初心者のあなたにも自信をもってお勧めしたいピアノ講師が教える最初の教本
ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
大人からピアノを習い始める場合、何から始めたらいいですか?
まさこさん
今日はこのご質問にお答えしてみますね。
目次
初心者のあなたにも自信をもってお勧めしたいピアノ講師が教える最初の教本
市販されている教材で、【大人用】と銘打ってあるものは、初心者にはちょっとわかりにくくて、お勧めしにくいです。
言葉が漢字だったり、音符が小さくなっているのが大人用という事なのだと思いますが、音符の玉が五線の上にあるので、小さい玉は読みにくいです。
そして、子供だろうが大人だろうが最初は、みんな一緒で【分からない事はわからない】と思うからです。
最初は、楽譜が書いてあるよりもピアノの弾き方、音の出し方、鍵盤楽器の扱い方がわかったほうがいいと考えています。
なので、むしろ、音符が書いていない教材などもあるので、お勧めですよ。
おすすめの教材としては、
- 子どもの教材
- 1曲が短いもの
- テクニックは、練習曲の中から抜粋してがおすすめ
です。
順番に説明しますね。
子どもの教本は、オススメ
全く鍵盤にも触ったことのない初心者の方が初めて鍵盤の練習をするための教材でしたら、【子どものもの】と銘打ってある教本を使う方がいいです。私としては、【ド・レ・ミ・ファ・ソ】だけ使って書かれたメロディが、ちゃんとあるものが最初はお勧めです。
何故かというと、まずは
- 【音の並びを覚えるため】
- 【鍵盤の並びを覚えるため】
- 【鍵盤の音の幅を覚えるため】
- 【ブラインドタッチの間隔をつかむ】
などの目的があるからです。
この曲を繰り返すだけでも、練習になります。
他に教本を使わなくてもいいです。
そしてこの一見、単純な作業でも、きれいなメロディがあると取り組みやすいです。
音も、5音のみの物もあるので、何の音か読み取る【譜読み】も楽だと思います。
この教材を使いながら【指の番号】も覚えて、曲で扱われている【リズムを学ぶ】という事もできます。
1曲が短いもの
いきなり長い曲はダメですか?
まさこさん
ダメではありません。
ただ、これだけの事を、長い曲を使って最初から弾くのは、やる事が多すぎて混乱します。
一人で練習せざるを得ない場合は、短くても、繰り返す事で、いろいろな事が身に付く子どもの曲集をお勧めしたいです。
テクニックは、練習曲の中から抜粋してがおすすめ
テクニック本の中から【必要に応じて引っ張り出して練習する事】は、練習方法としてお勧めです。
ピアノのエキスパートを目指したり、コンクール出場を目指していたり、ある程度、ピアノ演奏が出来るようになってきていて、次のステージへ進むためにという場合は、テクニック本もやってもいいかもしれないです。
昔から使われていて、知られている教則本にハノンやツェルニーなどがあります。
最近は、バーナムなど、たくさんの指の練習のための教本が出ています。
余裕がある場合は、曲の練習をしながら、指番号やテクニックも扱った方が、変化があるので、楽しくピアノを弾いていけると思います。
今日のレッスン
大人の方で、ご自分でピアノの練習をされる場合、初期の初期の場合は、音無しの楽譜の方が、やる事が半分になるので少し楽かなと思います。
教本を選んで練習していく場合は、短い曲で、少ない音で、でも、きれいなメロディがあるものがいいと思います。
最初から、長い曲に取り組まないといけないという事はありません。
短くてもそれを繰り返すだけで、ちゃんと練習になりますよ。
ぜひ、ピアノを楽しまれてくださいね。