こんにちは。いのうえちづよです。
今日は、生徒さんから頂いたご質問をシェアさせて頂きます。
転調とは？（まずは基本）
転調は、曲の途中で調が変わることです（今回は長調で説明しています）。
まずは、元の調の解除をナチュラルで→次に「新しい調の調号」の順に表示されます。
転調って言うのね
楽譜に出る「2つ並んだ記号」の意味
ナチュラル…前の調で付いていた調号を“いったんゼロ”に戻す記号。
新しい調号…これ以降の調を示す記号。
二つ並んだら「リセット → 新調へ」の合図です。
ナチュラルで旧調を読み取る
ナチュラルが載っている位置が、もともと付いていた調号を教えてくれます。
例：
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ナチュラルがファ・ド → 旧調はシャープ2つ（ニ長調）
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ナチュラルがシ・ミ → 旧調はフラット2つ（変ロ長調）
（覚え方：シャープの順＝ファ・ド・ソ・レ・ラ・ミ・シ／フラットの順＝シ・ミ・ラ・レ・ソ・ド・ファ）
次に「新しい調号」を読む
ナチュラルのあとに並ぶ新しい調号を読みます。
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例：フラット1つならヘ長調（シに♭）
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例：シャープ1つならト長調（ファに♯）
→ 以降、その調の音階・和声音で読んでいきます。
へええええ・・
書き方は2パターンあります
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同時表記：ナチュラルと新しい調号が同じ小節線で並ぶ（学習用や親切譜に多い）。
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別々表記：小節線でナチュラルのみ→次の小節頭で新しい調号（出版社によって違う）。
どちらも解釈は同じで「旧調解除 → 新調確定」です。
迷わないための3ステップ
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ナチュラルが付いた位置＝旧調の種類を確認
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新調の調号（♯/♭の数と位置）を見る
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新しい調名を決め、1〜2小節だけ音階感で弾いて耳で確かめる
よくある勘違い・注意点
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ナチュラルを“臨時記号”と誤読しない（ここでは調号解除の意味）。
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右手・左手で配置が違っても意味は同じ。
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短調でも手順は同じ（今回は長調で例示）。
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旧調から同種の記号が減る／♯↔︎♭が切り替わるときはナチュラルが出やすい（増えるだけの場合は省略される版もあります）。
まとめ
「ナチュラルでリセット → 新しい調号で確定」の順に読むのがコツ。表記ゆれがあっても、手順で追えば迷いません。
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