音の長さがわからないときは、“もっと細かく”数えてみよう
こんにちは、いのうえちづよです。
生徒さんからよくいただくお悩みに、こんなものがあります。
「音を弾いたあと、どれぐらい伸ばせばいいのかわからないんです…」
たしかに、音の長さって、理屈では分かっていても、感覚としてはわかりづらいことってありますよね。
今日は、そんなときに役立つ「数え方の工夫」についてお話します。
🎼 拍子記号を使って、リズムの土台をつくろう
楽譜には、こんな記号がついていますね。
《拍子記号の画像》↓

拍子記号の画像
これは「拍子記号」といって、リズムの単位を示してくれています。
たとえば「4分の4拍子」なら、1小節に4つの4分音符が入っているという意味です。
演奏するときは、この拍子に合わせて「1・2・3・4」とカウントしながら弾いていくのが基本。
🎵 でも…長さがあいまいなときは“もっと細かく”数えてみよう
「4分音符で数えてるのに、伸ばす長さがつかめない…」という場合は、
8分音符でカウントしてみるのがおすすめです。
たとえば:
-
4分音符 → 8分音符2つ分(1・2)
-
付点4分音符 → 8分音符3つ分(1・2・3)
つまり、「この音は8分音符○個分」と捉えると、どれぐらい伸ばすかが明確になるんです。
✋ リズムをつかむ練習:まずは“手拍子”だけでOK!
ピアノを弾きながらリズムをつかもうとすると、どうしても混乱しがち。
だから、最初は手拍子だけでリズム練習をしてみましょう。
① 手拍子でリズムだけを確認
指を動かすのは後回し。
まずはリズムだけを叩いて体に入れてみましょう。
② 必ず声に出して数えながら叩く
ただ叩くだけだと、速くなったり遅くなったりしてズレがち。
「1・2・3・4…」と声に出して数えながら叩くのがポイントです。
🎹 リズムが掴めたら、音にしてみよう
リズム打ちができるようになったら、今度は実際にピアノで音を出してみましょう。
もちろん、まだこの段階では数えながらでOK!
「1・2・3・4…」とカウントしながら、ゆっくりでいいので音にしてみてください。


ゆっくり、ゆっくり・・・
リズムが身体に入ってきたら、だんだん数えずに弾けるようになります。
その頃には、感覚的にリズムが取れるようになっているはずです。

わからなくなったら、また、前に戻って、リズム打ちや数えながら・・をしてみてくださいね。
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まとめ
「音は読めるけど、どれぐらい伸ばすのかがわからない…」
そんな悩みに対して、数え方を少し変えるだけで、リズム感がぐっと整うことがあります。
最初は数えながらで十分。
慣れてきたら、だんだんと“感じながら弾ける”ようになっていきますよ。
ゆっくり、あせらず進んでいきましょう♪
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