休符は、音楽の一部。しっかりと味わって演奏しましょう

4分休符 ぴぴピアノ教室 音楽の知識

ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2017/09/2019.4.24-2.jpg” name=”さくらさん”]休符って、目につかないんですよね。ピアノを弾く事に必死になると、忘れてしまったりするんです。休符って何のためにあるんですか?[/voicer]

という生徒さんからのご質問。

今日はこの事について書きます。

休符は、音楽の一部。しっかりと味わって演奏しましょう

実は私、連弾の時に一緒の部分に休符で空白の部分があると、続々するほど嬉しいんですよね〜。
ピアノの演奏中でも、「ここで休符が入るといいのになあ・・」なんて考えることもあるんです。

こんな風に音楽の中の休符も、音楽を作っているんですよ。

だから、必ず休符も演奏してほしいんです。

 

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/child/wp-content/uploads/2019/05/2019.5.26.jpg” name=”はなちゃん”]休符はお休みだから、演奏する必要は無いんじゃないの・・・・?[/voicer]

休符は音楽の一部!

休符は休憩ではなくて、音楽の一部なんです。
音が鳴らないだけで、凄く重要な位置にあります。

理論からご説明しますね。

理論

例えば、4分の4拍子の場合、1小節の中には、4分音符分の長さが4つ入っています。
この4拍は、全部音符でなくてもいいんです。
休符でも、十分役目を果たせます。

ト音記号と4分休符 2019.10.02

 

なので、4拍子の場合は、4拍分の音または、休符が必要なんですね。

 

演奏では

もし、4拍分の小節の休符を省いて演奏しちゃったとしたら、どうでしょう?

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/child/wp-content/uploads/2019/05/2019.5.30 猫にゃっはっはっは.jpg” name=”ネコ太郎”]・・・・。[/voicer] [voicel icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2021/06/6ea270c2d0c17f660fedeffc967268bc.jpg” name=”Chizuyo”]休符無しの曲って、とてもいそがしく、聴こえるよ。[/voicel]

本来ついている休符無しで、曲の演奏をしたらどうでしょう。

たとえば、ちゅうりっぷ。

さいたっさいたっちゅうりっぷうのはながっ

って感じで、曲に落ち着きが感じられません。
これ、習い始めの子どもの生徒さんが、よくやってしまっています。

 

本来ならこうですね。

さいたー ウン(休符) さいたー ウン(休符)

こうだったら、曲が安定して流れていく感じがしますね。

これが、休符が重要と言われる理由の1つです。

休符は音の無い音楽

休符は音が無いだけで、音楽の一部分ですから、良く味わう必要があります。

この味わうということを省いちゃったら、本当につまらない演奏になっちゃいます。

試しに、今弾いている曲の休符を省いて演奏してみてください。

変ですよね。

[voicer icon=”https://tounpipi24.com/child/wp-content/uploads/2019/05/2019.5.26.jpg” name=”はなちゃん”]あたし今、ブルグミュラーのアラベスク、弾いているんだけど、休符を省いて弾いちゃったら、すごく忙しくなった・・・。[/voicer] [voicel icon=”https://tounpipi24.com/wp-content/uploads/2021/06/6ea270c2d0c17f660fedeffc967268bc.jpg” name=”Chizuyo”]でしょ?[/voicel]

もう一回言いますが、休符はお休みでは無いです。

最後に休符がついていてもです。

必ず、休符分音楽を味わってくださいね。
最後での休符は、曲の余韻を楽しみましょう。

休符を生かすと、ワクワクするような演奏が出来たり、ウットリとするようなロマンチックな演奏が出来たりするんですよ。

まとめ

休符(きゅうふ)は休憩(きゅうけい)では無いので、音楽の一部として丁寧に丁寧に味わいつつ、演奏してくださいね。

驚くほど、音楽が変わりますよ。

最後での休符は、曲の余韻を楽しみましょう。