演奏に心があれば、独学でも素晴らしい演奏になる!【ピアノ独学講座 10日目】
ぴぴピアノ教室【大人初めてピアノ教室】いのうえちづよです。
将来は、憧れのあのピアニストのように、上手になりたいんです。でも、無理ですよね。独学のピアノ演奏でも、上手になるものなのでしょうか?
しゅうさん
独学講座の最後の一日は、【気持ちの問題】にフォーカスを当ててみます。
上手になりたいというのは、どういう事なのでしょうか?
目次
演奏に心があれば、独学でも素晴らしい演奏になる!【ピアノ独学講座 10日目】
独学でも、守るべき基礎基本に忠実に練習すれば、上達すると思っています。
というのは反対に、自己流では、なかなか上手くなるまではいかないのかなと。
対策としては、【曲がうまくなりたい】のか、【ピアノで音を出す事がうまくなりたい】のかで、対策が違ってくると思っています。
- 曲がうまくなりたい
- ピアノで音を出す事が、うまくなりたい
この2つの事に分けて、書いてみますね。
曲がうまくなりたい
曲の演奏をしている時、例えば音をだんだん大きくして弾くという記号があったとしますよね。
記号の意味はわかったとしても、テクニック的にそれが出来ないと曲自体の演奏がそうならない。
という事は、【うまく弾けない】という事になるんだと思います。
ただ音を鳴らすだけの場合は、そんな音楽記号は、考えなくてもいいですから。
例えば、クラシックには子どもの頃に習った歴史の様に、時代の年表みたいなものがあって、古典派、バロック、ロマン、近現代という音楽史があるんです。
この、時代時代に合った弾き方というものがあって、確かに理屈を書いた本も紹介されてはいますが、時代に合った音楽の部分は実際に演奏してもらって、自分でも演奏して、習わないと難しい部分だと思います。
まだまだ、研究途中のものもありますから。
これは【曲の演奏が上手くなりたい】事ですね。
なので、どちらが目標となるのか、見極める必要があると思います。
ピアノで音を出す事が上手くなりたい
【ピアノで音を出す事が上手くなりたい】場合は、一般的なテクニックになると思います。
アップライトピアノやグランドピアノは、ただ指で押しても音が鳴らなかったりする場合もあって、弾き方に気を付けないといけないです。
また、同じ、四分音符でも、
鎮魂歌の中の厳かな雰囲気の音
か、
ご機嫌だぜ!イエーイ!
の中の音かで弾き方って変わってきます。
このように、曲の演奏はなんとなくできるんだけど、テクニック的に音が出せないという場合は、ピアノで音を出す事が上手くなりたいだと思うんですね。
実際は、二つの事は・・
ところがですね、【曲がうまくなりたい】場合、上手く弾くためには、そのテクニックがわからないと上手くなっていかないんです。
これって、【ピアノで音を出す事がうまくなりたい】ことができないと結局は【曲が上手く】演奏できないという事なんですね~。
ややこしー。
ややこしー。
ネコ太郎
という事は、2つの事は、同じ事だという事だと言えると思います。
独学の場合どうなの?
さて、よく皆さんから寄せられたり、ネットでのご質問にも多く見られる、独学でピアノが上手くなるかという事ですが、
独学の場合で、【上手くなりたい】事が目的の場合、
ただ音を鳴らすだけではないですから、その曲に合った弾き方を自分で模索しつつ、ピアノで必要な音色の音を出すためのテクニックも同時に勉強しながらということになる。
それに加えて、
楽譜に書いてある音・リズム・音楽用語も一緒に勉強
という事ですよね。
- 音を読む
- リズムがわかる
- 音楽用語がわかる
という部分は、本も出ていますから出来るようになるかもと思います。
それ以外の部分は、YouTubeなどで音楽が聴けますから、ある程度は曲もうまくなるでしょう。
世の中には器用な方もいらして、もちろん独学でも上達される方もいます。
ですが、一番のところは、テクニックの問題なんです。
有名な曲を弾きたいと目標にしておられる方がいたとします。
例えば、ショパンのエチュードとかモーツアルトのソナタとか。
これは、ですね。
弾けるようになると思います、独学でも。
昔と違ってプロの方もYouTubeをたくさん上げていらっしゃるから。
独学で学べない事は、この音楽を演奏するテクニックの部分。
ピアノの教室に通って、習うべくは、その曲を弾く為のテクニックですね。音の切り方だったり。細かいペダルの踏み方だったり。
なので、独学で【上手くなるか?】と訊かれると上手くなるとも難しいともお答えすると思います。
今日のまとめ
今回扱った、基礎の部分。
これがないと上手く曲を弾く事は難しい。
ですが、反対にこれだけが出来ていれば、楽しくピアノを弾く事ができます。そして、おろそかにしてしまうと、なかなか正す事が出来ず、そして、自分だけだと出来ているのかできないのかがわからないところだと思います。
たかが基礎・されど基礎。
やっぱり何事も基礎の部分は大切なんだと思います。
基礎が出来ていると、演奏しやすいです。
【音の弾き間違い】だったり、【曲のど忘れ】を気にするよりも、基礎がしっかりと出来て、演奏に心があれば、独学でも素晴らしい演奏が出来ると思っています。
そして、プレイヤーが楽しんで演奏していない曲には、何の感動も生み出さないと思っています。
あなたが目指す音楽は何ですか?
テクニックだけに走ったピアノの演奏じゃ無くて、心のこもった、あなたらしい音楽を演奏してください。
10日間、お読みくださって、ありがとうございました。