コードを使って移調する方法。コードで移調したら演奏はいつものようにアレンジでOK!
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ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
今、コードでアレンジ奏の練習に取り組んでいます。弾いているハ長調の曲をニ長調に移調したいんだけど、コードはどんなふうに弾いたらいいのかな?コードのアレンジ弾きをしたいので、楽譜の音は使わないんだけど。
さくらさん
今日はこのご質問に答えます。
目次
コードを使って移調する方法をお伝えします。コードで移調したら演奏はいつものようにアレンジでOK!
移調するとは、今弾いている曲を他の調で弾くことです。
例えば、ハ長調の曲をニ長調で弾く事です。
楽譜の音を使って移調する場合は、全部の音を変える必要があります。
楽譜の通りに弾くのが目的だから、ですね。
コチラに、ハ長調の曲をト長調に移調するという記事を書きました↓
今日の方法は、コード弾きをしているので、そのコードをそのまま移して、移調する方法です。
コードで移調は、コードを移調したい調に移すだけなので、カンタンですよ〜。
その後の演奏は、いつものようにアレンジして弾いてみてくださいね。
手順はこうです。
- コードが表している音を調べる
- もともとの曲の調を調べる
- 移調したい調を調べる
- どのぐらいの音の幅で、移すのか調べる
- その音の幅の分コードの音を書き換える
- 書き換えたコードで、演奏する
コードだけで、アレンジする場合も、何調につけられたコードかわかるのは大切なことです。
順番に解説していきますね。
1、コードが表している音を調べる
コードに書かれているアルファベットは、それぞれ、ドレミ・・・を表していました。
この画像の赤丸が付いたコードは、Cなので、上の表から、ドの音だというのがわかります。↓
まずは、このコードの構成音を調べましょう。
2、もともとの曲の調を調べる
次は、この曲の調を調べたいので、曲の最初の部分を調べます。
画像から、この最初の部分には、調号が書いてありません。↓
書いていないので、調は、ハ長調です。
ここに書いてある調号の数や種類で、その調がわかります。
3、移調したい調を調べる
次は、何の調へ移調するか確認しましょう。
今回は、このハ長調の曲を、ニ長調に移してみます。(移調する)
ニ長調は、二の音から始まる音階ですから、上の【音の読み方】表から、二はレというのがわかります。
このレから始まる音階を見てみましょう。↓
調号は、ファの音とドの音に、シャープが付いています。
移したい調は、ニ長調で、調号はドとファにシャープが付いている
という事が確認できました。
4、どのぐらいの音の幅で、移調するのか調べる
ハ長調をニ長調に移調する時は、音がどれぐらい動くのでしょう。
下の画像を見てください。↓
ハ長調のドの音をニ長調へ移調する場合は、
2度という音の幅で、動くという事がわかりますよね。
つまり、この場合は、
1個音が上がる
という事が、わかります。
5、コードを書き換える
ここでの移調は、
- 音を1個上げればいい
- 2度あげるとは、隣の音へ移せばいい
というのがわかりました。
その定義を使って、コードも2度あげちゃいましょう。
この場合は、元の音を入れて数えて、2つという事なので、実際は、隣の音に移すという事になります。
ちょっと、ややこしいねえ・・・。
ネコ太郎
ですねえ・・。
Chizuyo
最初に見た楽譜の最初のコードは、Cでした。
このコードを、上で調べたように、2度あげると、Dになるんです。
アルファベットは、C・D・E・F・G・A・B・C
この曲のコード進行は、元々が
C・G7・C・C C・G7・C・C
G・G・C・C C・G・C・C
となっていたので、
2度上げて
D・A7・D・D D・A7・D・D
A・A・D・D D・A・D・D
となります。
これで、コードを書き換えることが完了です。
ここまで、ちょっとゆっくり確認してみてくださいね。
6、書き変えたコードで、演奏する
書き換えたコードの演奏は、いつものように自分なりで構いません。
ハ長調で弾いていたように弾く必要はないので、また、ニ長調で、お好きにアレンジしてくださいね。
まとめ
この手順の1番目から5番目にすぐ行けるようになると、とってもカンタンですよね。
調の勉強は、音楽とは切り離せないものなので、調の勉強も取り入れてみてくださいね
今日は、コードで移調のお話でした。
コード弾きは、とにかく弾く事です。
弾く事で、いろいろな事が、納得できてわかっていきます。
机上の空論は、半分くらいにしてくださいね。
お読みくださってありがとうございました。