平行調とは同じ音でできている長調と短調のこと。
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ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
平行調ってなんですか?
さくらさん
今日は、平行調のお話をします。
平行調とは同じ音でできている長調と短調のこと。
平行調とは、同じ音を持つ長音階と短音階の事です。
同じ調号を持つと書いていらっしゃる先生もいらっしゃいますね。
同じ事です。
例えば、
ハ長調の音階は、下の図の通りです。↓
楽譜で書くとこんな感じ
長調の音階のラの音に当たる音、または6番目の音から始まっている音階が短調の音階になります。
例えば、ハ長調の場合、ラにあたる音から同じ音を使って並び替えてみると・・・・
ラの音から始まる音階ができました。
楽譜で書くとこうなります。
もう一度、試してみましょう。
今度は、ト長調を例に取ってみます。
先程のラに当たる音は、ミの音になりますから・・・
ミから始まるように音を並べ替えると、下の図のようになります。
使われている音が一緒で、始まりが長調の音階の6番目の音から始まる音階が出来ました。
ト長調の音階には、ファの音にシャープがついています。これを忘れないようにしましょう。
ト長調の音階を先ほど説明した通りに、6番目の音から始まる音階に並べ替えてできた短調は、必ず、ホ短調になります。
この場合、これ以外の音からなる短調は出来ません。
決まっているのね
さくらさん
ほうほう・・。
ネコ太郎
この場合、長調、短調ともに全く同じ音で出来ているので、自然短音階(自然的短音階)といいます。
自然短音階という事は、他にも短音階ってあるの?
はなちゃん
あるんです。少しややこしいですが。
Chizuyo
短調の種類は、3つあります
短調音階には、種類が3つあります。
- 自然短音階
- 和声短音階
- 旋律的短音階
関連記事は、こちらからどうぞ↓
こちらの記事では扱っていないのですが、
短音階は、3つの種類があるんです。
- 長調の音階と全く同じ音でできているのが自然短音階。
- 7番目の音を半音上げて作られているのが、和声短音階(和声的短音階)。
- 上がっていく時と下がっていく時の7番目の音が変わるのが旋律短音階(旋律的短音階)。
というんですね。
覚えるのかにゃ・・?
ネコ太郎
試験などを控えている人は、しっかりと覚える必要があると思いますが、それ以外の方は、理屈がわかっているだけで十分です。
Chizuyo
普段の演奏では、名前などは覚える必要はないのですが、短調の曲を弾く時に、
7番目の音が半音上がる
というのがわかっていると、演奏しやすいと思います。
例えば、ハ長調の自然的短音階は以下の画像になりますが↓
和声的短音階の場合は、以下の画像になります。↓
一般に、イ短調の演奏中は、和声的短音階を使って、7番目のソの音にはシャープがついて、半音上がって演奏されますから、それを、理解しておくと演奏がしやすいということになると思います。
ちょっと素敵な響きになるのよね〜
Chizuyo
ほうほう・・。
ネコ太郎
まとめ
一般に短音階は、7番目の音を半音上げて演奏する場合が多いので、それだけ、理解しておかれる事をお勧めします。
音階は、やはり重要なので、長調・短調共に調べてみてくださいね。
今日は、「同じ音でできている長調と短調は平行調」についてでした。