その繰り返して練習している部分、間違うところですか?

練習方法

こんにちは。いのうえちづよです。

さくらさん
さくらさん

ピアノは、練習しないとダメですよね。

毎日毎日、繰り返し繰り返し・・・。

いのうえちづよ
いのうえちづよ
うーん・・・そうですね。

確かにピアノの練習は、【繰り返し繰り返し】練習する必要があります。
なんでもそうですよね。繰り返す事で上手になっていきますよね。

でも、待ってください・・・?その繰り返している部分、間違っているところですか?合っているところを、繰り返していないでしょうか?

曲を繰り返す事で、だんだんと曲がうまくなるのですが、生徒さん方に自宅練習の内容をお訊きしていると、「効果が期待できるかな?」と思う時があります。

 

繰り返して練習しないといけないのはどの部分?

繰り返す練習は、とても効果的で、有効な練習方法です。
曲を何回も何回も繰り返す事によって、ドリルになって、練習になって、上達します。

ピアノの練習

ピアノの練習

 

でも、初期の段階では、最初から最後まで通して繰り返す方法はあまり有効ではありません
なぜなら、間違う部分は、最初から最後まで全部間違うわけではなくて、ある場所だけだからです。

はなちゃん
はなちゃん

ある場所だけ?

よ~く自分の演奏を考えてみてください。
間違う部分って決まってませんか?

間違う部分はどこ?

最初から、弾き始めると、間違う箇所が多分2・3か所あると思います。

そして、いつも同じ場所ではありませんか?

そこまでいい感じで弾いてきたのに、の場所でいつも躓く

そして思われるでしょう。

 

さくらさん
さくらさん

まだまだ練習が足りないな・・

そして、また、最初から弾き始めるというローテーションですよね。

 

最初から弾き始める練習でうまくなるのは何?

その方法で、上手になる事は、

最初からその躓く部分まで止まらずに弾く

という事が上達します。

つまりその部分で必ず躓く事上手になります。

ねこ太郎
ねこ太郎

やばいやん・・。

脳は、その曲の本当の曲を知りません。その所を躓く事が正しい事だと覚えていくんです。

 

ねこ太郎
ねこ太郎

まじか・・。

そう、これは困りますね。

これって、一回癖づくと本当に困ったことになります。

繰り返す事はよい事ですが、この方法で繰り返す事困った事です。

 

お勧めの練習方法

いのうえちづよ
いのうえちづよ

通し練習をしない事です。

僅か、1小節ぐらいが弾けない部分なのに、最初から延々と繰り返す・・・。

この練習方法はやめましょう
これだと、時間がかかりすぎです。

ねこ太郎
ねこ太郎

最初から繰り返してはダメなの?

弾ける場所だけを繰り返すのではなくて、最初から延々に繰り返す練習方法は、疲れてイライラするし、出来ないし、負の感情が心の中に広がって、これって、【楽しく練習】【そしてどんどん上達】といったワードには全く当てはまらなくないですか?

その部分だけを繰り返して練習という方法をとらないと、最初から延々に繰り返す練習方法だと、すでに弾けている部分も何回も繰り返す事になって、弾けないところは弾けないままになってしまうんですね。

【弾けないところだけを取り出して、練習する】に切り替えよう!

たくさんの時間を繰り返して練習しても、上達が遅かったり、弾けている部分がますます上達して、反対に弾けない部分が目立ってくると、【繰り返しているのにおかしいぞ下手になってきたような気がする】になると思います。

普段の練習は、

・間違っている部分を取り出して何回も何回も繰り返してすらすら弾けるようにする。
・それから、通して弾いてみる。

という練習をしましょう。

 

通し練習は無意味なの?

もちろん、通し練習も必要です。

ですが、それは、本番前です。

こちらに、本番前練習について書きました↓よろしかったら、どうぞ。

本番前の練習

最初から通した練習を何回もする
間違ったからと言って、弾きなおさないようにする

そう、弾き直さないのは、本番前練習の時だけです。

弾きなおさない練習は、しておかないとやってしまいます。

本番に何回も何回も繰り返した挙句、最初から弾かないとできないという場合になる人は、普段から通し練習が主だった人に多いです。

 

例えば、4分の4拍子の曲を演奏していたとしましょう。
1小節の中は、4拍入っています。

これを間違ったからと言ってその部分を2回繰り返したとしましょう。
1小節の中が4拍×2で4拍ではなく、4拍に、足たされた拍に、なってしまいます。この段階で音楽では、なくなってしまいます。

 

聴いている方も、繰り返した瞬間、間違いに気づきます。
その曲が知らない曲だったとしても、間違いを弾きなおすと『あ、間違ったんだな』と気付くわけです。

本番は、間違った事に神経を払うより、いかに音楽的に演奏出来るかに集中したほうがいいです。

通し練習は必要ですが、本番前の曲を仕上げる段階の練習に限りましょう。

 

ピアノの練習方法

ピアノの練習は、最初の譜読みをする段階の練習は人それぞれ、曲によっても違うと思います。

  • まず、片手ずつ練習する人。
  • それぞれが弾けるようになったら両手で合わせる人。

この段階では、音を読み取っただけ、という段階ですよね。

どちらの練習方法をとったとしてもまず最初は、

①部分練習
その部分だけを取り出して繰り返して練習です。

②弾けるようになったらつなげて練習
躓くところの前後をつなげて練習です。

③本番前の練習は、通し練習
今度は止まづいても止まらない練習
間違ったからと言って、不必要に音を足さないようにする練習です。

 

まとめ

まだ、曲を仕上げる段階では、取り出して部分練習が大切です。

弾けないところ、弾きにくい所が弾けるようになってから、通し練習をして下さいね。

今日もお読み下さってありがとうございました。