指遣いは、これでばっちり。定番の指くぐり・指ごえを使って音階の練習。
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ぴぴオンラインピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】講師 /中学校の音楽の先生→ピアノ講師/ピアノ指導歴20年/姶良市にて常時60人近くの生徒さんとレッスン/令和2年より鹿児島市でオンラインレッスンを展開/趣味は手作り教材作り/主にコード奏の事と演奏のコツ、教室経営に役立つ事を書いています。
ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
音階練習をする時、最低でも鍵盤を7つ弾かないといけないのですが、指は左右5本ずつしかないけど、どうやって全部の鍵盤を弾くんですか?指遣いを考える時も役に立つことってありますか?
さくらさん
今日は、基礎練習の音階練習に役立つ指遣いについてお伝えします。
指遣いは、これでばっちり。定番の指くぐり・指ごえを使って音階の練習。
自分で指遣いを考える場合、まず基礎の部分をしっかりと確認します。
基礎の指のテクニックと言うと
というものです。
ピアノを弾く上で、基礎になる動きになります。指遣いを、自分で考える時は、元になる動きでもあります。
このテクニックを使うと、5本の指だけで、88個の鍵盤を弾く助けに、なってくれるんですね。
これを使うとこういう手つきにはならないと思います。

バッハなどを弾く場合や、教本指定の指遣いでは有る、のですが、一般に普通に演奏する場合、使われません。
順番に、ご説明しますね。
指ごえ
指ごえというのは、文字通り、指の上を越えて、他の指を移動させる指遣いです。
これは、本当によく使われます。
ピアノ演奏での、特有な独特の動きですよね。

指ごえの画像
この指の動きを使うと、どんどん鍵盤上を移動していけます。
指くぐり
指くぐりは、指の下を、別の指をくぐらせて、指を移動させる指遣いです。

指くぐりの画像
これも、鍵盤上をどんどん移動していける指遣いですね。
指遣いを考える
指遣いが書いていない楽譜の指遣いを考える時は、大体1・2小節の範囲の音の高さを確認します。
この時、5本の指を1つの鍵盤に、1本づつ乗せていって、間に合う場合は、そのまま演奏、でいいです。
これが通用しない場合、指くぐりや指ごえを使って、指の場所移動をして、必要な範囲に、指が届くようにします。
普通に演奏すると右手の場合、親指から1・2・3・4・5と、指移動で、鍵盤が押さえられますね。
もし、必要な音を押さえるのに、指が足りない場合は、指くぐりをして、
1・2・3・1・2・3・1・2・・・・
という具合に、移動していけば、どんどん弾ける指が増えていきますよね。
このような方法を使って、指遣いは、考えます。
今日の生徒さんは、童謡をコードで勉強していらっしゃる途中だったので、左手では、指くぐりなどのテクニックは必要ありませんでしたが、右手の方で、この指遣いが、出てきていたので、レッスンで取り扱ってみました。
このテクニックを使うといくらでも場所移動が出来るので、鍵盤の端っこまで行くことができます。
あっという間に、端っこまで到達出来て【へえ~】とおっしゃっていましたよ。
指遣いは、最初できっちり決めて弾く方がいいです。
途中で、何回も変えると、その場でつっかえて止まってしまう事が、多くなるからです。
なので、楽譜に書いてある指遣いがどうしても合わない場合、楽譜に、そもそも指遣いが書いていない場合、自分で、指遣いを考えられるようになる事も必要です。
最初のうちは難しく感じられるかもしれませんが、まずは、つけてみる事。
その際、変な指の運びになったら間違いを疑ってみて、基礎の指くぐりや指ごえを生かせないか考えてみてくださいね。
まとめ
クラシックを勉強しているといろいろな指遣いに会います。
うっそ~本当に弾くの?
ってのも、あるにはあります。
ですが、基礎は基礎。
まずはこのテクニックが生かせるような指遣いを考えてみてくださいね~。