に把握なんて、無理ですよね~。
5本の線を読むのが精一杯ですもの。(*´艸`)
そこで、便利なオクターブ記号を使うんです。

オクターブ記号
変わった高さは、記号の数字で把握できますから、表記されている音は一緒になります。
記号によって高さが変わるので、記号をしっかりと読み取るようにしましょう。
普段慣れている高さで、音符を読めて、でも記号がついているので、
- 8のつくオクターブ記号がついているドだったら、1つ上のドを弾く
- 15の付くオクターブ記号がついているドだったら、2つ上のドを弾く
となります。
下の方へ、下げる場合は、記号の点線部分が、逆になっています。

オクターブ記号 大譜表
ここまで見てきたとおり、オクターブ記号を使わずに、加える線は、
- 高音の部分=最高9本
- 低音の部分=最高6本
でした。
まとめ
オクターブ記号を使わずに、音を書くと譜読みが大変になります。
音の真ん中ぐらいまでは、音符もなんとか読めますよね。
なので、それぐらいの高さで書かれた音を、オクターブ記号であげたり下げたりしてあると、読みやすいと思います。
今日もお読みくださってありがとうございました。