コードを使って移調する方法。コードで移調したら演奏はいつものようにアレンジでOK!

ハ長調からニ長調への移調の説明 コードに関すること
ハ長調からニ長調への移調の説明

ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2017/09/2019.4.24-2.jpg” name=”さくらさん”]

今、コードでアレンジ奏の練習に取り組んでいます。弾いているハ長調の曲をニ長調に移調したいんだけど、コードはどんなふうに弾いたらいいのかな?コードのアレンジ弾きをしたいので、楽譜の音は使わないんだけど。

[/voicer]

今日はこのご質問に答えます。

 

コードを使って移調する方法をお伝えします。コードで移調したら演奏はいつものようにアレンジでOK!

移調するとは、今弾いている曲を他の調で弾くことです。

[topic color=”” title=”移調する”]

例えば、ハ長調の曲をニ長調で弾く事です。

[/topic]

楽譜の音を使って移調する場合は、全部の音を変える必要があります。

楽譜の通りに弾くのが目的だから、ですね。

コチラに、ハ長調の曲をト長調に移調するという記事を書きました↓
[kanren url=”https://tounpipi24.com/music-knowledge/866/”]

 

今日の方法は、コード弾きをしているので、そのコードをそのまま移して、移調する方法です。

コードで移調は、コードを移調したい調に移すだけなので、カンタンですよ〜。
その後の演奏は、いつものようにアレンジして弾いてみてくださいね。

 

手順はこうです。

[enclose color=”” flat=””]
  1. コードが表している音を調べる
  2. もともとの曲の調を調べる
  3. 移調したい調を調べる
  4. どのぐらいの音の幅で、移すのか調べる
  5. その音の幅の分コードの音を書き換える
  6. 書き換えたコードで、演奏する
[/enclose]

コードだけで、アレンジする場合も、何調につけられたコードかわかるのは大切なことです。

順番に解説していきますね。

1、コードが表している音を調べる

コードに書かれているアルファベットは、それぞれ、ドレミ・・・を表していました。

音の読み方

音の読み方

 

[kanren url=”https://tounpipi24.com/music-knowledge/8371/”]

この画像の赤丸が付いたコードは、Cなので、上の表から、ドの音だというのがわかります。↓

コード記号の画像

コード記号の画像

 

まずは、このコードの構成音を調べましょう。

2、もともとの曲の調を調べる

次は、この曲の調を調べたいので、曲の最初の部分を調べます。
画像から、この最初の部分には、調号が書いてありません。↓

元の調の画像

元の調の画像

 

書いていないので、調は、ハ長調です。

ここに書いてある調号の数種類で、その調がわかります。

3、移調したい調を調べる

次は、何の調へ移調するか確認しましょう。

今回は、このハ長調の曲を、ニ長調に移してみます。(移調する)

日本音名の画像

ニ長調は、二の音から始まる音階ですから、上の【音の読み方】表から、二はレというのがわかります。

このレから始まる音階を見てみましょう。↓
調号は、ファの音とドの音に、シャープが付いています。

ニ長調の音階の画像

ニ長調の音階の画像

 

[enclose color=”” flat=””]

移したい調は、ニ長調で、調号はドとファにシャープが付いている

[/enclose]

という事が確認できました。

4、どのぐらいの音の幅で、移調するのか調べる

ハ長調をニ長調に移調する時は、音がどれぐらい動くのでしょう。

下の画像を見てください。↓

ハ長調をニ長調へ移調するの画像

ハ長調をニ長調へ移調するの画像

 

ハ長調のドの音をニ長調へ移調する場合は、

ハ長調からニ長調への移調の説明

ハ長調からニ長調への移調の説明

 

2度という音の幅で、動くという事がわかりますよね。

つまり、この場合は、

[enclose color=”” flat=””]

1個音が上がる

[/enclose]

という事が、わかります。

5、コードを書き換える

ここでの移調は、

[enclose color=”” flat=””]
  • 音を1個上げればいい
  • 2度あげるとは、隣の音へ移せばいい
[/enclose]

というのがわかりました。

その定義を使って、コードも2度あげちゃいましょう。

この場合は、元の音を入れて数えて、2つという事なので、実際は、隣の音に移すという事になります。

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/child/wp-content/uploads/2019/05/2019.5.30 猫にゃっはっはっは.jpg” name=”ネコ太郎”]ちょっと、ややこしいねえ・・・。[/voicer] [voicel icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2020/11/Chizuyo-Ioue.jpg” name=”Chizuyo”]ですねえ・・。[/voicel]

 

最初に見た楽譜の最初のコードは、Cでした。

このコードを、上で調べたように、2度あげると、Dになるんです。

アルファベットは、C・D・E・F・G・A・B・C

この曲のコード進行は、元々が

[enclose color=”” flat=””]

C・G7・C・C C・G7・C・C

G・G・C・C C・G・C・C

[/enclose]

となっていたので、

2度上げて

[enclose color=”” flat=””]

D・A7・D・D D・A7・D・D

A・A・D・D D・A・D・D

[/enclose]

となります。

 

これで、コードを書き換えることが完了です。

ここまで、ちょっとゆっくり確認してみてくださいね。

6、書き変えたコードで、演奏する

書き換えたコードの演奏は、いつものように自分なりで構いません。

ハ長調で弾いていたように弾く必要はないので、また、ニ長調で、お好きにアレンジしてくださいね。

 

まとめ

この手順の1番目から5番目にすぐ行けるようになると、とってもカンタンですよね。

順番を端折る

順番を端折る

調の勉強は、音楽とは切り離せないものなので、調の勉強も取り入れてみてくださいね

今日は、コードで移調のお話でした。

コード弾きは、とにかく弾く事です。
弾く事で、いろいろな事が、納得できてわかっていきます。
机上の空論は、半分くらいにしてくださいね。

お読みくださってありがとうございました。