こんにちは。いのうえちづよです。
さくらさんから、こんなご相談をいただきました。

初見ができるようになりたいんです。
教材は用意しているのですが、なかなか上達している感じがしなくて…。
初見ができるようになるために、他に必要なことはありますか?
今日は、「初見が苦手」と感じている方に向けて、
無理なく取り組める考え方をお伝えします。
初見ができないのは、才能の問題ではありません
まず、いちばん最初にお伝えしたいことがあります。
初見が苦手なのは、
センスがないからでも、才能がないからでもありません。
初見というのは、
- 楽譜を見る
- 音を読み取る
- 指を動かす
- リズムを感じる
これらを同時に行う必要がある演奏方法です。
どれか一つでも負担が大きいと、
「できない」「ついていけない」と感じやすくなります。
だからこそ、初見は
いきなりうまくやろうとするより、土台を整えることがとても大切です。
① 指を「考えなくても動く状態」にしておく
初見練習では、
実は「指をどう動かすか」を考えている余裕はあまりありません。
楽譜を追いながら演奏するためには、
指の動きがある程度スムーズになっていることが助けになります。
ここで大切なのは、
「この指はここに来る」という動きに迷わない状態を作ること。
ドレミをなめらかに動かしたり、
簡単な指のパターンを繰り返したりする基礎練習は、
初見のための“準備運動”のようなものです。
「初見のために基礎練習をする」という意識で、
無理のない範囲で取り入れてみてください。
👉 指の基礎・運指系の記事
指の動きに不安がある方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
https://tounpipi24.com/method/8232/
② 鍵盤を見なくても位置がわかる感覚を育てる
初見演奏では、楽譜を見る時間を確保することがとても大切です。
手元ばかり見ていると、
- 楽譜が追えなくなる
- 音の流れが止まる
という状態になりやすくなります。
そこで役立つのが、鍵盤の位置を感覚でつかむ練習です。
よく「ブラインドタッチ」と呼ばれますが、最初から完璧を目指す必要はありません。
おすすめなのは、とてもシンプルな方法です。

- 指番号のカードを用意する
- 並べた番号を見て、手元を見ずに指を動かす
うまくいかなくてもOK。感覚をつかむことが目的です。
最初は不安になりますし、「合っているか分からない」と感じるかもしれません。
でも大丈夫です。
この練習は、
**正確さよりも「慣れ」**が大切。
短時間でいいので、
「手元を見ない時間」を少しずつ増やしていきましょう。
👉 手元を見ない練習・感覚系の記事
手元を見ない感覚づくりについては、こちらでも詳しく書いています。
https://tounpipi24.com/method/1443/
③ 譜読みは「全部読む」より「すぐわかる」を目指す
初見というと、
「速く正確に読む」イメージを持つ方が多いですが、
最初からそこを目指さなくて大丈夫です。
大切なのは、
- 迷わず次に進めること
- 止まらずに流れを保つこと
そのためには、
一瞬で判断できる音の範囲を少しずつ広げるのがおすすめです。
最初は、
- 音の数が少ない
- 音域が狭い
- 短いフレーズ
そんな楽譜で十分です。
「全部読めないとダメ」と思わず、
**「ここまではすぐ分かる」**を増やしていきましょう。
譜読みは、積み重ねるほど必ず楽になります。
👉 譜読み教材・譜読みの考え方の記事
譜読みが不安な方は、まずは「音の範囲が少ない練習」からがおすすめです。
https://tounpipi24.com/music-knowledge/8509/
初見は、急にできるようになるものではありません
初見は、ある日突然できるようになるものではありません。
でも、
- 指の動き
- 鍵盤の感覚
- 譜読みの経験
この3つの土台が整ってくると、
「あれ?前より楽かも」と感じる瞬間が必ずやってきます。
焦らなくて大丈夫です。
今日できなくても大丈夫です。
少しずつ準備を重ねていけば、初見はちゃんとあなたの力になります。
今のペースで、続けていきましょう。
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