言葉に当てはめてリズム練習をしてみよう。
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ぴぴオンラインピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】講師 /中学校の音楽の先生→ピアノ講師/ピアノ指導歴20年/姶良市にて常時60人近くの生徒さんとレッスン/令和2年より鹿児島市でオンラインレッスンを展開/趣味は手作り教材作り/主にコード奏の事と演奏のコツ、教室経営に役立つ事を書いています。
ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
まさこさん
今日はリズム練習について書きます。
言葉に当てはめてリズム練習をしてみよう。
音楽には、決まったリズムのテンプレートが、繰り返し使われる事が多いです。
その中から、とてもよく使われるものが、付点のリズムです。
言葉で言うと、
体得する方法も併せて解説してみます。
スキップのリズム
スキップのリズムとは、こんなリズムのことです。

このリズム、よく扱われるのですが、理屈をのべれば・・・コホン、コホン、
最初の音符は、付点8分音符と言いまして、0.75拍分の長さがあります。

次の音符は、16分音符と言いまして、0.25拍分の長さがあります。

ネコ太郎
0.75拍と言うのは、1拍をりんご1個に例えた時、りんご4分の3個分で、

0.25拍と言うのは、りんご4分の1個分です。

という事は、最初の音、付点8分音符は、2番目の音、16分音符の3倍の長さがあるって事ですね。
ここまでは、理屈です。
さて、いきなりですが、スキップできますか?
若しくは、【あめあめふれふれ♪】の曲ご存知です?
使われているのは、このリズムなんです。
まずは、飛び跳ねてみてください。難しいようでしたら、手で叩いてもいいですよ。
理屈がわからない時は、歌ってみる・手で叩いてみるがおススメです。

感覚でつかむ
次は、感覚でつかむです。
このスキップのリズムって、楽しそうですよね。
童謡などによく出て来るんです。
で、今回、生徒さんはこのリズムが使われた、実は2曲の楽譜を持ってこられたのです。
1曲目のリズムはこれで、

2曲目はこれです。

この2つのリズム、ちょっと違うのですが、簡単に説明すると倍になっているというだけです。
2つの音がそれぞれ、2倍になっています。行って仕舞えば、早く叩くかゆっくり叩くか、の違いなんですね。
そこまでご説明しましたら、なるほど~とおしゃって、1曲しか練習されてこなかったんですけど、2曲目もすんなり弾けるようになりましたよ。
先ほども書きました通り、理屈は、音の長さが2倍になっているんです。
でも、手で叩いたり、体でリズムを取ったりして、感覚でつかむ方が分かりやすいと思います。
リズムのパターンってそんなに多くはないです。
先ほどのリズムにプラスで4分音符を足すとこうなって、

これって、ぞうさんのリズムなんです。
童謡のぞうーさんです。
このパターンもすごく多いですよね。
よく見ますよ。
しっかりと理屈を理解して演奏でももちろんいいのですが、もしよくわからない場合は、こういうリズムが出てきたら、
ぞうさんのリズム
と書いておくだけで、だいぶ楽に演奏出来ると思います。

最初のリズムは、【スキップのリズム】ですね。
まとめ
リズムは、拍数を学んで、理屈を勉強する方法も一つです。
ですが、時間が取れない時、なかなか理解しながら進めるという事が出来ない時は、言葉に当てはめてみるというのも一つの方法としてお勧めです。
感覚で理解するという方法ですね。
言葉を考えると忘れにくいので、覚えやすいです。