曲に使われているコードを使って作曲に挑戦してみよう。
ぴぴピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】いのうえちづよです。
今日は、曲で使われているコードをそのまま使って、曲作りに挑戦してみましょう。
曲に使われているコードを使って作曲に挑戦してみよう。
今日は、音楽の中の要素、作曲。
その名前の通り、曲を作ることです。
曲って、誰でも作れるのですが、なんとなくきっかけがあるといいなあ、という事を、生徒さんから言われました。
じゃあと、人気のある、パッヘルベルのカノンという曲に使われているコードをつかって、曲作りをしてみます。
カノンコードってなんだったっけ?という方は、こちらの記事をどうぞ↓
方法は、
- Cの場合は、ド・ミ・ソの中の音のいずれか。
- Gの場合は、ソ・シ・レの中の音のいずれか。
- Amの場合は、ラ・ド・ミの中の音のいずれか。
という具合ですね。
まず、ト長調のカノンコードの確認です。↓
上の段の和音は、ト長調(=シャープ1個の調)に出てくる和音です。
下は、そのト長調の和音を、カノンコードに出てくる順番に並べ替えたものです。
その和音の中の音を、好きなリズムに沿って、並べていきます。
C・G・Am・Em・F・C・F・G
和音の中の音を並べてみよう
カノンコードの並び= C・G・Am・Em・F・C・F・G
① 1小節目の中に、和音の中から、どれか音を選びます。
最初は、C=ド・ミ・ソの中から、ドの音を選びました。
音の長さは、4拍の長さを持つ、全音符。
② 2小節目は、G=ソ・シ・レの中から、ソの音を選びました。
こんな感じで、選んで並べていくと、こういう曲が出来上がりました。
左手は、カノンコードの中から、同じコードを、基本形を使って、演奏しています。
・基本形=綺麗なお団子が並んだような形になる音を演奏
・転回形=並びの変わった形で演奏
基本形・転回形、詳しくはこちら↓
和音は、なるべく近くの音へ移動しながら演奏する方が弾きやすいので、転回形がおすすめです。
和音の音を全部抑えるのが難しい場合は、全部の音を鳴らさなくても大丈夫!
Chizuyo
次は、コードの中から他の音を選んでみましょう
もう一回作ってみましょう。
今度は、先ほどと違う音で作ってみました。
二分音符だとこんな感じです。
音の進み方には、決まりがあるのですが、その事には囚われずに、まず、音を選んでみました。
メロディとしては、最初は、同じ音が2つ並んでいるので、同じ音よりも、違う音にしたほうが、メロディ的に、動きが感じられていいですよね。
このように、メロディを考える場合には、まずは、和音の中から音を選ぶ方法で、作ってみましょう。
他の調で作る場合
今回は、ハ長調でしたが、すべての調で作ることが出来ます。
その調の、ド・ソ・ラ・ミ・ファ・ド・ファ・ソの上に重ねた和音の中から、選んでみてくださいね。
ここでは、移動ドの知識が必要になると思います。
移動ドについては、こちらからどうぞ↓
例として、ハ長調・ニ長調・イ長調・ホ長調の場合のカノンコードの【根音=基本形の一番下の音】を書いておきますね。
この音の上に音を2つ重ねて和音にしますよ。演奏する時は、調号をお忘れなく。
今日のレッスン
今日は、曲の中に使われているコードを使って、曲を作ろうでした。
今日使ってリズムは単純なリズムでしたが、ご存じの中から、いろいろなリズムに置き換えて、演奏してみてくださいね。
コードの構成音を使って、曲を作る方法をお伝えしてみました。