幼稚園の先生にお勧め。コードを使って練習してみよう!

学校現場や幼稚園などでお勤めする時に役に立つのは、エチュードや超絶技巧より、【コード奏】や【移調奏】かなあと思います。
特に、【さら~と弾く能力】はとってもお得。
何故かというと、学校や幼稚園にお勤めされた後は、日常業務が本当に忙しくて、ピアノの練習に時間が割けなくなるからなんですね。
仕事をしながら、疲れて帰ってきた後、更に苦手な部分をピアノで練習って本当に大変だと思うからなんです。
今日は、童謡などの曲を、楽譜を見たその場で簡単な伴奏を付けて弾くという事について書いてみます。
まず、基本三和音を覚えよう
幼稚園免許を取得するために、ピアノのレッスンに通ってきて下さっている生徒さんが取り組む事が多いのが、和音を使っての伴奏です。
よく使われるのは【ハ長調・ト長調・ヘ長調・ニ長調】などです。
シャープが、1.2個。フラットが、2.3個ぐらいかな。
ハ長調というのは、【ハ=ド】の音から始まる調の事で、7つの音から出来ています。
ト長調は【ト=ソ】の音から。
ヘ長調は【ヘ=ファ】の音から。
ニ長調は【二=レ】の音から。
全て、7つの音から出来ている調です。
この7つの音を音階と言います。音の階段です。
音階の1番目、4番目、5番目の音を根音【和音の一番下の音】としてできる和音を基本三和音というんですね。
この基本三和音(Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ)を使えば、童謡などの伴奏が手軽にできます。
指の形から
音を解説したサイトはたくさんあるので、今日は、別の方法をお伝えしますね。
基本的に和音を覚えた方が良いのですが、4つの調の基本三和音を演奏するのに少しだけ簡単な方法があります。
それはね、和音の形を指で覚えちゃうこと!です。
わからんぞい。
ネコ太郎
ハ長調の場合は、主和音がド・ミ・ソの【C】
これはそのまま、5の指(小指)・3の指(中指)・1の指(親指)で押さえます。
だから、まず、Cコードはこう。
和音の進み方は、【なるべく近くの音を押さえる】方が良いので、主和音のド・ミ・ソの【C】から始まったら、Ⅳの和音ファ・ラ・ドでは、同じドがあるので、ド・ファ・ラの順番で押さえます。
次にFコードは同じ音はそのまま押さえておいて、こう。
Ⅴの和音ソ・シ・レではシ・レ・ソの順番で押さえると場所移動が少なくて済みます。
次のGコードは、こう。
まとめると、Cコード
Fコード
Gコード
この指の形を覚えておいて、他の調でも形作って押さえてみてください。
考えなくても、音が押さえられる一つの方法です。
ただし、それぞれの調での調号を忘れないでね。
ハ長調では、黒鍵は押さえませんが、例えばニ長調だったら、ファの音とドの音にはシャープが付くので、和音の中にその音があったら、黒い鍵盤を押さえますよ~。
調を変える場合は、メロディも
ハ長調で弾いていた時は、CコードのⅠの和音が、ト長調に移調した場合は、Ⅳの和音に変わります。
移調した場合は、メロデイも和音の場所も変わると覚えて下さいね。
こんな感じ~。
コードと呼ばれる和音の中に基本三和音ももちろん含まれます。
まずは、童謡によく使われるハ長調・ト長調・ヘ長調・ニ長調のそれぞれのⅠ・Ⅳ・Ⅴの和音を演奏すれば
伴奏が出来ます。
編曲の仕方によっては、Ⅴの和音をⅤ₇で書いてあったりしますが、Ⅴの和音で弾けますから、とにかく基本三和音ですよ。
左手の楽譜が読めなくてもこの和音を使っての演奏は、気軽に取り組めると思います。
今日のレッスン
楽譜が読めなくても、左手のヘ音記号の楽譜が難しい時も、このコードで出来た音を数個覚えて、鍵盤を押さえるための指の形を覚えるだけで伴奏ってできます。
弾き語りをすれば、右手のメロディの部分も必要ないので、ぜひ覚えて練習してみてくださいね。
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