ハ長調の和音をト長調に移調する方法

ハ長調とト長調の和音 音楽の知識
ハ長調とト長調の和音

こんにちは。いのうえちづよです。

さくらさん
さくらさん

ハ長調のメロディをト長調に移調する時って、それにつけられた和音は、どうなるの?

今回は、そのハ長調の曲に付けられた和音の伴奏をト長調で演奏した場合、どのように変わるか書いてみますね。

ハ長調の和音をト長調に移調する方法

【移調】

有る調で作られた曲を、他の調に移すことです。

例えば、ハ長調で作られた【ちゅーりっぷ】をト長調にすることですね。

 

ハ長調のメロディをト長調に移す時は、そのメロディにつけられた和音も、新しい調へ移します。

ハ長調は、調号無しの調で、シャープやフラットは付きません。

これを、ト長調に移調するには、ファの音にシャープが付来ます⬇️

ト長調の音階

ト長調の音階

 

【注意する点】

ト長調は、ソ=トから始まる音階です。
音階というのは、その曲を作っている音の集まりです。
ト長調は高さに関係なく、全てのファの音に♯が付きますから、和音の場合も、必ずつきます。

 

【方法】

  • 元になる調を確認して、調号を確認
  • 移調したい調を確認して、調号を確認します
  • 対になる和音を探す

 

順番に説明しますね。

元になる調を確認して、調号を確認

まずは、移調したい曲の調を確認して、付いている調号を確認します。

ハ長調の場合、調号はありませんので、調号無しとなります。

移調したい調を確認して、調号を確認します

次の作業は、移調先の調を確認して、調号を確認します。

移したい調は、ト長調ですから、まずは音階。下図⬇️

ト長調の音階

ト長調の音階

 

そして、
調号は、ファの音にシャープ1個
と、確認します。

 

対になる和音を探す

この表を見てください。↓

ハ長調とト長調の和音

ハ長調とト長調の和音

 

ハ長調で弾かれている和音を、ト長調に移調した時の対の和音が書いてあります。

 

ハ長調の曲で、ド・ミ・ソ(Cコード)という和音が使われているところでは、
ト長調の場合は、ソ・シ・レ(Gコード)という和音を弾きます。

 

ハ長調がF(ファ・ラ・ド)だった場合、ト長調では、C(ド・ミ・ソ)

ハ長調がG(ソ・シ・レ)だった場合は、ト長調では、D(レ・ファ♯・ラ)です。

 

なぜこうなるかと言うと、もともと、和音は、音階のそれぞれの音の上に、音を重ねて作られています。

なので、ハ長調では、1番目の音の上に作られた和音は、ド・ミ・ソですから、これに対する和音は、

ト長調の音階の、やはり、1番目の音のソの上に作られた和音となるからです。

音は、ソ・シ・レとなります。下図⬇️

 

和音が確認できたら、移調します。

メロディも移す場合は、

先程の和音の表のように、対になる音へ移動させますね。下図⬇️

移調奏の説明

ハ長調より音が5つ上の調、ト長調に移調する時は、それにつけられている和音も、5つ上の音、ソ・シ・レに移調する

 

 

まとめ

童謡などの場合は、歌う子どもたちに合わせて、曲の調を上げ下げすることがあります。

使われている調が、割と決まっていて、動かす音が、少ないので、取り組みやすいと言えます。

最初は少し難しいですが、鍵盤の上で、数えながら動かしてみてくださいね。

 

今日もお読みくださってありがとうございました。

 

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