こんにちは、いのうえちづよです。

将来は、憧れのあのピアニストのように、上手になりたいんです。でも、無理ですよね。独学のピアノ演奏でも、上手になるものなのでしょうか?
独学講座の最終日は気持ちの問題にフォーカスを当ててみます。
上手というのは、どういう事なのでしょうか?
「上手」とはどういうこと?
『上手』というのは、その人が上手くなったと思えた瞬間の事だと考えています。なぜなら、人からどんなに上手になったと言われても自分が納得していないと満足しないからです。
曲の演奏が上手くなりたい
曲の演奏をしている時、例えば音をだんだん大きくして弾くという記号があったとしますよね。
記号の意味はわかったとしても、テクニック的にそれが出来ないと曲自体の演奏がそうならない。
という事は、【うまく弾けない】という事になるんだと思います。
ただ音を鳴らすだけの場合は、そんな音楽記号は、考えなくてもいいですから。
例えば、クラシックには子どもの頃に習った歴史の様に、時代の年表みたいなものがあって、古典派、バロック、ロマン、近現代という音楽史があるんです。
この、時代時代に合った弾き方というものがあって、確かに理屈を書いた本も紹介されてはいますが、時代に合った音楽の部分は実際に演奏してもらって、自分でも演奏して、習わないと難しい部分だと思います。
まだまだ、研究途中のものもありますから。
これは【曲の演奏が上手くなりたい】事ですね。
なので、どちらが目標となるのか、見極める必要があると思います。
ピアノで音を出す事が上手くなりたい
この場合は、一般的なテクニックになると思います。
アップライトピアノやグランドピアノは、ただ指で押しても音が鳴らなかったりする場合もあって、弾き方に気を付けないといけないです。
また、同じ、四分音符でも、
鎮魂歌の中の厳かな雰囲気の音
か、
ご機嫌だぜ!イエーイ!
の中の音かで弾き方って変わってきます。

ご機嫌だぜ!イエーイ!
このように、曲の演奏はなんとなくできるんだけど、テクニック的に音が出せないという場合は、ピアノで音を出す事が上手くなりたいだと思うんですね。
実際は、二つの事は・・
ところがですね、【曲がうまくなりたい】場合、上手く弾くためには、そのテクニックがわからないと上手くなっていかないんです。
これって、【ピアノで音を出す事がうまくなりたい】ことができないと結局は【曲が上手く】演奏できないという事なんですね~。
ややこしー。

ややこしー。
という事は、2つの事は、同じ事だという事だと言えると思います。
独学の場合でも上手になるには2つの事に注目しよう
独学の場合でも上達するには、理論とテクニックの2つに分けて取り組むことをお勧めします。
理論の部分
理論とは大雑把に言って、
- 音を読む
- リズムがわかる
- 音楽用語がわかる
の部分です。
解説本や楽典などを使って調べる事ができるので、正確に把握できると思います。
テクニックの部分
テクニックとは、例えばショパンをショパンらしく、曲の分析などにも取り組んで弾けるようになるという事です。
レッスンなどでは、先生が曲の解説をしつつ、ショパンらしい弾き方を伝えながら、その曲の実際の演奏を弾いて聴かせてくれます。
そして生徒さんの演奏のフィードバックをくれるので、それの練習をしながらさらに上達していけますよね。
独学の場合は、演奏の真似まではできるけど、ショパンらしい弾き方などを学ぶ事ができないので、
上達の到達点をしっかりと決めて取り組む
独学でも、充分上達できると思っています。
自分の到達点をしっかりと決めて取り組みましょう。
まとめ
今回独学10日間のシリーズで扱った基礎の部分は、ちょっとした事だけどとても大切な部分です。やっぱり何事も基礎の部分は大切なんだと思います。基礎が出来ていると、演奏しやすいですから。
音の弾き間違いだったり、曲のど忘れを気にするよりも、基礎にしっかりと取り組みながら、演奏に心があれば、独学でも素晴らしい演奏が出来ると思っています。
そして、プレイヤーが楽しんで演奏していない曲には、何の感動も生み出さないと思っています。
あなたが目指す音楽は何ですか?
テクニックだけに走ったピアノの演奏じゃ無くて、心のこもった、あなたらしい音楽を演奏してくださいね。
10日間、お読みくださって、ありがとうございました。
9、ピアノ初めて9日目【音楽を素敵に表現する為にペダルの踏み方を練習しよう!】
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