ピアノの本番、ハプニングはつきものです! 〜私のしくじり体験いろいろ〜
こんにちは、いのうえちづよです。
今日はちょっと昔ばなしを…
子どもの頃、私はとても体が弱くて、よく病院に通っていました。
特に喉が弱くて、すぐに熱を出してしまう子でした。
そんなある日、小学生の頃に出場したコンクールでのこと。
前日から高熱が出てしまい、当日も熱が下がらず。
ステージに上がったものの、何も弾けずにそのまま降りてきてしまいました。
…思い出すと、今でもちょっぴり胸が痛む出来事です。
でもね、こういうことって、ピアノをやっていれば本当に「あるある」なんです。
本番・発表会・コンクール・レッスン…
どれも「ハプニングはつきもの」と思っておいた方がいいのかもしれません。
たとえば私の生徒さん。
レッスン直前までお家で一生懸命練習していたのに、楽譜を家に忘れてきちゃう…なんてことも。
そのがっかりした表情を見ると、一緒にしょんぼりしちゃいます。
でも、だいじょうぶ。
そんな時も、ちゃんとレッスンはできますからね。
私自身のこと
私自身も、本当にいろいろありました。
・教員時代の学校の入学式で、ピアノを弾こうと思ったらピアノの弦が切れててカーラーみたいになってた
・発表会で譜めくりの人が来ず、自分でめくったら楽譜が吹っ飛んだ
・ママさんコーラスで伴奏をしたとき、重たい荷物を持った直後で指が震えてうまく弾けなかった…
もう、思い出せばキリがないくらいです(笑)
でも、どれも今では「ネタ」になるようなことばかり。
気にし過ぎないのが一番
ピアノの本番では、「何も起こらない」のがむしろ珍しいくらいかもしれません。
だからこそ、気にしすぎないこと。
気合いを入れすぎずに、ちょっとくらいの失敗やハプニングなら「よし、来たな!」くらいの気持ちでいると、心もラクになります。
たとえば、もし本番でヒールの右側が折れたら、私なら迷わず両方脱いじゃいます。
そっちの方が自由に弾けますから(笑)
そうそう、こんなお話もあります。
ある方が演奏している最中に、なんと停電になったんです。
でも、その方は演奏に夢中だったので気づかず、そのまま最後まで弾ききったんだとか。
しかも、聴いていたお客さんも誰一人騒がず、静かに最後まで聴いていたそうです。
すてきなお話ですよね。
まとめ
本番は、なにがあるかわかりません。
だからこそ「楽しく弾くこと」を一番にしてほしいな、と思います。
たとえ間違えたって、止まっちゃったって、それもあなたの音楽の一部。
どうか、気にしすぎずに。
そして、ピアノが「好き」という気持ちを、大事にしてくださいね。
今日もお読みくださって、ありがとうございました。