ピアノで得られる2つの幸せ。子ども達が成長する瞬間はこんな時。
Warning: Undefined variable $kanren in /home/chizyon6392/tounpipi24.com/public_html/child/wp-content/themes/elephant3/library/shortcodes.php on line 578
最近、学校のクラス合唱の伴奏曲を弾きたがる生徒さんが増えて来ました。
とても嬉しい事です。
ピアノには、まずは自分が勇気付けられたり、元気になったり、達成感を得たり慰められたり感動したりする事があると思っています。
もう1つは、他人に幸せを与えられるものだと思うんです。
今日はその事について書いてみますね。
合唱の伴奏をした事で得られたもの
実はね、
私もクラスの合唱の伴奏をした事があるんです。
昔もやっぱり学校で今みたいに合唱コンクールというのがあって、各クラスが合唱曲を歌って競い合うという事がありました。
曲を決めると同時に、ピアノの伴奏者や指揮者もそのクラスから選ばれました。
その頃は、あんまりピアノを習っている人がいなかったのかな?
私は、そんなに上手でもなくて、コンクールに出たりはしていましたが、成績を残すぐらいの腕前ではなかったです。
【他にいなかったから弾いた】くらいのものだったんです。
けど、長年か経って、昔のクラスメートにあったんです。
35年ぶりぐらいですよ。
その人がいきなり話し出した事は、
【あの合唱の練習の頃は、楽しかったよね。】
【いい思い出だよね。】
【いい歌だったよね。】
【いい曲だった。】
【伴奏をしてくれてありがとうね。】
って。
本当にびっくりしました。
だって、私なんて、そんなこと全く覚えてすらいなかったし、曲目も忘れていたんですから。
その人に会ってから、いろいろな事が思い出されました。
そういえば、放課後、残って音楽室のグランドピアノで練習したな~とか、
上手く弾けないところがあって、悔しくて悔しくて涙が出たな~とか。
指揮者とうまく合わなくて、音楽の先生と指揮者と練習したな~とか。
結果どうだったか、全く覚えていないんですけど、そんな事を鮮明に思い出しました。
・
・
懐かしいなあ。
たったそれだけの事なのに、35年たった今も、人の心に残ったんだな喜ばせる事ができたんだなと、その時思いました。
『上手』『下手』とか、【あそこを間違った】話とかでは無くて、【ありがとう】って言ってもらえた。
その時は、うまく弾いたとは全くも思わないし、はっきり言って忘れてたぐらいだったんです。
でも、、その久しぶりにあった友達の心に、生涯、思い出に残る何かが残せた事が分かって、私もとても幸せになりました。
合唱の伴奏なんて、緊張するとか人前で弾くなんてできない。
はては、練習するのが面倒くさい、と言う子もいます。
お母さん方も、そんな暇があったら勉強しなさいとおっしゃる方もいらっしゃいます。
ですが、形が無くても一生懸命取り組んだものは、何かしら人に感動を与える事が出来るんだなと思います。
曲の完成度も大切ですが、クラス合唱の伴奏に手をあげた事、1人で伴奏の練習をした事、決して無駄では無いと思っています。
頑張って名乗りを挙げたものの、苦手な曲だったり、昨今は、オーディションなどがあって、選ばれなかったりする事もあるでしょう。
ですが、
『伴奏をしよう』
『やってみよう』
と思う事は、とても大切な事です。
まとめ
ピアノを習っている全ての子どもたち、ピアノを習う事で得られる経験は素晴らしいよ。
いろんな事にどんどんチャレンジして欲しい。
どんどん名乗りをあげて欲しいと思っています。
『結果じゃ無いんだよ』
『その瞬間が素晴らしいんだよ〜』
と子供達に伝えたいなと思います。