こんにちは。いのうえちづよです。
レッスンでは、
・クラシックを中心に弾く方
・J-POPやポピュラーが好きな方
・童謡やコード奏を学んでいる方
さまざまなタイプの生徒さんがいらっしゃいます。
でもどの方にも、必ずお伝えしていることがあります。
それは——
「鍵盤でたくさん遊んでくださいね」 ということ。
「遊び?」と思われるかもしれませんが、
実はこの“遊び弾き”こそ、あとから大きな差になる大切な時間なんです。
今日は、その理由についてお話ししますね。
鍵盤で遊ぶ時間は、ピアノの“土台”を作ります
ピアノはもちろん、曲の練習も大切です。
最終的には曲が弾けるようになることが目標だと思います。
でもその前に、ぜひ取り組んでほしいのが
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どの鍵盤がどんな音色になるか
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どの音の組み合わせがどんなハーモニーになるか
を、自分の耳と指で味わう時間です。
「鍵盤で遊ぶ」ことを侮れない理由は、
この感覚を身につけているかどうかで、その後の上達が大きく変わるから。
実際、多くの方が“曲の練習だけ”で進もうとして、
この土台づくりが抜けてしまっているのです。
遊び弾きがもたらす3つの効果
鍵盤で自由に音を鳴らしていると、自然とこんな変化が起きます。
① 音感が育つ(耳が動き始める)
たくさんの音を鳴らす中で、
「この音、あの曲のサビに似てるな」
「この響き好きだな」
と耳が反応してきます。
これだけで“耳コピー”の入り口に入り、
音感がグッと育ちます。
② ハーモニーが聴き取れるようになる
遊んでいると自然に、
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単音
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和音
-
響きの違い
が聴き分けられるようになります。
これはクラシックを弾く人にとっても、とても大きな強み。
和声感がある人は、曲の理解が早く、表現力も伸びやすいです。
③ 鍵盤の位置が自然とつかめる
遊び弾き → 鍵盤に触る時間が増える
↓
鍵盤の距離・位置・指の感覚が自然に身につく
これは譜読みの速度にも直結します。
次におすすめは「探り弾き」
遊び弾きに慣れてきたら、
次は “探り弾き(耳コピー)” に挑戦してみてください。
特に——
クラシックオンリーの方にこそ強くおすすめしたい練習です。
探り弾きのやり方(簡単版)
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鍵盤に手を置く
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頭の中で「知っている曲」を鳴らす
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その音を、鍵盤で探しながら弾いてみる
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余裕があれば簡単な和音もつける
ポイントは “完璧を求めないこと”。
これは練習ではなく、“遊び”。
音楽を自分から探しに行く体験です。
続けると、
頭の中の音 → 鍵盤のどの位置か
がわかるようになり、
ピアノがぐっと楽しくなります。
私も、最初はまったくできませんでした
実は私自身、昔は探り弾きが大の苦手でした。
楽譜がないと不安すぎて、
1音ですら弾くのをためらうほどでした。
でも、少しずつ遊んでいるうちに
・鍵盤に触れる安心感
・音を聴き分ける耳
・ハーモニーを楽しめる余裕
が育っていったんです。
だからこそ、
みなさんにも“遊び弾き”と“探り弾き”の楽しさを味わってほしいのです。
「遊び」こそ、本当の上達につながる
鍵盤で遊ぶ → 音を聴く時間が増える
↓
音がわかる → 探り弾きしやすくなる
↓
探り弾きできる → 曲の理解が深くなる
↓
曲の練習がスムーズになる
実はこのサイクルが、
ピアノ上達の大きな柱なんです。
クラシックでも、ポピュラーでも、童謡でも同じ。
遊び弾きこそ、上達の「近道」です。
まとめ|鍵盤で“自由に遊ぶ時間”を、大切に
ピアノの練習は、
遊び弾き・探り弾きを含めて“ピアノの楽しみ”そのもの。
ぜひ、曲練習の合間に、
少しだけでもいいのでやってみてくださいね。
きっと新しい発見がありますよ。
今日もお読みくださり、ありがとうございました。
「遊び弾きって意味あるの?」と思っていませんか?
実は、鍵盤で自由に音を鳴らす時間こそ、音感・ハーモニー感・表現力を育てる土台になります。


