こんにちは、いのうえちづよです。
コードとは、楽譜に書かれた、C・Fm・G7などの記号のことです。

コードを勉強すると、なにか良いことがあるの?結局、後から譜読みをしないといけなくなって、二度手間になるのでは?
と思う方必見の内容です。
コードを学ぶと、譜読みが楽になる?
コードは「読みにくいもの」と思われがちですが、実は譜読みの助けにもなるんです。
譜読みが苦手な方が、少し楽に譜読みが出来るようになる方法として、楽譜に書いてある、このコード記号を読んで、演奏する方法があります。
コードは、アルファベットや数字で書かれていて、あまり馴染みのないものなので、敬遠される方も多いと思います。更に、沢山の種類を覚えないといけないと思われる方もいらっしゃるでしょうが、実は、そんな事はありません。
まずは、弾きたい曲に書いてあるコードを数個だけ覚えればいいです。
コードは「左手の譜読み」のヒントになる
コードは、例えばCと書いてある場所の左手の音も、C=ドの音が使ってあるよ、という事が分かるんです。
コードは決して、意味のないものは、書いてありません。その曲のその部分に、合う響きを持つ和音が書いてあるんです。
コードの“最初のアルファベット”が重要
コードの最初の文字(例:C・D・E)は、その和音の根音(ルート)を表します。
根音についての関連記事はこちらです↓
コードが示す音と、楽譜の左手を比べてみよう
コードと左手の譜面を見比べると、使われている音がリンクしていることがわかります。
この表を見て下さい。
これは、教室で使っている音の読み方の表ですが、階名と書いてある所に、馴染みの深い、ドレミ・・・が書いてありますね。
次に、英語読み・コード読みと書いてあるところを見て下さい。
ここには、C・D・E・F・G・A・Bと書いてありますね。
コードは、最初の文字が、AからGまでのアルファベットを使って出来ています。最初にCがつくコードの場合、基準になる音はドになるよという事が書いてあるんです。
D→レ、E→ミ・・という具合ですね。
色々なコードの読み方
この楽譜を見て下さい↓
①に、Cmというコードが書いてありますね。なので、根音はドの音です。
次にその下のヘ音記号の左手の音を見て下さい。楽譜の左手は、ちゃんとドの音になっていますね。
こちらの楽譜を見て下さい↓
②に、E♭7/B♭と書いてあります。
この場合は、/←この記号の、右側に書いてある音が指定されています。ここでは、B♭なので、シの♭がついた音を弾きます。
楽譜を見てみましょう。ヘ音記号の左手の音を見てみると、ちゃんとシの♭が付いた音になっていますね。
ここの♭は、音に書いてない場合も、調号として書いてある場合があるので、ちゃんと確認してくださいね。
最後は、E♭ですね。
Eはミの音で♭もついていますから、左手のヘ音記号の楽譜には、ミの♭が書いてあります。
コードを読むと、譜読みが少し楽になる
コードをきっかけに音を想像する力が育つと、ヘ音記号の譜読みも自然に身につきます。
このように読んでいけば、コードを読むと、左手で演奏するヘ音記号に出てくる音を読む時の、ヒントになりますね。
まとめ:コードは“譜読みの味方”になる
楽譜に書いてあるコードは、ちゃんとその場の響きにふさわしいものが使ってあります。なので、そのコードを読み解くと、左手の音の譜読みにも役立つんですね。
譜読みが苦手な方でも、コードから音を読む練習をすれば、自然とヘ音記号も怖くなくなります。
コードと譜読みのつながりについては、無料メルマガでもわかりやすくお伝えしています。気になる方は、のぞいてみてくださいね。