ゆっくり練習は難易度が高い⁉︎ それでも初めての練習は焦らないこと

鼻歌を歌っている女の人 練習方法
鼻歌を歌っている女の人

こんにちは、いのうえちづよです。

さくらさん
さくらさん

「弾けないところはゆっくり弾くのがいいって聞きますけど、実はゆっくり弾くのが苦手なんです。
むしろ早く弾いていたら、そのうち上手になるんじゃないかなって……」

 

今日は、そんな悩みにお答えしますね。

「ゆっくり弾くのが逆にむずかしい…」という悩み

はじめての曲に取り組むとき、
大切なのは焦らないこと、そしてゆっくり弾くことです。

でも、「この曲、知ってる!」「メロディは頭に入ってる!」
そんなときほど、つい最初から速く弾いてしまいがちなんですよね。

でも、なぜ最初から速く弾くとうまくいかないの?

その理由はシンプルです。

  • 音をしっかり読めていない
  • 指遣いがあいまい
  • リズムを感覚だけで覚えてしまっている

このまま進んでしまうと、間違ったままの演奏がクセになってしまうんです。
あとから直すのは、実はすごく大変…。

ゆっくり弾けない人におすすめ「鼻歌トレーニング」

「ゆっくり弾こうと思っても、どうしても早くなってしまう…」
そんなときは、歌ってから弾く練習がおすすめです。

やり方は簡単:

  1. 普通の速さで、ららら〜とメロディを口ずさんでみる
  2. それより少しゆっくりにして、もう一度歌ってみる
  3. さらにゆっくりな速さで歌ってみる

これで頭の中のスピードが整っていくので、指もゆっくり動かしやすくなりますよ。

実は、ゆっくり弾く方が難しい理由

「ゆっくりって簡単そう」と思いがちですが、実はとても集中力が必要です。

ゆっくり弾くと、音のひとつひとつが長く感じられるようになります。
たとえるなら、ゴムをびよ〜んと伸ばしたような感覚です。

ねこ太郎
ねこ太郎

びよ〜ん

  • 指の動きはスローモーション気味
  • でも鍵盤を押す“打鍵”の瞬間は、キレよく素早く

このバランスを取るのが、意外とむずかしいんです。

「早く弾く」ことにも落とし穴がある

もちろん、速く弾くことが悪いわけではありません。
でも、こんなことが起こりやすくなります:

  • 音の間違いに気づかない
  • 指遣いが乱れて覚えてしまう
  • リズムが自己流になってしまう

こうなると、あとで直すのがとても大変なんです。

だからこそ、最初の練習は「ゆっくりていねいに」

ゆっくり弾く練習は、最初の譜読みを丁寧に進めるための一番の近道です。

  • 指の動き
  • 音の高さ
  • リズムの長さ

これらをしっかり感じながら練習できるのが、「ゆっくり練習」のよさなんですよ。

まとめ|譜読みの最初は、焦らずゆっくりで大丈夫

ピアノって、つい速く弾けることに目がいきがちですが
本当に大切なのは、「正確に」「音楽的に」弾けること。

そのためには、ゆっくりていねいな譜読み練習がとっても大事です。

ゆっくり弾くことがむずかしくても、あきらめずに少しずつ。
焦らず、今日できるところからはじめてみてくださいね。

「焦らずゆっくり進むコツ」も、メルマガで時々ご紹介しています。