こんにちは。いのうえちづよです。
教室では、
✅クラシックオンリーの方
✅Jーpopオンリーの方
✅童謡の方(コード奏の勉強中の方)
いらっしゃるのですが、どの方にも共通で、鍵盤で遊んでくださいという事を常日頃お伝えしています。
今日はこれについてご説明しますね。
鍵盤で遊ぶという活動に最初に取り組んでほしい
ピアノにおいては、曲の練習をする事はとても大切な事ですし、最終的にはそこが目標になると思います。
でもまず最初に、
「どの音を弾けばどんな音色がするのか」
とか
「どの音とどの音の組み合わせはどんなハーモニーになるのか」
ということを学ぶこともとてもとても重要な事です。
ですから、「鍵盤で遊ぶ」という活動を最初に取り組んで欲しいのです。なぜなら、その事が疎かになっている方がとても多いからです。
必要なのは、ピアノの練習とは別に、鍵盤で遊ぶことです。
鍵盤で遊ぶとはどういうこと?
たくさんの曲を練習する事で、鍵盤の感覚は身についていきますが、それなりの練習曲をこなさないといけなくなります。
曲の習得のためには鍵盤で練習せざるを得ませんから、普段取り組まないであろう鍵盤での遊びは、練習にも必要な事なんです。
鍵盤でたくさんの音を鳴らすと「どんな音が鳴っているかな」と思い、「あの曲のサビの部分ってどんな曲だったっけ」とよく音を聴くことになります。結果、鍵盤でいわゆる耳コピーをすることになります。音感も育つし、ハーモニーも聴き取れるようになります。
これは、アレンジをする必要のあるコード奏のレッスンに限らず、クラシック曲の勉強をされている方にもおすすめしたい事です。
鍵盤で遊んだ後は探り弾きもしてみよう
遊び弾きの次にお勧めしたいのは、探り弾きです。
特にオリジナルの楽譜で練習されているクラシックオンリーの方にもお勧めしたい弾き方です。先ほども出てきた、いわゆる耳コピーと言われるものです。
ポピュラー系の曲を学んでいらっしゃる方は、取り組む事が多いと思います。「どんなメロディだっけ?」「この曲知ってる?」などなど、ちょっとサビの部分だけ弾いてみたりする事は多いと思います。
ですが、クラシックの曲の場合は、特にオリジナルの楽譜をお使いの方はされた事がないのではないでしょうか。
この場合の練習曲は、今習っている曲ではなくて、全然別な曲で記憶している曲を簡単に弾きます。
鍵盤に手をおいて、頭の中で鳴っている曲を音にしてみます。
出来たら、カンタンな和音でハーモニーも付けてみましょう。
完璧を求めないでくださいね。ただの楽しみです。鍵盤での遊び方の方法です。
先程書いたように、鍵盤での遊びがたくさんできていると音色やハーモニーがわかるようになって、探り弾きがしやすくなるんです。
さらにこれを続けていると、頭の中の音と鍵盤の音・位置が頭に入って来るようになります。

私は、昔、これが本当に苦手で、楽譜がないと音1個出すのもためらっていました。不安でしょうがなかったです。全くした事がなかったからです。
今は何回も取り組むと、楽しめるようになってきます。また、音もよく聴くようになれます。なので皆さんもぜひ、この探り弾きをして楽しんでください。かなり音感が育ちますよ。
この時、皆さん、とてもきちんと取り組まれますが探り弾きの場合、最後まで弾く必要は無く、また時間も少しでいいです。昔習っていた曲を、思い出しながら弾くでもいいですよ~。楽しんで弾きましょう。
まとめ
ピアノの練習は、遊び弾き・探り弾きこそが大切だと思っています。
ぜひ、試してみてくださいね。
今日もお読みくださってありがとうございます。