手首の位置が気になるときは、鍵盤に紙を貼って確認してみましょう

演奏のフォーム

こんにちは、いのうえちづよです。

手首の位置は、弾きやすさに大きく関わります

ピアノを弾くとき、
手首の位置(高さ)が鍵盤とほぼ平行になっていることは、
とても大切なポイントです。

ただ、「平行に」と言われても、
実際には合っているのか分かりにくいですよね。

今日は、紙を使って手首の位置を確認する方法をご紹介します。

「手首は鍵盤と平行」が基本です

正しい演奏フォームの基本として、
手首は鍵盤と平行、またはそれに近い高さに保ちます。

この位置だと、

  • 指が自然に上下しやすい
  • 鍵盤を“引っ張る”動きになりにくい
  • 力が入りすぎにくい

というメリットがあります。

紙1枚で、手首の高さを確認する方法

やり方はとても簡単です。

1️⃣ 細長い紙を1枚用意します
2️⃣ 端を1cmほど折ります
3️⃣ 折った部分を、鍵盤の隙間にそっと挟みます

真横から見ると、「鍵盤と平行」の高さが目で確認できる状態になります。

このまま、いつも通り鍵盤に手を乗せて、曲を弾いてみてください。

 

やよいさん
やよいさん

あら、なぜか弾きにくいわ。紙に触る・・・。

さくらさん
さくらさん
あたしは、時々触る感じ。

紙に触れるとき・触れないときの違い

実際にやってみると、反応は人それぞれです。

  • 常に紙に触ってしまう
  • ときどき触る
  • ほとんど触らない

これは「良い・悪い」ではありません。

曲の途中で、音色のために意図的に手首が上下することはあります。

ただ、いつも紙に触ってしまう状態は、手首が低くなりすぎている可能性があります。

紙に当たる場合の考え方と対策

常に紙に触ってしまう場合は、手首を少し上げて、ゆるやかな山形を作るイメージを持ってみてください。

よくあるのが、手首を変えずに「体を左右に揺らして紙を避ける」方法ですが、これはおすすめしません。

この弾き方だと、打鍵のたびに体が揺れてしまい、安定しにくくなります。

ここでは、
👉 「おいで〜おいで〜」のお化けの手の形
を思い出してみてください。

力を抜いた、自然な手の形がヒントになります。

まとめ|うまくいかないときは、立ち止まって確認してみましょう

練習してもなかなかうまくいかないとき、
つい「もっと練習しなきゃ」と思ってしまいますよね。

でも、そんなときこそ、

  • 一度練習を止めて
  • フォームを確認して
  • また弾いてみる

という時間が、とても大切です。

紙1枚でできる確認なので、
ぜひ気軽に試してみてください。

ピアノは、楽に・気持ちよく弾ける楽器です。
楽しみながら続けていきましょうね。

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