こんにちは。いのうえちづよです。
生徒さんからこんな質問がありました。

「曲の速さを変えるのって、意外と難しいですね。何かうまく変えられる方法って無いんでしょうか?」
たしかに、速さの変化って、ただ「早く弾こう」「ゆっくり弾こう」ではうまくいかないことがありますよね。
今日は、メトロノームがなくてもできる、速さの感覚を身につけるおすすめの方法を2つご紹介します。
テンポを変えるには、まずは速さの感覚を掴む事から始めよう
自分が弾いている演奏の速さを掴むことで店舗は自在に変えられるんです。
1. 日常の中で「テンポ感」を育てる
一番お手軽で効果的なのは…
しかも、速く歌ったり、ゆっくり歌ったりしてみるだけでOK!
「えっ、歌うなんて苦手…」と思った方も大丈夫。
本格的に歌わなくていいんです。鼻歌レベルで、メロディの流れを口ずさんでみるだけで十分なんです。
たとえば、
- お皿を洗いながら
- 洗濯物を干しながら
- 歩きながら
など、生活の合間に軽く試してみてください。
速さが変わることで、音のつながりや呼吸の感じも変わってくると思います。
これだけで、テンポの感覚がぐっと自然になりますよ。
2. 指を動かしてテンポを体感する
次におすすめしたいのが、「指を動かす」方法。
難しいテクニックではなく、シンプルに番号通りに指を動かす練習です。
たとえば、親指から小指まで「1-2-3-4-5」と順番に机の上でトントンと動かしてみましょう。
実際のメロディでなくても構いません。
指が速さについてこられるかを確認するのが目的です。
この練習、意外と指が動かないことに気づくかもしれません。
でも大丈夫。日々ちょっとずつ動かすだけでも、確実に指の反応は変わってきます。
こちらも、テレビを見ながら、お茶を飲みながら、気軽にやってみてくださいね。
ドリル|テンポを上げる練習
1、指で机の上をコツコツと叩いてみる
2、1より少し早く叩いてみる
3、1よりゆっくり叩いてみる
より早く叩く場合は、指を振り上げる高さを低めに。
より遅く叩く場合は、振り上げる指を高めに。
補足:メトロノームもOK。でも…
もちろん、メトロノームを使うことも良い練習になります。
ただし、音に合わせようとしすぎて逆に不自然になるという方もいます。
それよりももっと気軽に取り組める方法は今回ご紹介したような、
- 歌ってテンポを感じる
- 指を動かしてリズムを掴む
という方法を使うことで、より自然に速さをコントロールできるようになりますよ。
▼メトロノームの注意点については、こちらの記事もご参考にどうぞ:
まとめ
「速さが変えられない…」と悩んでいる方には、今日の2つの方法をぜひ試していただきたいと思います。
- 日常の中でテンポを意識して歌う
- 指を動かしてテンポの感覚をつかむ
どちらも機械に頼らず、自然なテンポ感を身につけるのにとても効果的です。
リラックスしながら、楽しんで取り組んでみてくださいね♪