「今回はこの音弾かなくていいですよ。抜いちゃいましょう」とお伝えするのはこんな時

ピアノを弾くご年配の方 弾き方のポイント(初心者)

ぴぴピアノ教室【大人初心者ピアノ教室】いのうえちづよです。

ご年配の生徒さん
ご年配の生徒さん

先生、楽譜のこの部分の音がどうしても押さえられないんです。

こういう場合って、あります。
特にご年配の方の場合は、指が痛かったりされる場合もあるので、今日はこういう場合について書きます。

「今回はこの音弾かなくていいですよ。抜いちゃいましょう」とお伝えするのはこんな時

コードでアレンジの場合

  • コード(=和音)の中の音を全部使って弾く
  • 和音の中の音を使って弾く

という2つの場合があります。

楽譜を使って演奏する場合も、左手の音って、コードの中の音でできている場合がほとんどですから、アレンジするように、「音を変えて」とか、書かれている音を弾かずに演奏する場合もあるんです。

 

レッスンでも、生徒さんが、
『この音、どうしても弾けないんです。』
と、おっしゃる時は、
『そんな時は、弾かずに飛ばしてしまいましょう。』
と、お答えしています。

以前、この事をtwitterでつぶやいたら、一般の方に、お叱りを受けました。

ねこ太郎
ねこ太郎

そうなの?大変だったね。

生徒さん側に、時間や心に余裕がある時は、それを弾けるようにする為にあらゆるアイデアを出します。

また、教室レッスンの半分以上の生徒さんは、ご年配の方です。
バリバリに、ピアノを弾く方たちばかりでは有りません。

ただ、素敵にピアノを奏でたい方たちです。

こういう方たちは、

楽譜通りに弾く!
音をなくしちゃだめ!

 

と言われたら、本当に楽しくないですよね。

 

ピアノを習う目的を考えてみましょう

ピアノを習う目的はなんですか?
曲を完璧にこなす事??

違いますよね。

いのうえちづよ
いのうえちづよ

ピアノで曲を演奏して音楽を楽しむ事ですよね。

音楽って、絶対に変えられない理論の部分もありますが、融通のきくハーモニーの部分もあります。
気持ちに余裕がない時、さらに苦しい練習をする必要はありません。

出来るようになる事が、ストレス解消になる方は、大いに練習しましょう。
お手伝いします。

ですが、そういうときじゃない時は、少し音を減らしてでも、心に余裕を持って演奏することは、決してまちがいでは無いと考えています。

 

まとめ

曲は、合格して終わりではありません。
その曲とご縁が出来たのですから、今から、何回も弾く機会を持てるのです。

そのうち、その曲と、とっても親しくなって、完璧に楽譜通りに弾きたい時もあるかもしれません。

もちろん、弾けなくても、何の問題もありませんけど。

大切な事を、思い出して下さい。

音を奏でるには、

  • 楽器を優しく演奏する事
  • 聴いている人の心に響く演奏をする事。

これが一番だと思います。