ピアノが与えてくれるもの。それは、生きる力と即戦力!
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ぴぴピアノ教室、いのうえちづよです。
学校の先生が出発点なので、もちろん受けましたよ~、教員採用試験!
かなり前の話ですが。(^^;)
その時は、合格のお知らせが自宅に電話で来ることになっていて、何故か、父が待機中でした。
私はというと、用事があって出かけていて、その場にはいなかったです。
帰るなり、『どうだった~?』と訊く私に一言。
なんと『ダメだったよ』と。
とたんにボロボロ泣く私に、『あ、冗談冗談』って。
プンプン!
どう思います?
一生忘れられない一コマです。
目次
ピアノが与えてくれるもの。それは、生きる力と即戦力!
ピアノが弾けることで、得られることとは、生きる力と即戦力だと思っています。
- 生きる力
- 即戦力
生きる力
生きる力というのは、その事を使って、糧を得る術に出来るという事です。
【生きる力】とは、例えば、ピアノを生かした職業に就くという事がまず挙げられると思います。
ピアノを生かした職業に就く事が出来るとは、私のようなピアノ教室の講師だったり、学校の先生 幼稚園の先生 保育園の先生 音楽療法士 ブライダルプレーヤー等々の職業の事ですね。
小さい頃から、他の子は遊んでいる時間も、一生懸命に練習してきたピアノが、その時だけの習い事で済んでしまわずに、自分の人生を支える職業になっていくと、本人にとっても、努力が報われて、やっててよかったとなるでしょう。
親御さんにとっても、一安心ですよね。
即戦力
即戦力とは、例えば、ピアノを弾くことが、すぐに誰かの役に立つということです。
・自分一人の力で楽譜を読んでピアノ演奏
・好きな人に弾いてあげる
・大好きなおじいちゃんやおばあちゃん、お母さんやお父さんのために弾いてあげる
・自分のために奏でる
・音楽仲間と音楽を奏でる
こういう事って、地味なことかもしれないんですけど、でもピアノが弾けないと出来ないことなんですね。
介護施設や病棟などで患者さんなどを相手に、【ピアノの演奏】をしたり、【ピアノを弾きながら一緒に歌を歌ったり】という事も出来ます。
これは、視点を変えると、最初にあげた、音楽で、相手を癒せる、相手にも生きるチカラを持ってもらうということに成ると思います。
教室での生徒さんの中にも、それを目指してレッスンに通ってこられた方がいらっしゃいました。
コンクールに入賞するような実力はなくても、心を込めて、相手のことを思いやって演奏したピアノは、人の心を打つような演奏ができるように成るんです。
ピアノが弾けるとできる事
ピアノが弾けると出来ることは、上に上げた2つのことが大きいです。
ピアノを習って、続けることで、選択肢は限りなく広がります。
ピアノを習っている人が進む先は、音楽大学だけで、かつピアノの上手い人が行くだけ・・・なんて思ってはいませんか?
そんな事は全くありません。全く・・・。
ピアノを習っていると確かに音大に行けるかもしれませんが、音楽大学だけでは無くて、幼児教育科とか教育学部とか、教育系の学校に進学して音楽の教育系の職業を選択する事が出来ます。
他の学部や学科の大学も選択できるので別の職業に就く道も選べます。
将来、進む学校だけでは無くて、音楽関連の職業を選択しようと思った時、ピアノが弾けたらそこに職業が増えますね。
さて、別に、音大やその専門に進まなくてもある程度の演奏技術があったら、その為の専門学校などもありますから、もしくは、私のようなピアノの教室を開いてからでも勉強する方法があります。
この時出来ないと困るのは、ピアノを弾く事だけです。
子どもの頃から続けていた事を、職業にする事が出来たわけです。
実際に必要な能力は何?
私は、中学校の先生を経験しましたが、受験勉強より学校の先生になってからの方が苦労しました。
ピアノをずっと習っていて、音楽の大学まで行っててもです。
何を苦労したと思いますか?
それは、ピアノをさらっと弾く事が出来ずに苦労したんです。
確かに、ピアノの勉強はしました。
ハノン、ツェルニー、バッハ、ソナタ、ショパン、モーツァルト、ベートーヴェン等々。
たくさんピアノを弾きました。
楽譜を見ながら、楽譜の通りに演奏する勉強です。
聴音、理論、楽典。
でも、学校の現場で必要な演奏に関する能力は、
・楽譜が無くても適当に伴奏をつけて演奏する能力
・メロディ譜から合奏用の楽譜を起こすこと
・初見力
この事です。
これは、大学では習いませんでした。
専門的な事を勉強していても、この内容については習わないんです。
30年前以上の事ですから、今は、教育課程もだいぶ見直されてきてはいるようですが、やっぱりまだまだだと思います。
ピアノを習っていて、将来、成れるのはピアニストだけ。
それも一部の人だけ。
そう、私も思っていましたから。
これじゃ、せっかく子どもの頃から苦労して頑張ってピアノの勉強しても、それだけで終わりになったら、もったいない。
好きなピアノを将来の選択肢の中に入れてあげたい。
なので、私の教室では、即戦力になるような項目もレッスンするようになったのです。
ピアノの専門の職業につかなくても、ピアノを弾く事がまず、心の支えになってくれる事。
それで続けていって、必要な時にピアノが即戦力になるようにするレッスンです。
もちろんピアノが弾けないと意味がないので、まずは一般の鍵盤楽器の弾き方を勉強します。
アコースティックピアノの弾き方、それからピアノで楽しむ能力。
それから、即戦力になる力です。
理論の部分は、その時、大学や訓練校で勉強出来るもので十分ですが、ピアノだけは、直ぐに弾けるようにするのは、本当に難しいです。
指は10本あって、それをバラバラに動かさないといけないですし、更にリズムも読み取らないといけないです。
まずはこの事をじっくりゆっくりと時間をかけて勉強しましょう。
この間のピアノの演奏技術は、本当にゆっくりとレベルアップさせます。
その間、同時に即戦力の方も身につくように勉強させます。
即戦力とは、ここのブログでも書いていますが、和音で伴奏をつける能力だったり、作曲だったり、初見力だったり、弾き語りだったりです。
曲作りは、簡単な編曲まで出来るようになっておいた方がいいです。
学校の先生を選択した場合、簡単なメロディから合奏用の楽譜を起こせるようになっておくと何かと便利です。
それ以外にも、お友達とバンドを組む場合とかにも役立ちますよ。
他にも音楽に関する職業はいろいろあって、そのうちの一つ、ブライダルプレイヤーを選択した場合、初見力やアレンジ力が役立つと思います。
結婚式で、急に演奏しないといけない曲が出てきて、始めてみる楽譜だったり、メロディだけが乗っている楽譜を渡されてその場で演奏しないといけなくなったりという事が起こりうるからです。
ピアノを習っていると考えられる可能性
長々と書いてきましたが、ピアノを習っていると可能性が限りなく広がると思っています。
以前、小児病棟にいる看護師の方が、ピアノを習いに来られていました。病棟で、病気の子供さん達にピアノを聴かせたいとおっしゃっていました。
また、一方で、介護士の資格を取ると勉強されている方が、ホームでピアノが演奏出来るといいとピアノを習いに来られていました。
このような素敵な事も出来ます。
大人になってから始めても、これだけの内容を短期間で身につけるのは難しいですし、子供の方が記憶力がいいので、子どもの頃からやっておくほうがいいです。
私の教室でも、小学校の中学年ぐらいから始めるには内容的に多いので、全部は扱えない場合があります。
なので、幼稚園の年中から年長ぐらいの間に始めるのが一番いいと考えています。
ピアノは一過性の習い事にとどまらず、続けていく事によってたくさんの可能性を秘めている習い事だなと思います。
まとめ
いかがですか?
ピアノは子どもの頃は昔習っていたんだけどね。
今は、弾けないのよ。
という事にならないようにしてあげたいんです。
そして、楽しむための基本テクニックをつけて、アレンジ力をつけて、レパートリーを持たせておく。
この事が一番大切だ、と考えています。