マイナーセブンスとメジャーセブンス。違いは“たった一音”です

コードに関すること

こんにちは、いのうえちづよです。

セブンスコードとは、7番目の音を足したものでしたね。

さくらさん
さくらさん

7番目の音と言っても、フラットが付いたり、シャープが付いたりするのは、どうやって見分けるの?
ごちゃごちゃしてよくわからないんだけど

今日は、このお話です。

「7」がつくコードには3種類あります

セブンス、マイナーセブンス、メジャーセブンス。
まずは、この3つの違いがあることを確認しておきましょう。

7の数字がつく和音は、

・セブンスコード
・マイナーセブンスコード
・メジャーセブンスコード

と3種類あります。

セブンスコードについては、過去記事をどうぞ↓
https://tounpipi24.com/on-line/9085

今日は、この中の、マイナーセブンスコード・メジャーセブンスコードについてです。

※この表記の仕方については、一般に使われているものを、例にとっています。

マイナーセブンスコードは“マイナーの土台+7番目の音”

小文字の m がつくコードは、もともとの三和音がマイナーです。
そのマイナーコードに“7番目の音”を重ねたものが m7(マイナーセブンス)です。

Gを例に取ると、記号では、Gm7 と書きます。

ねこ太郎
ねこ太郎

小文字の m がついちょる

いのうえちづよ
いのうえちづよ
そうそう。・・・という事は、どういう事だと思う?
はなちゃん
はなちゃん

難しそう・・・。

 

小文字の m がつくという事は、7番目の音を重ねる前の、元の和音が、マイナーコードになっているということ。

マイナーコードとは、

  • 1番目の音と2番目の音の間に2個の鍵盤が挟まっている
  • 2番目の音と3番の音の間に3個の鍵盤が挟まっている

でした。

こういうの↓

マイナーコード

 

これに、根音から数えて、7番目の音を足します。

すると・・・

マイナーセブンスコード

マイナーセブンスコード

このようになります。

マイナーセブンスコード

  • 1音と2音の間の音が2つ
  • 2音と3音の間の音が3つ
  • 3音と4音の間の音が2つ

です。

メジャーセブンスコードは“メジャーの土台+7番目の音”

メジャーコードを土台にして、そこへ7番目の音を足したものが M7(メジャーセブンス)。
マイナーとは響きが大きく変わる理由がここにあります。

7番目の音を足す前のメジャーコードは、

  • 1番目の音と2番目の音の間に3個の鍵盤が挟まっている
  • 2番目と3番目の音の間に2個の鍵盤が挟まっている

です。

こちらのコードです↓

F メジャーコード

メジャーコード

 

そして、今日のコード、メジャーセブンスコードは、以下のような鍵盤の並びになります。

メジャーセブンスコード

メジャーセブンスコード

メジャーセブンスコードは、

  • 1番目と2番めの間の音が3つ
  • 2番めと3番めの音が2つ
  • 3番めと4番目の音が3つ

です。

 

メジャーコードとマイナーコードの仕組みはこちらの記事で書いています。↓

コードを見分けるには、型通り、しっかりと覚えてしまうのが一つの方法です。

見分けるときは「音と音の間の数」を見ると簡単

専門的な知識を丸暗記しなくても大丈夫。
迷ったときは、音と音の間にいくつ鍵盤があるか数えると、誰でも判別できます。

なんだったかな?という時は、音と音の間の数を確認しましょう。

ねこ太郎
ねこ太郎

にゃるほど!

 

まとめ:全部覚えなくても大丈夫。響きを楽しみましょう

和音は全部押さえなくても成立します。
根音だけでも十分音楽になりますし、響きを楽しめるのがピアノの良いところです。

ただ、そのコード記号が表している音を演奏できるのなら、響きとして加えて欲しいなと思っています。

\コードの仕組みをもっとやさしく理解したい方へ/
メルマガでは、大人の初心者さん向けに「コードの考え方」「伴奏の作り方」「ピアノを気楽に続けるコツ」などを、短くわかりやすくお届けしています。
専門的な知識がなくても読める内容なので、ピアノ時間がもっと心地よくなりますよ。