平行調とは同じ音でできている長調と短調のこと。

平行調とは同じ音でできている長調と短調のこと。 音楽の知識
短調の出来方

ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2017/09/2019.4.24-2.jpg” name=”さくらさん”]平行調ってなんですか?[/voicer]

今日は、平行調のお話をします。

平行調とは同じ音でできている長調と短調のこと。

 

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行調とは、同じ音を持つ長音階短音階の事です。

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同じ調号を持つと書いていらっしゃる先生もいらっしゃいますね。
同じ事です。

 

例えば、

ハ長調の音階は、下の図の通りです。↓

ハ長調の音階

ハ長調の音階

 

楽譜で書くとこんな感じ

 

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長調の音階のの音に当たる音、または6番目の音から始まっている音階が短調の音階になります。

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例えば、ハ長調の場合、ラにあたる音から同じ音を使って並び替えてみると・・・・

短調の出来方

短調の出来方

ラの音から始まる音階ができました。

 

楽譜で書くとこうなります。

イ短調の音階

 

 

もう一度、試してみましょう。

今度は、ト長調を例に取ってみます。

先程のラに当たる音は、ミの音になりますから・・・

ト長調の音階

ト長調の音階

 

ミから始まるように音を並べ替えると、下の図のようになります。

ホ短調の音階

ホ短調の音階

使われている音が一緒で、始まりが長調の音階の6番目の音から始まる音階が出来ました。

ト長調の音階には、ファの音にシャープがついています。これを忘れないようにしましょう。

ト長調の音階を先ほど説明した通りに、6番目の音から始まる音階に並べ替えてできた短調は、必ず、ホ短調になります。
この場合、これ以外の音からなる短調は出来ません。

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2017/09/2019.4.24-2.jpg” name=”さくらさん”]決まっているのね[/voicer] [voicer icon=”https://tounpipi24.com/child/wp-content/uploads/2019/05/2019.5.30 猫にゃっはっはっは.jpg” name=”ネコ太郎”]ほうほう・・。[/voicer]

 

 

この場合、長調、短調ともに全く同じ音で出来ているので、自然短音階(自然的短音階)といいます。

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/child/wp-content/uploads/2019/05/2019.5.26.jpg” name=”はなちゃん”]自然短音階という事は、他にも短音階ってあるの?[/voicer] [voicel icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2021/06/6ea270c2d0c17f660fedeffc967268bc.jpg” name=”Chizuyo”]あるんです。少しややこしいですが。[/voicel]

短調の種類は、3つあります

短調音階には、種類が3つあります。

 

  • 自然短音階
  • 和声短音階
  • 旋律的短音階

関連記事は、こちらからどうぞ↓
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こちらの記事では扱っていないのですが、
短音階は、3つの種類があるんです。

  • 長調の音階と全く同じ音でできているのが自然短音階。
  • 7番目の音を半音上げて作られているのが、和声短音階(和声的短音階)
  • 上がっていく時と下がっていく時の7番目の音が変わるのが旋律短音階(旋律的短音階)。

というんですね。

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/child/wp-content/uploads/2019/05/2019.5.30 猫にゃっはっはっは.jpg” name=”ネコ太郎”]覚えるのかにゃ・・?[/voicer] [voicel icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2020/11/Chizuyo-Ioue.jpg” name=”Chizuyo”]試験などを控えている人は、しっかりと覚える必要があると思いますが、それ以外の方は、理屈がわかっているだけで十分です。[/voicel]

普段の演奏では、名前などは覚える必要はないのですが、短調の曲を弾く時に、
7番目の音が半音上がる
というのがわかっていると、演奏しやすいと思います。

例えば、ハ長調の自然的短音階は以下の画像になりますが↓

和声的短音階の場合は、以下の画像になります。↓

一般に、イ短調の演奏中は、和声的短音階を使って、7番目のソの音にはシャープがついて、半音上がって演奏されますから、それを、理解しておくと演奏がしやすいということになると思います。

[voicel icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2021/06/6ea270c2d0c17f660fedeffc967268bc.jpg” name=”Chizuyo”]ちょっと素敵な響きになるのよね〜[/voicel] [voicer icon=”https://tounpipi24.com/child/wp-content/uploads/2019/05/2019.5.30 猫にゃっはっはっは.jpg” name=”ネコ太郎”]ほうほう・・。[/voicer]

まとめ

一般に短音階は、7番目の音を半音上げて演奏する場合が多いので、それだけ、理解しておかれる事をお勧めします。

音階は、やはり重要なので、長調・短調共に調べてみてくださいね。

今日は、「同じ音でできている長調と短調は平行調」についてでした。

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