譜読みの時、音符にドレミを書かない方がいい。理由は3つあります。

おんぷの画像・ぴぴピアノ教室 練習方法
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こんにちは。いのうえちづよです。

譜読みの時に、音符にド・レ・ミ・・を書かれる方いらっしゃいますよね。
これを書くと、なかなか譜読みが上達しません。

今日はなぜかという事をご説明しますね。

譜読みの時、音符にドレミを書かない方がいい。

音符の玉の横に、ド・レ・ミ・・を書く方、いらっしゃいますよね。

 

・何回も書くんだから、これで、覚えていくはずだ!
・書かないと、弾けません

という方もいらっしゃいます。

 

デモですね、書かないほうが良いんです。

理由は、3つあって、

・音符の玉の位置がわからなくなる
・音符自体を見ないから、長さがわからない
・音の高さがわからない

です。

順番に説明しますね。

音符の玉の位置がわからなくなる

音符って、ちゃんと場所によって、音が決まっています。

ドの音の場所が、コロコロ変わるってことはありません。

この音符に、ドレミ・・を書く時に、

ここに書いたり、下図⬇️

階名 高い位置

階名 高い位置

 

 

 

ここに書いたり、下図⬇️

階名 低い位置

階名 低い位置

 

 

 

こんな風に、書いたりすると、音の場所がわからないですよね。下図⬇️

階名 まとまり書き

階名 まとまり書き

 

というカタカナは、覚えますね〜^^;

 

覚えたいのは、ここに書いてある音符は、一点ハのド!ということですよね。

一点ハ の画像

一点ハ の画像

 

ドレミを読むために、目が、玉から外れるので、その音、特有の場所、これがわからなくなります。

 

玉を見ないから、長さがわからない

理由の2つ目は、音の持つ長さですね。

玉の画像

玉の画像

まず玉には、種類があります。
黒丸か、白丸です。

時々、ほくろがくっついたりしていますね。
付点って言いますよ。

そして、棒がついていて、さらに、旗まで、たなびいているものも、あります。

ぼうの画像

ぼうの画像

 

音符って、全身で、その音符の長さを表しているんです。

ドレミ・・・を書くと、音符自体を見ないので、これもしないほうがいい理由です。

音の高さがわからない

次は、音の高さ。

音の高さってたくさんあります。

 

例えば、同じ、ドの音でも、

 

ここのド↓

一点ハ

一点ハ


ここのド↓

二点ハ

二点ハ

 

これもド↓

三点ハ

三点ハ

 

 

さらに、これもドです。↓

ハ

 

ここに、ドって書いてあった場合、下図⬇️

階名 高い位置

階名 高い位置

高さがわかりませんから、
カタカナのドだけを見て、結構、適当に鳴らされる方が多いです。

 

よ〜く音を聴いてくださっていれば、明らかに高さがおかしいなあ、と思うのですが、初心者の方に、流石に、そこまでは要求できません。

結果、面白い曲になっちゃったりします。

これが、第3の理由です。

 

みんな、最初は読めません。焦りは禁物。

大人の方は、早く早く・・・と思う方が多いです。
難しいと思いながら、出来ないはずはないと思っておられるんだと思います。

 

ピアノに取り組んだことは、早く行動したので、とても素晴らしいこと。

ですが、出来るようになるためには、やはりコツコツと、少しづつが基本です。

 

どんなにコツを使っても、出来るように成るのは、時間がかかります。
ましてや、ドレミを書くのは、残念ながら、コツでもなんでもありません。
間違い、です。

 

習い始めは、最初は、できません。なにも。
私も一緒です。
50年以上努力をしてきて、今があります。

子供の頃は、音符よりも、まず、書かれている字を読むこと、からですから、それを考えると、大人からのピアノは、もっと早く出来るようになりますよね。

だから、あせっちゃだめです。

 

まとめ

楽譜は、すぐには読めるようにはなりません。

でも、ドレミを書かずに、頑張って譜読みを続けていると、1曲め、2曲目とだんだん譜読みが出来るようになっていきます。

【急いては事を仕損じる】
焦ってやっても、出来るようにはならないということですよ。

・・ね。(^_-)-☆

 

今日もお読みくださってありがとうございました。